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友達
彼の正妻ソレンヌ妃とロドリグが越してきて数日。
私は部屋に閉じ籠るか、城内の出来るだけ遠くで飲み物とサンドイッチを持って過ごすようになった。
朝と夜だけ帰る感じだ。
質素な服を着て、本宮へお邪魔している。図書室へ行くこともあるし、庭師の助手というか雑用をしていることもある。この間はメイド服を借りて一緒に掃除をしていた。最近は洋裁部に来て簡単な繕い物をしている。
「カレン様、午後に厩舎の大掃除をやるって聞きましたけど、まさか行きませんよね?」
「本当!? 行く行く! みっちゃん ありがとう!」
「カレン様、馬糞の掃除ですよ?」
「馬だって生きてるのだから糞くらいするわよ」
そして午後、厩舎に到着。
「本当に手伝うんですか?」
「力無いけどやれることはあるから」
ある程度の糞や敷き藁を撤去した後の細かな掃除を担当した。水は汲んでくれたので、水撒きしながら掃除していく。
時間はかかったが、かなり綺麗になったと思う。
「すごいですね。正直気まぐれで直ぐに根を上げて止めると思っていましたよ」
厩舎の管理人トニーおじさんが満面の笑みだ。
「無心になれていい運動になりました。明日筋肉痛になりそうですけど」
少し乾かして藁敷きを手伝った。
かなり汚れてしまったので近くのシャワーを借りることにした。着替えはある。汚れたまま帰ってもいいんだけど歩いた道や廊下のことを考えるとね。
先にシャワーの音がするけど、壊れてるのかな?
手前を使えと言われたので手前のシャワーのお湯を出した。
「なあ。厩舎でお湯のシャワーなんて初めてなんだけど」
隣?から男の声が聞こえた。
え!?
「なあ、聞いてるのか……」
仕切りはあるがドアはない。
返事をしない私の方を覗いたのは男だった。
「ギャーーーー!!」
バン!
「カレン様!!」
叫び声にミリアが飛び込んで来た。
「この不届者!!」
「待て待て! 先に使っていたのは私だ! 叫んだのも私だろう!」
男は言った。
「みっちゃん。確かにその通りよ。このまま汚れを落とすからそこに居て」
全裸を見られた。
そして。
近くの野外テーブルと椅子に座り、擦り合わせをした。
「男の叫び声だと誰も来てくれないんだな」
ミリア以外駆けつける者がいなかった。
「すみません。確認不足でした」
平謝りのミリアは、“誰も使っていないから使ってきていいよ”と言われたので確認せず私を案内した。だけどこの人が勝手に使っていたのだ。
馬が驚いて、泥濘に落ちたらしい。それで洗い流していたのだとか。
「何処かのお嬢さんなんだよね? 王女と同じ名前だけどまさかね」
「そのまさかです」
「私は処刑されるのですか?」
「しませんよ。さっきのことは3人の秘密です。知られると3人とも都合が悪いですから。かしこまらなくていいですよ。王族以外で普通に話してもらえるの久しぶりですから」
「わかった。私はローフット。母についてきて、暇だから馬に乗せてもらったらこのザマだ。あれ? カレン王女って他国に嫁いでいなかった?」
「出戻りました」
「そ、そうなんだ」
「まあ、また紙の上の既婚者ですけどね」
「え? 再婚してるってこと?」
「式は未だですけど。というか省くんじゃないですか、きっと」
「酷いな。こんな可愛い子のウエディングドレスを着た姿を見たくないなんて」
「最初の夫は最初から私を嫌って罵っていましたし、次の夫は甘い雰囲気を出したのは出会った時だけでした」
「外れクジを引くタイプなんだね」
「遠慮がないですね」
「す、すみません」
「そういう意味で言ったのではありません。落馬して怪我は無いのですか」
「泥濘だからかな。痣ができたくらいだよ」
その後はくだらない話をして日が暮れ出したので解散した。
絵本の王子様みたいな外見の人だった。
そういえば家名だけしか聞かなかったなと思ったが、二度と会わないだろうと忘れることにした。
お母様のいる後宮に寄ってご飯を食べたら眠くなってしまった。
「あらあら。ウトウトしているわ。子供みたいね」
「日中は厩舎掃除をお手伝いなさったので疲れたのだと思います」
ついには眠ってしまった。
「サジテール宮に、カレンはここで寝ると伝えてもらえるかしら」
「かしこまりました」
だけど結局この人が迎えに来た。
「義母上、カレンを迎えに参りました」
