28 / 42
運命のはずなのに
【 ニコラ王子の視点 】
カレン嬢は着替えを用意していて着替えたが、結局胸の大きく開いたドレスだった。
カレン嬢はボロボロで、終始ミスが目立った。ナプキンやカトラリーを落としたり音を立てたり、先に手を付けたり様々な失敗を繰り広げながら、振られた会話にもまともに答えることが出来なかった。
最終的に食事が終わる頃には酔って、立ちあがろうとしたときにバランスを崩して倒れた。単独で倒れたら良かったのだが、テーブルクロスを掴んでしまい三分の一ほどズレたため、侯爵と侯爵夫人とカレン嬢の上に皿やグラスやティーカップが落ちてしまった。
国王のグラスも倒れ、中身が掛かってしまった。
侯爵夫妻は必死に謝罪をしていた。
ベリー侯爵家が帰った後、着替えた父上と母上と私と、父上が呼び事情を聞いた王太子で話し合いが始まった。
王妃「いくら何でもあの娘を王子妃には出来ませんわ!あれほど反対しましたのに陛下が」
興奮気味にそう言うのは王妃だ。
私は王妃の実子ではない。父王と第二妃の間に生まれた。産みの母は産後に風邪をうつされて亡くなった。無駄な王子として疎まれていると思っていた。だからカレン・ベリーが婚約者になったのだと思っていた。
決めたのは母上ではなく父上だったとは。
父王「ベリー侯爵を評価してのことだった」
王妃「ですが、あの有様ではありませんか!」
兄「母上、落ち着いてください」
王太子は王妃が産んだ。その後 女児を流産して子に恵まれず、側室を二人迎え入れた。
実母は第二王子と第三王子と第五王子の私を産んだ。第二王子を産んだ時点で妃に格上げになった。住まいも予算も全く違う。
もう一人の側室は女児しか産めずにそのまま。
王妃の体では もう産めないと判断されていたが、奇跡的に第四王子を産んでいた。
私「母上、カレン嬢には問題がありますが、ベリー侯爵は王家との婚姻がどのようなものなのかしっかり理解し、カレン嬢を叱っておりました。
今回、食事会を開いて欲しいとお願いした理由は、もう一度、父上や母上、兄上にカレン嬢を見極めていただきたかったからです」
兄「すまない。そんなこととは知らずに招待を断ってしまった」
私「予定があったのですから謝らないでください」
父王「きっかけがあったのだな?」
私「はい。
私はカルデック家の双子と、カルデック家が庇護下におく令嬢と仲良くなりました。
カレン嬢はそれが気に入らず、トイレに行くメイを3人で追いかけて口論になり、カレン嬢がメイを2回も平手打ちをしたのです」
王妃「まあ!」
私「駆け付けた双子の兄アレンがカレン嬢を1回平手打ちをしました。
学園側はベリー家に警告を、一緒にいた令嬢達の家には注意をしました。
この気性のカレン嬢を王子妃にするのに不安を感じてしまったのです」
父王「なるほどな」
兄「ニコラが嫌なら解消するのはどうでしょう」
王妃「そうね。今なら解消で済むわ。もっといい令嬢にしましょう」
私「ありがとうございます」
父王「もうベリー家とは交流をしなくていい。解消の話し合いをこちらで進めておく。
それより、カルデック公爵家の庇護している令嬢とはどの程度親しいのだ?」
私「メイは困窮した男爵家の令嬢です。あの双子が過保護なほどに守る子です」
父王「だとしたら善人ということだな」
兄「どこの男爵家だ?」
私「モヴィーです」
兄「ああ、確か貴族と呼ぶのはギリギリの家門か」
私「ですが、メイは多才です。偏りはありますが優秀です」
兄「もしかして、外交部門が騒いでいた女学生か?」
私「はい」
父王「今度呼びなさい」
私「それが、本人からも双子からも断られてしまうのです」
王妃「王子が誘っているのに?」
私「メイはカレン嬢みたいな令嬢が出てくることを恐れて 最初から拒絶します。
無視したりはしませんし、話しかければ応えますが、今は私が押しかけている状態です」
兄「その男爵令嬢が好きなのだな?」
私「私は…」
父王「公子に連れてきてもらうのは駄目なのか?」
私「双子はメイをここに来させません」
王妃「私か陛下が招待状を送れば来るわよ」
私「メイに嫌われます。
それに偏りがあるのです。育ちのせいで庶民に近いのです。カルデック家で教師を付けて詰め込もうとしたら家出騒動を起こしたらしくて、入学のための勉強だけで、その他はゆっくり覚えさせることにしたようです」
兄「その子の何が優れているんだ?」
メイのことを説明した。
