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再求婚
エントランスに入った瞬間、3人は茫然としていた。ジスランに至っては口が半開きだ。
母「まあまあ、よくいらしてくれたわ。
ブラージェル子爵、セイラ、ジスラン、ようこそアルミュア公爵邸へ」
ク「お久しぶりです 公爵夫人。身に余るご厚意に感謝いたします」
ジ「お世話になります」
セ「私の我儘のために尽力してくださり心より感謝を申し上げます」
母「まあ、カーテシーが美しいわ。成果が出たのね。メイベル夫人は厳しいけど凄腕の先生だものね」
セ「はい、とても素晴らしい先生でした」
私「お母様、お久しぶりです。変わりなくお過ごしでしたか」
母「エリーズがいないのだから変わりあるに決まっているじゃないの。そんなに堅苦しい話し方をしないで。お嫁に行っても貴女は私の娘なのよ」
私「寂しかったです」
母「そうそう。いい子ね。
さあ、先ずはお食事ね。その後はゆっくり客室で寛いで」
私「お父様は?」
母「ウフフ。ちょっと出かけているわ。今夜は遅いから、お父様には明日会えるわよ」
お母様、ご機嫌だわ。
早くお父様に会いたいのに不在なのね。
食堂で席に着くと給仕が始まった。
ジ「びっくりした。エリーズ様の実家のタウンハウスに行くと聞いていたのに お城に到着したと思っちゃいました」
ク「私も初めて此処に来たが、うちとは雲泥の差だな」
セ「こんな機会をいただいて、本当に感謝しております、エリーズ様」
私「もう家族でしょう?さあ、食べましょう」
ジ「すっごい 美味しい!」
ク「ジスラン、声をおとして」
ジ「だって野菜が美味しいなんて、アルミュア公爵家の料理人は魔法使いなのですね」
私「そうかもしれないわね」
ジスランの魔法使い発言に気を良くした料理人達は、滞在中 ジスランを驚かせるために様々なことをすることになる。
翌朝、お父様に挨拶をして朝食を食べた後、セイラとジスランをお母様が連れ出し、お父様と私とクリス様だけにしてくれた。
「子爵。エリーズを交えて話があるということだったが、何かな?」
クリス様は立ち上がりポケットから何かを出すと、私の前に跪いた。
「エリーズ・アルミュア嬢。私は貴女ほど素晴らしい女性を知りません。才能豊かで美しくて高貴な上に 慈悲深くて他人を思いやれる優しい人です。平民でも格下の貴族でも差別などしない素敵な人です。私などにはもったいない女性だと分かりきっているのに、貴女の兄君との抱擁でさえ嫉妬してしまうのです。どうか貴女の虜になってしまった私を本当の夫にしてください」
クリス様は箱を開け、指輪を2つ見せた。
一つは婚約指輪なのだろう。ダイアモンドが付いている。もう一つは結婚指輪で、クリス様は自分の分は既にはめていた。
「……はい」
「ありがとう!エリーズ!!」
2つの指輪を私の指にはめるとクリス様は私の手を握って額を付けた。
「悪いところがあったら指摘してくれ。浮気したり家出したりせずに私を怒ってくれ。出来るだけなおすようにするから側にいて欲しい」
「はい」
「ということで 公爵様。愛人や恋人を作ってもいいという条項は無しにしてください」
「エリーズやアルミュア家を裏切ったらどうなるか分かってのことだな?」
「はい」
「エリーズの自由は守れるな?」
「異性絡みでなければ」
「子供はどうするのだ?」
「どうでしょう。いつか恵まれたら嬉しいですが、エリーズが決めることですので」
「分かった。おめでとう クリストファー、エリーズ。
早速だが、ノクタル子爵夫妻から命乞いをしたいと手紙が届いているのだが、どうしたい?」
「命乞い?何のことですか?」
チラッとクリス様を見ると微笑んだ。クリス様は心当たりがあるみたいね。
「私の娘に卑猥な願望を向けて言葉にした以上、放置はできない。だからノクタル領と取引をしている相手に助言をしたんだ。付き合う相手を選んだ方がいいと。
後は少しパーティに出席してノクタル子爵家は王族並みに偉いと思っているようだと世間話をしてきたよ。だって王族が望むほどの公女を愛人にできると思っているのだからな。
我が妻ロクサーヌはいくつかの茶会に出席して、ノクタル家のパーティに出席すると罵られてワインを掛けられると話して回ったんだ。それが公女でも、自身の叔母でも従姉妹でも。
それは他人の夫を奪うためだと教えたんだよ。
たかが子爵家の娘がだぞ?