「ここで寝かせてあげたいわ」
「……連れて行きます」
アーサーはカレンを抱き上げた。
「殿下、カレンを戻してくださいませんか」
「嫌です」
「カレンの心は疲れています」
「カレンを手放す気はありません。失礼します」
サジテール宮に着くとソレンヌが二人に寄った。
「どうなさったのですか」
「厩舎の掃除で疲れて義母上の部屋で寝てしまっただけだ」
「……」
翌朝は寝過ごした。起きたら9時をまわっていた。
ジュースだけ飲んでお昼ご飯を持って出かけた。
今日は噴水の掃除がある。湧水を使ったものでかなり大きい。
ピクニックマットを敷き荷物を置き、裾を捲って長靴を履いて噴水に入った。
「冷たいのね」
「無理をなさらなくても」
「大丈夫。せっかく依頼を受けたんだから」
厩舎掃除を見た人が、噴水掃除があると教えてくれて、やりたいならと依頼してくれたのだ。
順調に磨いてお昼が近付いた。
「お! 本当にいた」
「あ、なんとかさん。また来たんですね」
「ローフットだよ」
「じゃあ、ローさんでいいや。水が跳ねるといけないですから、近寄らない方がいいですよ。さようなら」
「なんで追い払うんだよ」
「仕事中なだけです」
いなくなったと思ったのに長靴と道具を借りて戻ってきた。
「ローさん。何してるんですか?」
「友達の手伝いだよ」
「友達?」
「友達でいいだろ? カレン」
「ふふっ 仕方ないですね。お友達になってあげます」
「強がっても顔に嬉しいって出ちゃってるぞ」
「ローさんこそ。寂しくて来たくせに」
そんなことを言い合いながら磨き、一旦昼食休憩にした。
「美味いな。どこの管轄の料理人が作ってるんだ?」
「パンは作ってもらいましたが具は自分で作って挟んでます」
「料理するの!?」
「大した料理じゃないですよ」
「存在感のない夫に作ったりするの?」
「作りませんよ」
「じゃあ、私が一番最初に食べたのかな」
「いえ。料理長とみっちゃんが最初です」
「残念」
「あの、まさか口説こうとしています?」
「そんなつもりはないのだが」
「自意識過剰でした。ごめんなさい。もうそういうのは要らないし、お友達を減らしたくないので。違うなら良かったです。よし。今度予め会うと分かっていたら違う初めてのものを作ってきてあげます」
「本当? 明日は何するの?」
「決まっていません。彷徨いて何も見つけられなければ洋裁部に顔を出します」
「カレン様~!」
「ジョルおじ様、こんにちは」
「アーサー殿下がお探しです」
「え? 何で」
ミリアの方を見たが
「存じ上げません」
「ジョルおじ様、食べたら行くわ。噴水掃除は明日続きをやるから残しておいて」
「かしこまりました」
私は部屋に閉じ籠るか、城内の出来るだけ遠くで飲み物とサンドイッチを持って過ごすようになった。
朝と夜だけ帰る感じだ。
質素な服を着て、本宮へお邪魔している。図書室へ行くこともあるし、庭師の助手というか雑用をしていることもある。この間はメイド服を借りて一緒に掃除をしていた。最近は洋裁部に来て簡単な繕い物をしている。
「カレン様、午後に厩舎の大掃除をやるって聞きましたけど、まさか行きませんよね?」
「本当!? 行く行く! みっちゃん ありがとう!」
「カレン様、馬糞の掃除ですよ?」
「馬だって生きてるのだから糞くらいするわよ」
そして午後、厩舎に到着。
「本当に手伝うんですか?」
「力無いけどやれることはあるから」
ある程度の糞や敷き藁を撤去した後の細かな掃除を担当した。水は汲んでくれたので、水撒きしながら掃除していく。
時間はかかったが、かなり綺麗になったと思う。
「すごいですね。正直気まぐれで直ぐに根を上げて止めると思っていましたよ」
厩舎の管理人トニーおじさんが満面の笑みだ。
「無心になれていい運動になりました。明日筋肉痛になりそうですけど」
少し乾かして藁敷きを手伝った。
かなり汚れてしまったので近くのシャワーを借りることにした。着替えはある。汚れたまま帰ってもいいんだけど歩いた道や廊下のことを考えるとね。
先にシャワーの音がするけど、壊れてるのかな?
手前を使えと言われたので手前のシャワーのお湯を出した。
「なあ。厩舎でお湯のシャワーなんて初めてなんだけど」
隣?から男の声が聞こえた。
え!?
「なあ、聞いてるのか……」
仕切りはあるがドアはない。
返事をしない私の方を覗いたのは男だった。
「ギャーーーー!!」
バン!
