【完結】閨係の掟

ユユ

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初夜を迎えたアリサ

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体温を感じる。
肌の感触が心地いい。
だけど下腹部が重い。

「アリサ。起きた?」

「…おはようございます」

そっか。昨夜は初夜だった。

「体はどう?」

「下腹部が重い感じがします」

「ごめんね。無理をさせて」

「いえ」

「すごく幸せな瞬間だった。嬉しかったよ」

「優しくしてくださりありがとうございました」

「アリサ。君は閨係で俺が王族だから身構えてるのかもしれないけど、俺はアリサを妻に迎えた気で大事にするつもりだ。
アリサの初めてをもらったし、俺もアリサが初めてだった。アリサで良かったと心から思う。

アリサをもっと身近に感じたいし、甘えてもらいたい。沢山話もしたいんだ。

俺のことが嫌でなければ、俺の望みを叶えてはくれないか」

「カイン様。私、困惑しております。
それが本当だとしても、私は閨係です。
殿下の高まりを解消したり癒すためだけの存在です。周囲は好意的には見てくださいません」

「アリサ。本心でお願いしているんだ」

「それに私は子爵家で生まれた娘に過ぎません」

「……ならば命令ならどうだ」

「かしこまりました」

「アリサ、もっとこっちに来て身を寄せてくれ」

「はい、カイン様」



カイン様は初夜が済んでも私室に戻らず、朝まで抱きしめてくださった。
そして朝食を運ばせてベッドの上で一緒に食べて、私の部屋を退室なさったのは10時過ぎだった。

カイン様が退室すると間もなく宮廷医が確認に来た。

「膝を立てて脚を開いてください」

恥ずかしいが従った。

「確認のため、器具を挿入します。
少し冷たいですよ」

「はい」

「膣口に小さな裂傷が認められる。
入宮検査の時に認められた膜は無し。出血の痕あり。
膣内に精液が認められる。
シーツのシミと膣内の量から多量。

間違いなく、殿下と初夜を済ませたことを認める。  

アリサ様。殿下の吐精の回数を教えてください」

「中に二回です」

「ありがとうございます。確かに、アリサ様はカイン王子殿下の専属閨係となりました。

それでは、こちらをお飲みください。避妊薬です」

医師から受け取り飲み干した。

「アリサ様から何かございますか」

「この下腹部の痛みはいつ頃治りますか」

「すぐ無くなる方もおりますが、数日引き摺る方もおります。慣れるまではゆっくり体を休めてください。痛み止めを処方しましょう」

「ありがとうございます痛み止めは結構です」


医師達が退出すると、メイドが湯浴みの準備を始めた。そして後処理をしっかりしてもらう。
恥ずかしいが大事なことだ。

「後で侍女長がいらっしゃいます」

「分かりました」



湯に浸かりながら昨夜のことを思い出す。

優しく抱きしめて、手触りを確かめるように優しく指に髪を滑らせ、私を見つめながら髪を耳にかけ、そのまま唇を近付けて止まった。

キスさえも慎重に優しくしてくださった。
胸を優しく包み形を変えさせながら耳朶、首筋、鎖骨、胸の間と唇を滑らせ、下から胸を舐め上げて頂を口に含んだ。

最初は優しく。だけど舐める力が少しずつ強くなり、プクッと立ち上がった頂が様々な角度に押し倒される。そのまま舌は腹を這い、秘部へと到達した。

優しく上下に陰核やヒダを舐め上げる。
時折吸い、舌先が膣口を刺激する。侵入しているのではないかというくらいに。

しばらくして腕を腿に回し、秘部の肉を左右に押し広げると、陰核だけを執拗に舐めだした。
強い刺激に腰を逃すと、

『アリサ。力を抜いて受け入れて』

カイン様の声に閨係だったことを思い出し、命令に従う。

従うけど、刺激が強すぎて勝手に体が動いてしまうのだ。

そして、痺れの様な刺激から突然視界が白くなった。そしてチカチカした。
その間も陰核を吸われ何かが中で蠢きだした。

カイン様が一度唇を離した。


“アリサ、愛してる”

白くチカチカした世界で小さく聞こえてきた言葉。
ただの閨係なのに聞こえるはずのない幻聴。

あり得ない。
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