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見つけた天使
【 クリスチャン・ボイズの視点 】
ボイズ公爵家の長男として生まれたばかりか 私は美しかった。気付いた時には既に周囲から美少年と囁かれた。幼少期から令嬢達が群がり面倒だった。不躾に汚い手で触れてくるから心底嫌だった。
ある日、私より美しい令息がいると聞いて、彼の出席する催しに行きたいと言った。
そこは第一王子エリオット殿下のパーティで、年齢的に場違いだったが、公爵家だと知ると出席者の好奇の目は止んだ。
『ほら、エリオット殿下の隣にいる子がアレクサンドル・キャロンよ』
母様の目線の先には殿下と親しげな美男子がいた。
自分の比ではない。全身が煌めいているように見えた。令嬢達もエリオット殿下よりも彼を見つめている。
『お母様。何故令嬢達は彼の方に近寄らないの?』
『近寄るなというオーラを滲み出すからよ』
『オーラ?』
『例えば、お父様が機嫌が悪いと表情に出ていなくても何となくわかるでしょう?そんな感じよ』
『あれ?』
『ちょっと、クリスチャン!』
走り寄って行くと近衛に止められそうになったが、殿下が手を挙げて私を通してくれた。
アレクサンドル・キャロンの横に立つと、彼の膝の上に座り抱っこされている天使がいた。
『私の名はクリスチャン。君のお名前は?』
天使に聞いたのに、アレクサンドルは恐ろしい目をして呟いた。
『私の天使に近付くな。捻り潰すぞ』
『こら、アレク。この子はボイズ公爵家の子だ』
『知るか。私の天使に近付く男はエリオットでも捻り潰す』
『お前なぁ。
クリスチャン。この子はレティシアだよ。レティシア・キャロン』
『何で教えるんだよ!』
『レティシア』
名を呼んで、彼女のプクッとした手に触れようとしたら外方を向かれ、アレクサンドルに隠されてしまった。
『ませガキめ。去勢するぞ』
『アレク!』
『ふえっ』
『お~よしよし。可哀想に。怖かったね。大丈夫だよ。にいにがシアを守るからね』
『泣き顔も可愛いなぁ。やっぱり妃に、』
『サイズの合わない王冠を被せてやろうか?』
『お前…王子まで脅すなよ』
『エリオットか煩いからシアがグズったんだろう』
『ごめんね、レティシアちゃん。この宝石あげようか?』
『やっ』
『うちの天使はそんな物では靡かないぞ。その辺の女と一緒にするな』
『そろそろ抱っこ代われよ』
『嫌だよ。もう帰るぞ』
『分かったから座っていてくれ。
クリスチャン。悪いけど席に戻ってくれないか。この通りレティシアは人見知りになるよう躾けられてアレク以外受け付けないんだ』
『レティシア…』
『エリオット王子殿下、失礼いたしました。
クリスチャン、戻るわよ』
屋敷に戻り叱られたが、
『お父様。レティシア・キャロンをお嫁さんにしたいです』
『キャロン?…アレクサンドルの妹か』
『思っていたよりも幼い感じでしたわ。令息が溺愛する父親のように可愛がっていましたわ』
『ふむ。分かった。だが心変わりは許されないぞ。
レティシア嬢の兄は次期国王のエリオット殿下の親友だ。敵に回したくない』
『お願いします』
両親はアレクサンドルがエリオット殿下に付き添って避暑地に行っている隙にキャロン伯爵夫妻に接触し婚約を纏めてきた。
婚約後、アレクサンドル監視の元 キャロン邸に通い少しずつレティシアの人見知りから除外されるよう慣らした。お散歩で初めて手を繋いだ時は感動した。小さくて柔らかくて温かかった。爪も薄くて美しい薄桃色をしていた。
“レティシア”
呼ぶと私を見上げるようになった。
1年しないうちに笑顔を見せてくれるようになった。胸がキュンとするとはこのことかと理解した。
しかも、家族以外でこの笑顔を見せるのは私だけだという優越感もあった。だが、