カトリーヌ・ノクタルの最初の婚約者は病を理由に婚約を解消した。
まだ子供だったのに縁を繋いではいけない家門だと気付いたのだろう。顔や手に樹液を塗って被れさせ 治らないからと解消を申し入れた。ノクタル子爵夫妻は子息の顔を確認すると解消に同意した。
直ぐに薬を塗って完治させ、しばらく謹慎した。カトリーヌが別の子息と婚約すると、完治したと公表して、他の家門の子女と婚約した。
カトリーヌの2人目の婚約者も、カトリーヌの我儘さに辟易していた。だから子息は嫌われる作戦を決行した。趣味の悪い服を作らせて、カトリーヌと会う日の1週間前から湯浴みを止めた。そしてカトリーヌと出かけている間中 不潔で鈍臭い男を演じた。
見事にカトリーヌは浮気をして入れ込み、婚約破棄をした。
浮気相手は令息が雇った男で、金持ちの夫人相手に体を売る男娼だった。破棄の慰謝料を成功報酬として支払ったそうだ。
直ぐに治る病を罹った婚約者を一目見て切り捨て、次の婚約中に男娼に入れ上げた売れ残り令嬢として、王都で話題の人になったよ」
うわぁ。
クリス様を慕って拘っているのか、他に条件のいい人がいないから拘るのか…。
父「私の予想では、ノクタル領産のものは売れず、仕入れも困難になっている気がするよ。
パーティや茶会の招待も取り消されたんじゃないか?きっとな」
ク「隣接する領地の統治が乱れるとブラージェルに影響しないか心配です。特にエリーズの屋敷は人の目から隔離されていますから、流れ者が目を付ける可能性もあります」
父「長期的な制裁は駄目か。
許す気はあるのか?」
ク「一生許したくはありません」
父「エリーズは?」
私「顔は見たくないですね」
父「分かった。ではそうしよう」
母「まあまあ、よくいらしてくれたわ。
ブラージェル子爵、セイラ、ジスラン、ようこそアルミュア公爵邸へ」
ク「お久しぶりです 公爵夫人。身に余るご厚意に感謝いたします」
ジ「お世話になります」
セ「私の我儘のために尽力してくださり心より感謝を申し上げます」
母「まあ、カーテシーが美しいわ。成果が出たのね。メイベル夫人は厳しいけど凄腕の先生だものね」
セ「はい、とても素晴らしい先生でした」
私「お母様、お久しぶりです。変わりなくお過ごしでしたか」
母「エリーズがいないのだから変わりあるに決まっているじゃないの。そんなに堅苦しい話し方をしないで。お嫁に行っても貴女は私の娘なのよ」
私「寂しかったです」
母「そうそう。いい子ね。
さあ、先ずはお食事ね。その後はゆっくり客室で寛いで」
私「お父様は?」
母「ウフフ。ちょっと出かけているわ。今夜は遅いから、お父様には明日会えるわよ」
お母様、ご機嫌だわ。
早くお父様に会いたいのに不在なのね。
食堂で席に着くと給仕が始まった。
ジ「びっくりした。エリーズ様の実家のタウンハウスに行くと聞いていたのに お城に到着したと思っちゃいました」
ク「私も初めて此処に来たが、うちとは雲泥の差だな」
セ「こんな機会をいただいて、本当に感謝しております、エリーズ様」
私「もう家族でしょう?さあ、食べましょう」
ジ「すっごい 美味しい!」
ク「ジスラン、声をおとして」
ジ「だって野菜が美味しいなんて、アルミュア公爵家の料理人は魔法使いなのですね」
私「そうかもしれないわね」
ジスランの魔法使い発言に気を良くした料理人達は、滞在中 ジスランを驚かせるために様々なことをすることになる。
翌朝、お父様に挨拶をして朝食を食べた後、セイラとジスランをお母様が連れ出し、お父様と私とクリス様だけにしてくれた。
「子爵。エリーズを交えて話があるということだったが、何かな?」
クリス様は立ち上がりポケットから何かを出すと、私の前に跪いた。