「カレン様!!」
叫び声にミリアが飛び込んで来た。
「この不届者!!」
「待て待て! 先に使っていたのは私だ! 叫んだのも私だろう!」
男は言った。
「みっちゃん。確かにその通りよ。このまま汚れを落とすからそこに居て」
全裸を見られた。
そして。
近くの野外テーブルと椅子に座り、擦り合わせをした。
「男の叫び声だと誰も来てくれないんだな」
ミリア以外駆けつける者がいなかった。
「すみません。確認不足でした」
平謝りのミリアは、“誰も使っていないから使ってきていいよ”と言われたので確認せず私を案内した。だけどこの人が勝手に使っていたのだ。
馬が驚いて、泥濘に落ちたらしい。それで洗い流していたのだとか。
「何処かのお嬢さんなんだよね? 王女と同じ名前だけどまさかね」
「そのまさかです」
「私は処刑されるのですか?」
「しませんよ。さっきのことは3人の秘密です。知られると3人とも都合が悪いですから。かしこまらなくていいですよ。王族以外で普通に話してもらえるの久しぶりですから」
「わかった。私はローフット。母についてきて、暇だから馬に乗せてもらったらこのザマだ。あれ? カレン王女って他国に嫁いでいなかった?」
「出戻りました」
「そ、そうなんだ」
「まあ、また紙の上の既婚者ですけどね」
「え? 再婚してるってこと?」
「式は未だですけど。というか省くんじゃないですか、きっと」
「酷いな。こんな可愛い子のウエディングドレスを着た姿を見たくないなんて」
「最初の夫は最初から私を嫌って罵っていましたし、次の夫は甘い雰囲気を出したのは出会った時だけでした」
「外れクジを引くタイプなんだね」
「遠慮がないですね」
「す、すみません」
「そういう意味で言ったのではありません。落馬して怪我は無いのですか」
「泥濘だからかな。痣ができたくらいだよ」
その後はくだらない話をして日が暮れ出したので解散した。
絵本の王子様みたいな外見の人だった。
そういえば家名だけしか聞かなかったなと思ったが、二度と会わないだろうと忘れることにした。
お母様のいる後宮に寄ってご飯を食べたら眠くなってしまった。
「あらあら。ウトウトしているわ。子供みたいね」
「日中は厩舎掃除をお手伝いなさったので疲れたのだと思います」
ついには眠ってしまった。
「サジテール宮に、カレンはここで寝ると伝えてもらえるかしら」
「かしこまりました」
だけど結局この人が迎えに来た。
「義母上、カレンを迎えに参りました」
「ここで寝かせてあげたいわ」
「……連れて行きます」
アーサーはカレンを抱き上げた。
「殿下、カレンを戻してくださいませんか」
「嫌です」
「カレンの心は疲れています」
「カレンを手放す気はありません。失礼します」
サジテール宮に着くとソレンヌが二人に寄った。
「どうなさったのですか」
「厩舎の掃除で疲れて義母上の部屋で寝てしまっただけだ」
「……」
翌朝は寝過ごした。起きたら9時をまわっていた。
ジュースだけ飲んでお昼ご飯を持って出かけた。
今日は噴水の掃除がある。湧水を使ったものでかなり大きい。
ピクニックマットを敷き荷物を置き、裾を捲って長靴を履いて噴水に入った。
「冷たいのね」
「無理をなさらなくても」
「大丈夫。せっかく依頼を受けたんだから」
厩舎掃除を見た人が、噴水掃除があると教えてくれて、やりたいならと依頼してくれたのだ。
順調に磨いてお昼が近付いた。
「お! 本当にいた」
「あ、なんとかさん。また来たんですね」
「ローフットだよ」
「じゃあ、ローさんでいいや。水が跳ねるといけないですから、近寄らない方がいいですよ。さようなら」
「なんで追い払うんだよ」
「仕事中なだけです」
いなくなったと思ったのに長靴と道具を借りて戻ってきた。
「ローさん。何してるんですか?」
「友達の手伝いだよ」
「友達?」
「友達でいいだろ? カレン」
「ふふっ 仕方ないですね。お友達になってあげます」
「強がっても顔に嬉しいって出ちゃってるぞ」
「ローさんこそ。寂しくて来たくせに」
そんなことを言い合いながら磨き、一旦昼食休憩にした。
「美味いな。どこの管轄の料理人が作ってるんだ?」
「パンは作ってもらいましたが具は自分で作って挟んでます」
「料理するの!?」
「大した料理じゃないですよ」
「存在感のない夫に作ったりするの?」
「作りませんよ」
「じゃあ、私が一番最初に食べたのかな」
「いえ。料理長とみっちゃんが最初です」
「残念」
「あの、まさか口説こうとしています?」
「そんなつもりはないのだが」
「自意識過剰でした。ごめんなさい。もうそういうのは要らないし、お友達を減らしたくないので。違うなら良かったです。よし。今度予め会うと分かっていたら違う初めてのものを作ってきてあげます」
「本当? 明日は何するの?」
「決まっていません。彷徨いて何も見つけられなければ洋裁部に顔を出します」
「カレン様~!」
「ジョルおじ様、こんにちは」
「アーサー殿下がお探しです」
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