【完結】婚約解消? 俺に女遊び教えたの、そいつだけど?

ユユ

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婚約破棄? やった!

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煌びやかなこの空間で、ある女の不快な声が響き渡る。

「エミリアン・プリュム!」

人をかき分けて俺の前に現れたのは、豪華な絨毯みたいなドレスを着て、無理矢理谷間を作った女だ。

「カーラ様、どうなさいましたか」

「私、カーラ・ボヴァンは今をもってエミリアン・プリュムとの婚約を解消します!
そして、パトナム・ブレットと婚約します!」

「悪いな、エミリアン」

「いいのですか?」

「当然よ!」

「いいですよ。
じゃあ、今すぐ陛下に許可をいただきに行きましょう」


今は王宮主催の王太子殿下の誕生を祝うパーティの最中で、まだ陛下が会場におられるので2人を促し陛下の前まで来た。

「陛下、カーラ・ボヴァンが陛下にお話がございます!」

既に王太子息子のお祝いを台無しにされた陛下が不機嫌なのに、空気を読めないカーラ・ボヴァンは直接話しかける暴挙に出た。

咎めようとする周囲を陛下が制したこの時、この女は無事では済まされないことが確定した。


俺の悪友パトナムもバカだから陛下が話を聞いてくださると笑顔でいた。

俺は跪き、待った。

「陛下、私カーラ・ボヴァンはこの男と婚約を解消してパトナム・ブレットと婚約します!この場で承認してください」

「……理由は?」

「この男の不貞が理由ですわ!」

「誰と?」

「娼婦とです」

「と言っているが、どうだ?」

「はい、陛下。私エミリアン・プリュムは女性と関係を持ちました」

「娼館だけか」

「はい。今年から。娼婦以外は手を付けておりません」

「ほら!認めましたでしょう!
この男の有責で婚約解消をします!」

「エミリアン。婚約解消同意か?」

「はい。構いません」

「分かった。では今をもってボヴァン伯爵家とプリュム子爵家の婚約を解消させる」

「ありがとうございます!」

「ありがとうございます!陛下」

「ご迷惑おかけいたします」

「エミリアン。立ちなさい」

「はい、陛下」

「陛下!私はこの男に慰謝料を求めます!
今までの支援金も返金を希望します!」

「プリュム家は支援されたがあったな、エミリアン」

「はい。婚約時に負債を肩代わりしていただきました」

「で、ボヴァン嬢とパトナムの馴れ初めは何だ」

「1ヶ月前の夜会で運命の出会いを果たしました。
それ以来、私達は真実の愛を育てています」

周囲の者はこれが何を意味するのか当然分かっているので失笑していた。

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