『シア!』
『ディオン!』
同じ歳頃の令息が現れるとレティシアは駆け寄って抱き付いた。
『お利口さんにしていた?』
『ディオンこそ』
『アレク兄さんは?』
『学園』
『そっか』
『君は誰?』
『ディオン・ウィルソンです。隣に住んでいます』
隣人か。
『私はクリスチャン・ボイズ。レティシアの婚約者だ』
『ああ、聞いています。
シア、また夜に来るよ』
『うちで食べるの?』
『頼んでおいて』
『分かった』
『では、失礼しました』
令息は帰った。
『レティシア。彼とは仲がいいの?』
『幼馴染なの。気が付いたら一緒だったわ。ここ1年は領地に行っていたの』
『レティシアは私のお嫁さんになる子だから、他の男に抱き付いたらダメだよ』
『どうして?』
『誤解されちゃうだろう。彼だって婚約者がいるんじゃないか?』
『いないはずだけど、ディオンは家族よ?そんなことを言わないで』
『……』
帰りの馬車でウィルソン邸の前を通った。ボイズ家がキャロン邸の隣だったら、無邪気に抱き付いてもらえただろうし、“シア”呼びも許してもらえたはずだ。互いの屋敷に寝泊まりすることもあるのだろうか。
『ディオン・ウィルソンに婚約者がいないか調べてくれ。いないならお節介をしてやってくれ』
『かしこまりました』
ディオンに婚約者が出来たのは学園に入る直前だった。相手はミリアナ・ボロン。伯爵令嬢で可愛いと噂があるがレティシアの足元にも及ばない。
うちが後押しした家門では無かったが、邪魔者が消えそうで良かった。
だが、レティシアの側からディオンは消えなかった。
学園に通うのもディオンがレティシアを送り迎えするし、昼食も婚約者を放置してディオンとレティシアとその友人達でテーブルについて食べる。1つのテーブルに座れる人数ピッタリに座るから、一緒になどと言って加われない。
2年生になるとミリアナ・ボロンとクラスが同じになった。
ボイズ公爵家の長男として生まれたばかりか 私は美しかった。気付いた時には既に周囲から美少年と囁かれた。幼少期から令嬢達が群がり面倒だった。不躾に汚い手で触れてくるから心底嫌だった。
ある日、私より美しい令息がいると聞いて、彼の出席する催しに行きたいと言った。
そこは第一王子エリオット殿下のパーティで、年齢的に場違いだったが、公爵家だと知ると出席者の好奇の目は止んだ。
『ほら、エリオット殿下の隣にいる子がアレクサンドル・キャロンよ』
母様の目線の先には殿下と親しげな美男子がいた。
自分の比ではない。全身が煌めいているように見えた。令嬢達もエリオット殿下よりも彼を見つめている。
『お母様。何故令嬢達は彼の方に近寄らないの?』
『近寄るなというオーラを滲み出すからよ』
『オーラ?』
『例えば、お父様が機嫌が悪いと表情に出ていなくても何となくわかるでしょう?そんな感じよ』
『あれ?』
『ちょっと、クリスチャン!』
走り寄って行くと近衛に止められそうになったが、殿下が手を挙げて私を通してくれた。
アレクサンドル・キャロンの横に立つと、彼の膝の上に座り抱っこされている天使がいた。
『私の名はクリスチャン。君のお名前は?』
天使に聞いたのに、アレクサンドルは恐ろしい目をして呟いた。
『私の天使に近付くな。捻り潰すぞ』
『こら、アレク。この子はボイズ公爵家の子だ』
『知るか。私の天使に近付く男はエリオットでも捻り潰す』
『お前なぁ。
クリスチャン。この子はレティシアだよ。レティシア・キャロン』
『何で教えるんだよ!』
『レティシア』
名を呼んで、彼女のプクッとした手に触れようとしたら外方を向かれ、アレクサンドルに隠されてしまった。
『ませガキめ。去勢するぞ』
『アレク!』
『ふえっ』
