4M のメモリー 16 完

asabato

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女装の不思議な関係 6

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 数日後「ねー聞いてよ、成瀬からメール来たよ」この間の飲み会の時に・・噂した話が通じたのだろうか。

他の先輩が「で、なんだって ?」

「いや、何にも・・ただこの間、見掛けましたよ・・だってさ」会ってもないのに・・それで「懐かしくてメールしました。新人さん入ったんですね、良かったです」それだけ。

私たちグループ3人で一緒に居た時は、居酒屋でヤキトリを食べている時だけだし、それならその時に声掛けてくれれば歓迎してやったのに、何処にいたのだろうか?後になってメールするなんて意味が分からないという。・・私は、もしかして居酒屋でも女装してたのならと・・納得出来た。

女装の彼、成瀬は私のことを新人と分かったらしかったので、もう公園でブラブラ女装した男を探すような行為は出来なくなってしまった。

ただ、確実に女装して現れているのを知ったので、偶然に街中で出会えれば声を掛けてくれることを期待した。

すると「アイツ、今度誘ってみようか!」

そう先輩たちが提案したので、私は4Mメモリーを返せてホッとする気持ちと、成瀬という男の現実を知ってしまうのが怖くて、イメージが狂ってしまいそうでいた。そんな女装の不思議な関係が無くなるのが寂しい気もするのだ。

早く忘れたい気持ちがあったのに、今では複雑に揺れる女心である。つづく
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