王妃「ジブランシュ公爵邸には行っていて演奏しているのね?」
私「はい、セレス嬢と仲良くなって招待を受けてジブランシュ邸に遊びに行ったら家族に気に入られて交流を始めているそうです」
兄「来年になるが、ニコラの誕生日のパーティに呼べばいい。それなら断らないだろう」
王妃「そうね、それなら招待状を出せるし断らないわね」
私「くれぐれも、演奏の強要はしないでください」
王妃「弾いてもらえないか聞くのも駄目なの?」
私「私が言えばメイは断りますが、母上や父上が言ったら断りたくても断れないでしょう。
メイは弾いてくれるでしょうが、その場は良くても後の関係に響きます」
父王「確か、その頃は東の遠国と南の遠国から客が来る予定だ。ニコラのパーティにも招待しているが大丈夫か?」
私「寧ろ活躍してくれるはずです」
父王「分かった。後は任せない」
私「父上、母上、兄上、ありがとうございます」
メイが来年の誕生日のパーティに来てくれる、そう思ったら嬉しかった。
あれ以来カレン嬢は閉じこもっているという。
解消は間違いないが、時期をみると言われた。
大きな事件を起こしたわけではないし、自殺でもされたら困るという判断だった。
彼女は長い間欠席し、退学ギリギリで登校するも、自分の殻にこもっているようだった。
進級すると、双子とメイがAクラスに上がってきて、とても嬉しかった。
ライヤー男爵令嬢の鬱陶しさは相変わらずだが、メイがいる。
だが、ある日を境にメイと双子の間にあった薄い壁さえ取り払われていた。
メイは躊躇うことなく全身で甘え、双子達は満足そうな顔をする。それがどうして私とメイではないのか 狡いとさえ思ってしまう。
休みの日に遊びに行くと、毛布に包まれたメイはアレンの膝の上で抱っこされていた。
メイは嫌がることもなく身を委ねている。
メイは私のことを弟のようだと言う。
メイ達と一緒にいると背伸びをしないでありのままでいられるからだと言った。
じっと私を見つめるメイに双子が言った。
“彼は第五王子だよ?第一や第二とは違ってうちに来られるくらいには伸び伸びとした生活を送っているんだ”
だけどメイは…
“でも、貴族でいえば、継げる可能性の低い五男が 跡継ぎ並みの教育をこなさなくてはならないのですよ?少しくらい自由をもらわないと やれませんよ”
心がふわっと軽くなり胸がドキドキと音を立てて始めた。まるで心の中を覗かれたようだった。
メイは私の心に寄り添える貴重な存在だと感じた。
“メイ…ありがとう。メイと友人になれて良かった”
すごく嬉しいのに、胸の高鳴りはズキズキとしたものに変わった。
“ふふっ こちらこそ、殿下がいてくださって楽しいです”
アレンはメイをその腕の中に閉じ込めながら、私に鋭い視線を送っていた。
さすがに厄介な男爵家の娘と王子の私が結ばれることはないだろうし、アレン達が手放すとも思えない。何よりアレンに向けたメイの安心しきった表情が、手遅れだと告げているように思えた。
こんなことで泣きたくなるなんて。
カレン嬢は着替えを用意していて着替えたが、結局胸の大きく開いたドレスだった。
カレン嬢はボロボロで、終始ミスが目立った。ナプキンやカトラリーを落としたり音を立てたり、先に手を付けたり様々な失敗を繰り広げながら、振られた会話にもまともに答えることが出来なかった。
最終的に食事が終わる頃には酔って、立ちあがろうとしたときにバランスを崩して倒れた。単独で倒れたら良かったのだが、テーブルクロスを掴んでしまい三分の一ほどズレたため、侯爵と侯爵夫人とカレン嬢の上に皿やグラスやティーカップが落ちてしまった。
国王のグラスも倒れ、中身が掛かってしまった。
侯爵夫妻は必死に謝罪をしていた。
ベリー侯爵家が帰った後、着替えた父上と母上と私と、父上が呼び事情を聞いた王太子で話し合いが始まった。
王妃「いくら何でもあの娘を王子妃には出来ませんわ!あれほど反対しましたのに陛下が」
興奮気味にそう言うのは王妃だ。
私は王妃の実子ではない。父王と第二妃の間に生まれた。産みの母は産後に風邪をうつされて亡くなった。無駄な王子として疎まれていると思っていた。だからカレン・ベリーが婚約者になったのだと思っていた。
決めたのは母上ではなく父上だったとは。
父王「ベリー侯爵を評価してのことだった」
王妃「ですが、あの有様ではありませんか!」
兄「母上、落ち着いてください」
王太子は王妃が産んだ。その後 女児を流産して子に恵まれず、側室を二人迎え入れた。