『お~よしよし。可哀想に。怖かったね。大丈夫だよ。にいにがシアを守るからね』
『泣き顔も可愛いなぁ。やっぱり妃に、』
『サイズの合わない王冠を被せてやろうか?』
『お前…王子まで脅すなよ』
『エリオットか煩いからシアがグズったんだろう』
『ごめんね、レティシアちゃん。この宝石あげようか?』
『やっ』
『うちの天使はそんな物では靡かないぞ。その辺の女と一緒にするな』
『そろそろ抱っこ代われよ』
『嫌だよ。もう帰るぞ』
『分かったから座っていてくれ。
クリスチャン。悪いけど席に戻ってくれないか。この通りレティシアは人見知りになるよう躾けられてアレク以外受け付けないんだ』
『レティシア…』
『エリオット王子殿下、失礼いたしました。
クリスチャン、戻るわよ』
屋敷に戻り叱られたが、
『お父様。レティシア・キャロンをお嫁さんにしたいです』
『キャロン?…アレクサンドルの妹か』
『思っていたよりも幼い感じでしたわ。令息が溺愛する父親のように可愛がっていましたわ』
『ふむ。分かった。だが心変わりは許されないぞ。
レティシア嬢の兄は次期国王のエリオット殿下の親友だ。敵に回したくない』
『お願いします』
両親はアレクサンドルがエリオット殿下に付き添って避暑地に行っている隙にキャロン伯爵夫妻に接触し婚約を纏めてきた。
婚約後、アレクサンドル監視の元 キャロン邸に通い少しずつレティシアの人見知りから除外されるよう慣らした。お散歩で初めて手を繋いだ時は感動した。小さくて柔らかくて温かかった。爪も薄くて美しい薄桃色をしていた。
“レティシア”
呼ぶと私を見上げるようになった。
1年しないうちに笑顔を見せてくれるようになった。胸がキュンとするとはこのことかと理解した。
しかも、家族以外でこの笑顔を見せるのは私だけだという優越感もあった。だが、
『シア!』
『ディオン!』
同じ歳頃の令息が現れるとレティシアは駆け寄って抱き付いた。
『お利口さんにしていた?』
『ディオンこそ』
『アレク兄さんは?』
『学園』
『そっか』
『君は誰?』
『ディオン・ウィルソンです。隣に住んでいます』
隣人か。
『私はクリスチャン・ボイズ。レティシアの婚約者だ』
『ああ、聞いています。
シア、また夜に来るよ』
『うちで食べるの?』
『頼んでおいて』
『分かった』
『では、失礼しました』
令息は帰った。
『レティシア。彼とは仲がいいの?』
『幼馴染なの。気が付いたら一緒だったわ。ここ1年は領地に行っていたの』
『レティシアは私のお嫁さんになる子だから、他の男に抱き付いたらダメだよ』
『どうして?』
『誤解されちゃうだろう。彼だって婚約者がいるんじゃないか?』
『いないはずだけど、ディオンは家族よ?そんなことを言わないで』
『……』
帰りの馬車でウィルソン邸の前を通った。ボイズ家がキャロン邸の隣だったら、無邪気に抱き付いてもらえただろうし、“シア”呼びも許してもらえたはずだ。互いの屋敷に寝泊まりすることもあるのだろうか。
『ディオン・ウィルソンに婚約者がいないか調べてくれ。いないならお節介をしてやってくれ』
『かしこまりました』
ディオンに婚約者が出来たのは学園に入る直前だった。相手はミリアナ・ボロン。伯爵令嬢で可愛いと噂があるがレティシアの足元にも及ばない。
うちが後押しした家門では無かったが、邪魔者が消えそうで良かった。
だが、レティシアの側からディオンは消えなかった。
学園に通うのもディオンがレティシアを送り迎えするし、昼食も婚約者を放置してディオンとレティシアとその友人達でテーブルについて食べる。1つのテーブルに座れる人数ピッタリに座るから、一緒になどと言って加われない。
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