【完結】王命婚により月に一度閨事を受け入れる妻になっていました

ユユ

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レアーヌ王女の歓迎会前

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全く慣れない屋敷で支度をしている。マリーがいることとローランドがソファに座っているから落ち着けるなんて…。

「今日の昼の歓迎会はごく一部の者しか招待されていないらしい。要職に就く者とノアの友人代表として俺達だけだ。プラジール侯爵は国王裁判室の裁判長だから夫人を伴って出席する。だからリーナは心配しなくていい」

ここはプラジール邸のアンジェリーナの部屋。
王女様の歓迎会の身支度をしている。

支度を始める前にパパからヴァイオレット・バリヤスについて聞かされた。
バリヤス伯爵は王命婚姻だと知っていながら娘と交際させ続けた。ヴァイオレットの嘘ではあったが、ローランドと婚約したと聞いた時点で陛下に報告すべきだった。
ヴァイオレットは偽りの妊娠で王命婚姻を壊そうとした。
ヴァイオレットの尋問を進めていくと、最初の関係は偽りで睡眠薬を使ったことを自供した。

調査を経て 王室裁判室が裁決した。男爵に降格させ、ヴァイオレットは女性犯罪者の収容所で10年間の労働を課した。
収監されるのではなく、収容所の牢番の仕事をさせるらしい。騒ぐ者もいれば排泄の匂いもする。中には怪我の悪化などで異臭のする者いる。なかなかの労働環境だ。
そして不規則な長時間労働。点呼見回りなどしかさせないため、それ以外は椅子に座っているだけ。
だがそれが堪えるらしい。

日差しの届かない空気の澱んだ空間に本も書類も話し相手も無く座り続け、定時点呼と見回りを欠かさない。もし居眠りなどして役目を果たしていなかったときに問題が起きれば 全てヴァイオレットの責任になってしまう。

病気で発熱したり発作を起こしたりして助けを求めているのに放置して 重篤になったり死ぬこともある。自殺を試みる者もいるし、脱走しようとする者もいる。それを阻止したり発見を早める役割を担っている責任ある仕事だ。

呑気にローランドとのことだけを考えて過ごしてきた彼女に務まるのだろうか。

“簡単に務まる仕事を与えては罰ではなくなってしまう”とパパは言った。


髪結が終わり飾りをつけてもらう。

「結婚以来 王太子殿下とあまり会っていないんでしょう?もっと仲の良い親友はいないのかな」

「そうたな。他の友人を選べばいいのにな」


しかも疲れた。

最近はローランドが離れない。仕事をしに執務室には行くけど、私の様子を見にきたりするし、食事も一緒に食べたがるし、散歩と馬の様子を見に誘うし、夜は抱きに現れ そのまま朝まで私の部屋に居る。
昨夜は遅い時間から執拗に愛撫され、日付けを超えてようやく挿入したけど、少しナカを擦っては止まり、数分休むと奥を撫で回してまた止まる。その間に頂や愛芽を執拗に捏ね、首筋や耳を舐め 焦らされ、ついには少し萎えたアレがナカで力を取り戻し膨らんだ刺激だけで達してしまった。

そんなことを繰り返して2時間が経とうとしたとき、ローランドに終わらせるよう懇願した。
だけど彼は私を強く抱きしめて、そのまま眠った。私が逃げ出そうとすると抽送を始め、膨らんだところで止めて寝ようとする。諦めて挿れられたまま眠ることにしたが、動かさなくともローランドのアレは時々勝手に膨らみ圧迫するので起こされてしまう。すっかり寝不足のまま朝を迎えた。

ローランドは目を開けると腰を大きく動かし始めた。一晩かけて溶けきったナカは敏感過ぎて簡単にイカされてしまった。
彼も気持ち良さそうな声や息をもらしながら、ナカで強く擦り付け、奥を押し上げた。
とうに行き止まりに到達しているのに、さらに押し上げる。ついには大きく膨らんだアレはナカで次から次へと種を送り出した。
彼は射精中、力強く私を抱きしめ下腹部を押さえた。まるで逃がさないといってあるかのように。

私は何度も達したけど、ローランドは7時間越しの吐精だった。

『はぁ…いっぱい出た……気持ち良かった』

そう言いつつ、少し萎え始めたアレを小さく動かした。それがまた気持ちいい。

『んっ』 

『リーナも気持ちいい?』

『……』

私から腰を押し付けてローランドの萎えかけたアレを全部収めた。

『ちょっと待ってくれ、直ぐに勃たせるから』

ローランドは探りながら腰を動かし、気に入った角度を見つけたのだろう。そのまま擦り付け、ムクムクと膨らませ 芯をもたせたアレを奥まで挿入させた。急に両方の頂を強く摘まれ、また達してしまった。

注いだばかりの大量の精液が漏れ、ぐちゃぐちゃに濡れていた。

と言った感じで朝は本格的に始まってしまい、初めてスケートジュースを履いてリンクに出た人みたいな足腰になってしまった。

実家で身支度をしに来たけど、ローランドがお姫様抱っこで運んでくれた。ママの不思議そうな顔が目に焼き付いてしまった。

「はぁ」

「大丈夫ですか?アンジェリーナ様」

「大丈夫よ。疲労困憊しているだけ」

「それは大丈夫ではなく“駄目”というのです」

「ククッ」

ローランドが私とマリーの会話を聞いて笑った。

良い度胸ね、ローランド。

「療養が必要よね。しばらく実家に滞在しようかな」

ガタっ

「いっ!」

立ち上がろうとしたらしく、ローテーブルに脚をぶつけたようだ。

「ふん」



馬車は別だけどプラジール侯爵夫妻パパ ママと一緒に王城へ向かった。
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