実母は第二王子と第三王子と第五王子の私を産んだ。第二王子を産んだ時点で妃に格上げになった。住まいも予算も全く違う。
もう一人の側室は女児しか産めずにそのまま。
王妃の体では もう産めないと判断されていたが、奇跡的に第四王子を産んでいた。
私「母上、カレン嬢には問題がありますが、ベリー侯爵は王家との婚姻がどのようなものなのかしっかり理解し、カレン嬢を叱っておりました。
今回、食事会を開いて欲しいとお願いした理由は、もう一度、父上や母上、兄上にカレン嬢を見極めていただきたかったからです」
兄「すまない。そんなこととは知らずに招待を断ってしまった」
私「予定があったのですから謝らないでください」
父王「きっかけがあったのだな?」
私「はい。
私はカルデック家の双子と、カルデック家が庇護下におく令嬢と仲良くなりました。
カレン嬢はそれが気に入らず、トイレに行くメイを3人で追いかけて口論になり、カレン嬢がメイを2回も平手打ちをしたのです」
王妃「まあ!」
私「駆け付けた双子の兄アレンがカレン嬢を1回平手打ちをしました。
学園側はベリー家に警告を、一緒にいた令嬢達の家には注意をしました。
この気性のカレン嬢を王子妃にするのに不安を感じてしまったのです」
父王「なるほどな」
兄「ニコラが嫌なら解消するのはどうでしょう」
王妃「そうね。今なら解消で済むわ。もっといい令嬢にしましょう」
私「ありがとうございます」
父王「もうベリー家とは交流をしなくていい。解消の話し合いをこちらで進めておく。
それより、カルデック公爵家の庇護している令嬢とはどの程度親しいのだ?」
私「メイは困窮した男爵家の令嬢です。あの双子が過保護なほどに守る子です」
父王「だとしたら善人ということだな」
兄「どこの男爵家だ?」
私「モヴィーです」
兄「ああ、確か貴族と呼ぶのはギリギリの家門か」
私「ですが、メイは多才です。偏りはありますが優秀です」
兄「もしかして、外交部門が騒いでいた女学生か?」
私「はい」
父王「今度呼びなさい」
私「それが、本人からも双子からも断られてしまうのです」
王妃「王子が誘っているのに?」
私「メイはカレン嬢みたいな令嬢が出てくることを恐れて 最初から拒絶します。
無視したりはしませんし、話しかければ応えますが、今は私が押しかけている状態です」
兄「その男爵令嬢が好きなのだな?」
私「私は…」
父王「公子に連れてきてもらうのは駄目なのか?」
私「双子はメイをここに来させません」
王妃「私か陛下が招待状を送れば来るわよ」
私「メイに嫌われます。
それに偏りがあるのです。育ちのせいで庶民に近いのです。カルデック家で教師を付けて詰め込もうとしたら家出騒動を起こしたらしくて、入学のための勉強だけで、その他はゆっくり覚えさせることにしたようです」
兄「その子の何が優れているんだ?」
メイのことを説明した。
王妃「ジブランシュ公爵邸には行っていて演奏しているのね?」
私「はい、セレス嬢と仲良くなって招待を受けてジブランシュ邸に遊びに行ったら家族に気に入られて交流を始めているそうです」
兄「来年になるが、ニコラの誕生日のパーティに呼べばいい。それなら断らないだろう」
王妃「そうね、それなら招待状を出せるし断らないわね」
私「くれぐれも、演奏の強要はしないでください」
王妃「弾いてもらえないか聞くのも駄目なの?」
私「私が言えばメイは断りますが、母上や父上が言ったら断りたくても断れないでしょう。
メイは弾いてくれるでしょうが、その場は良くても後の関係に響きます」
父王「確か、その頃は東の遠国と南の遠国から客が来る予定だ。ニコラのパーティにも招待しているが大丈夫か?」
私「寧ろ活躍してくれるはずです」
父王「分かった。後は任せない」
私「父上、母上、兄上、ありがとうございます」
メイが来年の誕生日のパーティに来てくれる、そう思ったら嬉しかった。
あれ以来カレン嬢は閉じこもっているという。
解消は間違いないが、時期をみると言われた。
大きな事件を起こしたわけではないし、自殺でもされたら困るという判断だった。
彼女は長い間欠席し、退学ギリギリで登校するも、自分の殻にこもっているようだった。
進級すると、双子とメイがAクラスに上がってきて、とても嬉しかった。
ライヤー男爵令嬢の鬱陶しさは相変わらずだが、メイがいる。
だが、ある日を境にメイと双子の間にあった薄い壁さえ取り払われていた。