「エリーズ・アルミュア嬢。私は貴女ほど素晴らしい女性を知りません。才能豊かで美しくて高貴な上に 慈悲深くて他人を思いやれる優しい人です。平民でも格下の貴族でも差別などしない素敵な人です。私などにはもったいない女性だと分かりきっているのに、貴女の兄君との抱擁でさえ嫉妬してしまうのです。どうか貴女の虜になってしまった私を本当の夫にしてください」
クリス様は箱を開け、指輪を2つ見せた。
一つは婚約指輪なのだろう。ダイアモンドが付いている。もう一つは結婚指輪で、クリス様は自分の分は既にはめていた。
「……はい」
「ありがとう!エリーズ!!」
2つの指輪を私の指にはめるとクリス様は私の手を握って額を付けた。
「悪いところがあったら指摘してくれ。浮気したり家出したりせずに私を怒ってくれ。出来るだけなおすようにするから側にいて欲しい」
「はい」
「ということで 公爵様。愛人や恋人を作ってもいいという条項は無しにしてください」
「エリーズやアルミュア家を裏切ったらどうなるか分かってのことだな?」
「はい」
「エリーズの自由は守れるな?」
「異性絡みでなければ」
「子供はどうするのだ?」
「どうでしょう。いつか恵まれたら嬉しいですが、エリーズが決めることですので」
「分かった。おめでとう クリストファー、エリーズ。
早速だが、ノクタル子爵夫妻から命乞いをしたいと手紙が届いているのだが、どうしたい?」
「命乞い?何のことですか?」
チラッとクリス様を見ると微笑んだ。クリス様は心当たりがあるみたいね。
「私の娘に卑猥な願望を向けて言葉にした以上、放置はできない。だからノクタル領と取引をしている相手に助言をしたんだ。付き合う相手を選んだ方がいいと。
後は少しパーティに出席してノクタル子爵家は王族並みに偉いと思っているようだと世間話をしてきたよ。だって王族が望むほどの公女を愛人にできると思っているのだからな。
我が妻ロクサーヌはいくつかの茶会に出席して、ノクタル家のパーティに出席すると罵られてワインを掛けられると話して回ったんだ。それが公女でも、自身の叔母でも従姉妹でも。
それは他人の夫を奪うためだと教えたんだよ。
たかが子爵家の娘がだぞ?
カトリーヌ・ノクタルの最初の婚約者は病を理由に婚約を解消した。
まだ子供だったのに縁を繋いではいけない家門だと気付いたのだろう。顔や手に樹液を塗って被れさせ 治らないからと解消を申し入れた。ノクタル子爵夫妻は子息の顔を確認すると解消に同意した。
直ぐに薬を塗って完治させ、しばらく謹慎した。カトリーヌが別の子息と婚約すると、完治したと公表して、他の家門の子女と婚約した。
カトリーヌの2人目の婚約者も、カトリーヌの我儘さに辟易していた。だから子息は嫌われる作戦を決行した。趣味の悪い服を作らせて、カトリーヌと会う日の1週間前から湯浴みを止めた。そしてカトリーヌと出かけている間中 不潔で鈍臭い男を演じた。
見事にカトリーヌは浮気をして入れ込み、婚約破棄をした。
浮気相手は令息が雇った男で、金持ちの夫人相手に体を売る男娼だった。破棄の慰謝料を成功報酬として支払ったそうだ。
直ぐに治る病を罹った婚約者を一目見て切り捨て、次の婚約中に男娼に入れ上げた売れ残り令嬢として、王都で話題の人になったよ」
うわぁ。
クリス様を慕って拘っているのか、他に条件のいい人がいないから拘るのか…。
父「私の予想では、ノクタル領産のものは売れず、仕入れも困難になっている気がするよ。
パーティや茶会の招待も取り消されたんじゃないか?きっとな」
ク「隣接する領地の統治が乱れるとブラージェルに影響しないか心配です。特にエリーズの屋敷は人の目から隔離されていますから、流れ者が目を付ける可能性もあります」
父「長期的な制裁は駄目か。
許す気はあるのか?」
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