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レディ ローズの溜息
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【 王太子の婚約者ローズの視点 】
滅多に交流しない婚約者から呼び出された。
国王陛下達まで居るとは知らなかった。
側近が一枚の紙とペンを私の目の前に置いた。
陛「今から説明することは他言無用。漏らせば重罪犯として捕らえ、其方の家族は連座となる。
署名をしてくれ」
戸惑ったが、署名して話を聞くしかなさそうだ。
ペンを取り署名するとお茶が出てきた。
「今から説明する事は信じ難いが、全て事実で 今現在起きている事だ」
陛下の口から語られた事はとても信じ難い事だった。呪い?瞬間移動!?
「今夜、その目で確かめてくれ」
「かしこまりました」
貴賓室で殿下と本を読んで午前0時を待った。
「そろそろ飛ばされる。夜明けに戻るから」
そう言い残してパッと消えてしまった。
メイドや近衛兵は驚かない。これが日常で起きているのだと信じた。
そしてメイドに起こされた。
「そろそろ夜明けでございます」
目覚ましのお茶を口にしていると殿下がパッ現れた。とても機嫌が良い。
「4時間後に陛下と話の続きをするのでこのまま休まれよ」
そう言って殿下は退室した。
2時間ほど眠り食事をとって身支度をし終えると陛下と殿下の元へ案内をされた。
陛「信じてもらえたかな?」
私「はい。陛下」
ア「先ず、二番目の提案だ。婚約を解消してもらえないか」
二番目??
私「婚姻の儀まで半年を切りました。
それに父が納得しないでしょう」
陛「天気が悪くなければ、夜は他の令嬢の元へ行ってしまうのだぞ」
私「王太子殿下は複数の妻を娶ることができるお方。覚悟はできております。娶られるのですよね」
じゃなければ、あんな派手な女遊びを許容しないわ。
ア「私が彼女を愛してしまったからだ」
私「…その令嬢を正妃にと?」
ア「拒まれている」
陛「王太子妃としては向かない娘なのだ」
私「下位貴族でしょうか」
陛「後ろ盾のしっかりとした伯爵令嬢だ」
私「…ペッシュナー伯爵令嬢」
陛「そうだ」
あのパーティでのやり取りは、殿下が揶揄っておいでなのかと思っていた。
だって伯爵令嬢は、殿下が手を付ける女性とは違い、あまりにも平凡だったから。
私「伯爵令嬢のお気持ちは」
ア「好いてくれているとは思うが、婚約者がいるだろうと拒絶する。
それに妃という性分ではない」
分別のある方なのね。
陛「問題はこちら側だけではない。
ほとんどの夜、アイザックが寝所に現れては嫁入りできまい」
確かに。
困窮した家門に支援するか、大きな弱みを握るか、子を望まない名ばかりの後妻になるかしかない。
ペッシュナー家はそんな相手に娘を嫁がせたりはしないだろう。
私「伯爵令嬢に会わせてください」
滅多に交流しない婚約者から呼び出された。
国王陛下達まで居るとは知らなかった。
側近が一枚の紙とペンを私の目の前に置いた。
陛「今から説明することは他言無用。漏らせば重罪犯として捕らえ、其方の家族は連座となる。
署名をしてくれ」
戸惑ったが、署名して話を聞くしかなさそうだ。
ペンを取り署名するとお茶が出てきた。
「今から説明する事は信じ難いが、全て事実で 今現在起きている事だ」
陛下の口から語られた事はとても信じ難い事だった。呪い?瞬間移動!?
「今夜、その目で確かめてくれ」
「かしこまりました」
貴賓室で殿下と本を読んで午前0時を待った。
「そろそろ飛ばされる。夜明けに戻るから」
そう言い残してパッと消えてしまった。
メイドや近衛兵は驚かない。これが日常で起きているのだと信じた。
そしてメイドに起こされた。
「そろそろ夜明けでございます」
目覚ましのお茶を口にしていると殿下がパッ現れた。とても機嫌が良い。
「4時間後に陛下と話の続きをするのでこのまま休まれよ」
そう言って殿下は退室した。
2時間ほど眠り食事をとって身支度をし終えると陛下と殿下の元へ案内をされた。
陛「信じてもらえたかな?」
私「はい。陛下」
ア「先ず、二番目の提案だ。婚約を解消してもらえないか」
二番目??
私「婚姻の儀まで半年を切りました。
それに父が納得しないでしょう」
陛「天気が悪くなければ、夜は他の令嬢の元へ行ってしまうのだぞ」
私「王太子殿下は複数の妻を娶ることができるお方。覚悟はできております。娶られるのですよね」
じゃなければ、あんな派手な女遊びを許容しないわ。
ア「私が彼女を愛してしまったからだ」
私「…その令嬢を正妃にと?」
ア「拒まれている」
陛「王太子妃としては向かない娘なのだ」
私「下位貴族でしょうか」
陛「後ろ盾のしっかりとした伯爵令嬢だ」
私「…ペッシュナー伯爵令嬢」
陛「そうだ」
あのパーティでのやり取りは、殿下が揶揄っておいでなのかと思っていた。
だって伯爵令嬢は、殿下が手を付ける女性とは違い、あまりにも平凡だったから。
私「伯爵令嬢のお気持ちは」
ア「好いてくれているとは思うが、婚約者がいるだろうと拒絶する。
それに妃という性分ではない」
分別のある方なのね。
陛「問題はこちら側だけではない。
ほとんどの夜、アイザックが寝所に現れては嫁入りできまい」
確かに。
困窮した家門に支援するか、大きな弱みを握るか、子を望まない名ばかりの後妻になるかしかない。
ペッシュナー家はそんな相手に娘を嫁がせたりはしないだろう。
私「伯爵令嬢に会わせてください」
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