【完結】閨係の掟

ユユ

文字の大きさ
14 / 32

メリッサの企み

しおりを挟む
【 メリッサの視点 】


アリサ見ていたら許せなくなってきた。
アリサの目が私を見下しているように見えた。

アリサは実家に引き取られても伯爵令嬢。
結婚しても伯爵夫人。
そんなの許せなかった。

13歳の頃には胸がかなり大きくなったし、美人と言われ、実年齢より上に見られた。

ある日、領地の屋敷の塀を修復する為に工事を請け負った男達が出入りするようになった。

その責任者を見かけると、舐め回すように私の身体を見た。

そしてある日。

『お嬢さんは応募するのかい?』

『応募?』

『2年後に第二王子の閨係が募集されるだろう』

よく分からなくて詳しく話を聞いた。

『つまり、専属娼婦だな』

これだと思った。

『どうやったらなれるのかしら』

『当主が申し込まないと駄目だな。
子爵家か男爵家の娘で、健康な生娘じゃないと。
その上で選抜される』

『私に興味があるのはおじさんでしょう』

『そりゃ美人で魅力的なお嬢さんを前にしたら、誰でも焦がれるさ』

『いいわよ』

『つまり?』

『こっちに来て』

屋敷の裏にある物置に連れて行き、ワンピースの裾を捲り下着を脱いだ。

『……経験あるのか』

『無いわ』

そう言うと、おじさんは作業台に座らせて脚を押し曲げて裾を捲ると股間を舐め始めた。その内指を入れ、さらに指を増やした。

『最初は痛いぞ』

『我慢するわ』

赤黒い反り勃った陰茎を、私の中に挿れた。

『いっ!』

『すぐに慣れるさ』

奥まで挿れると、後ろのボタンを外して、ワンピースを肩からずらすと胸を露出させて揉み始めた。

『いい胸だ』

『好きなの?』

『男はデカい胸が好きなんだよ。
見ても触っても興奮するし、揺れるとさらに興奮するし、挟めるし』

『挟む?』

『お嬢さんに挿れているモノを胸で挟んで扱くんだ。視覚で楽しむという方が強いかもしれないな』

『そう』

『動くぞ』

ゆっくり腰を動かし始めた。

『あ~気持ちいいっ
狭くて締まっていて最高だ』

『本当?』

『本当だよ。アソコの締まりが良くておっぱいも大けりゃ、男にとって理想の女だ。しかもお嬢さんは美人だしな』

『おじさん結婚してるの?』

『してるよ』

『奥さんより気持ちいい?』

『雲泥の差だよ。嫁はここまでデカくないし、子を産んで少し緩くなった。美人じゃないしな。

やべぇ……昨日嫁さんで抜いたのに、もう出ちまう』

痛く無くなってきた。

『駄目だ、出る!……くっ』

おじさんは、顔を歪めて腰を押し付けた後、大きく息を吐いた。

『痛くないか』

『痛くなくなったわ』

そう言うと、私を台から下ろして、後ろを向かせた。
上半身を台に押し付けると、後ろから挿入した。

パンパンと音がなるほど激しく腰を振り、また出した。

『ふう。スッキリした。
慣れれば凄く気持ちよくなるからな』

『じゃあ、おじさんがいろいろ教えてくれる?
男が喜ぶこと』

『教えてやるよ』


その後、おじさんから男が喜ぶ技を教えてもらった。

『そうそう。しっかり男を見ながら舐めるんだ。
絶対に嫌そうにしたら駄目だ。苦しそうにするのは構わない。

奥まで咥えられるようになるといい。舌も使って。奥に挿れるのが平気なら、喉を締めると喜ぶぞ。

竿を扱きながら玉も舐めたり咥えたり吸ったりして』

『ゲホッ ゲホッ』

『出来るようになれば男は大喜びだ。

さあ、上に乗って、いろいろ試して相手が気持ちよくなる角度を探すんだ。見つけたら、一心不乱に腰を振って絞り上げるのもいいし、時には焦らすのもいいだろう』

10回以上おじさんに身体を使わせて、工事が終わるという頃に、お母様に計画を話した。








しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました

蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。 そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。 どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。 離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない! 夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー ※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。 ※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる

奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。 だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。 「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」  どう尋ねる兄の真意は……

真面目な王子様と私の話

谷絵 ちぐり
恋愛
 婚約者として王子と顔合わせをした時に自分が小説の世界に転生したと気づいたエレーナ。  小説の中での自分の役どころは、婚約解消されてしまう台詞がたった一言の令嬢だった。  真面目で堅物と評される王子に小説通り婚約解消されることを信じて可もなく不可もなくな関係をエレーナは築こうとするが…。 ※Rシーンはあっさりです。 ※別サイトにも掲載しています。

私の意地悪な旦那様

柴咲もも
恋愛
わたくし、ヴィルジニア・ヴァレンティーノはこの冬結婚したばかり。旦那様はとても紳士で、初夜には優しく愛してくれました。けれど、プロポーズのときのあの言葉がどうにも気になって仕方がないのです。 ――《嗜虐趣味》って、なんですの? ※お嬢様な新妻が性的嗜好に問題ありのイケメン夫に新年早々色々されちゃうお話 ※ムーンライトノベルズからの転載です

【完結】愛する夫の務めとは

Ringo
恋愛
アンダーソン侯爵家のひとり娘レイチェルと結婚し婿入りした第二王子セドリック。 政略結婚ながら確かな愛情を育んだふたりは仲睦まじく過ごし、跡継ぎも生まれて順風満帆。 しかし突然王家から呼び出しを受けたセドリックは“伝統”の遂行を命じられ、断れば妻子の命はないと脅され受け入れることに。 その後…… 城に滞在するセドリックは妻ではない女性を何度も抱いて子種を注いでいた。 ※完結予約済み ※全6話+おまけ2話 ※ご都合主義の創作ファンタジー ※ヒーローがヒロイン以外と致す描写がございます ※ヒーローは変態です ※セカンドヒーロー、途中まで空気です

【完結】私は義兄に嫌われている

春野オカリナ
恋愛
 私が5才の時に彼はやって来た。  十歳の義兄、アーネストはクラウディア公爵家の跡継ぎになるべく引き取られた子供。  黒曜石の髪にルビーの瞳の強力な魔力持ちの麗しい男の子。  でも、両親の前では猫を被っていて私の事は「出来損ないの公爵令嬢」と馬鹿にする。  意地悪ばかりする義兄に私は嫌われている。

隣国に嫁いだちょいぽちゃ王女は帰りたい

恋愛
パンデルム帝国の皇帝の末娘のシンシアはユリカ王国の王太子に政略結婚で嫁ぐことになった。食べることが大好きなシンシアはちょいぽちゃ王女。 しかし王太子であるアルベートにはライラールという恋人がいた。 アルベートは彼女に夢中。 父である皇帝陛下には2年間で嫌になったら帰ってもいいと言われていたので、2年間耐えることにした。 内容はありがちで設定もゆるゆるです。 ラブラブは後半。 よく悪役として出てくる隣国の王女を主役にしてみました。

届かぬ温もり

HARUKA
恋愛
夫には忘れられない人がいた。それを知りながら、私は彼のそばにいたかった。愛することで自分を捨て、夫の隣にいることを選んだ私。だけど、その恋に答えはなかった。すべてを失いかけた私が選んだのは、彼から離れ、自分自身の人生を取り戻す道だった····· ◆◇◆◇◆◇◆ 読んでくださり感謝いたします。 すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。 ゆっくり更新していきます。 誤字脱字も見つけ次第直していきます。 よろしくお願いします。

処理中です...