メイは躊躇うことなく全身で甘え、双子達は満足そうな顔をする。それがどうして私とメイではないのか 狡いとさえ思ってしまう。
休みの日に遊びに行くと、毛布に包まれたメイはアレンの膝の上で抱っこされていた。
メイは嫌がることもなく身を委ねている。
メイは私のことを弟のようだと言う。
メイ達と一緒にいると背伸びをしないでありのままでいられるからだと言った。
じっと私を見つめるメイに双子が言った。
“彼は第五王子だよ?第一や第二とは違ってうちに来られるくらいには伸び伸びとした生活を送っているんだ”
だけどメイは…
“でも、貴族でいえば、継げる可能性の低い五男が 跡継ぎ並みの教育をこなさなくてはならないのですよ?少しくらい自由をもらわないと やれませんよ”
心がふわっと軽くなり胸がドキドキと音を立てて始めた。まるで心の中を覗かれたようだった。
メイは私の心に寄り添える貴重な存在だと感じた。
“メイ…ありがとう。メイと友人になれて良かった”
すごく嬉しいのに、胸の高鳴りはズキズキとしたものに変わった。
“ふふっ こちらこそ、殿下がいてくださって楽しいです”
アレンはメイをその腕の中に閉じ込めながら、私に鋭い視線を送っていた。
さすがに厄介な男爵家の娘と王子の私が結ばれることはないだろうし、アレン達が手放すとも思えない。何よりアレンに向けたメイの安心しきった表情が、手遅れだと告げているように思えた。
こんなことで泣きたくなるなんて。
あなたにおすすめの小説
世継ぎは他の妃が産めばいい——子を産めない私ですが、帝の寵愛を独占して皇后になりました
由香
恋愛
後宮に入る女の価値は、ただ一つ。
——皇子を産めるかどうか。
けれど私は、産めない。
ならば——
「世継ぎは他の妃に任せます。私は、陛下に愛される女になります」
そう言い放ったその日から、すべてが狂い始めた。
毒を盛られても、捨てられず。
皇子が生まれても、選ばれたのは私だった。
「お前は、ここにいろ」
これは、子を産めない女が
ただ一つの武器“寵愛”だけで頂点に立つ物語。
そして——
その寵愛は、やがて狂気に変わる。
【完結】記憶喪失の令嬢は無自覚のうちに周囲をタラシ込む。
ゆらゆらぎ
恋愛
王国の筆頭公爵家であるヴェルガム家の長女であるティアルーナは食事に混ぜられていた遅延性の毒に苦しめられ、生死を彷徨い…そして目覚めた時には何もかもをキレイさっぱり忘れていた。
毒によって記憶を失った令嬢が使用人や両親、婚約者や兄を無自覚のうちにタラシ込むお話です。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
妹の身代わりに殺戮の王太子に嫁がされた忌み子王女、実は妖精の愛し子でした。嫁ぎ先でじゃがいもを育てていたら、殿下の溺愛が始まりました・長編版
まほりろ
恋愛
国王の愛人の娘であるアリアベルタは、母親の死後、王宮内で放置されていた。
食事は一日に一回、カビたパンやまふ腐った果物、生のじゃがいもなどが届くだけだった。
しかしアリアベルタはそれでもなんとか暮らしていた。
アリアベルタの母親は妖精の村の出身で、彼女には妖精がついていたのだ。
その妖精はアリアベルタに引き継がれ、彼女に加護の力を与えてくれていた。
ある日、数年ぶりに国王に呼び出されたアリアベルタは、異母妹の代わりに殺戮の王子と二つ名のある隣国の王太子に嫁ぐことになり……。
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。
※中編を大幅に改稿し、長編化しました。2025年1月20日
※長編版と差し替えました。2025年7月2日
※コミカライズ化が決定しました。商業化した際はアルファポリス版は非公開に致します。
※表紙イラストは猫様からお借りしています。
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
【完結】「元カノが忘れられないんでしょう?」と身を引いた瞬間、爽やか彼氏の執着スイッチが入りました
恋せよ恋
恋愛
「元カノが忘れられないなら、私が身を引くわくべきよね」
交際一周年、愛するザックに告げた決別の言葉。
でも、彼は悲しむどころか、見たこともない
暗い瞳で私を追い詰めた。
「僕を捨てる? 逃げられると思っているの、アン」
私の知る爽やかな王子の仮面が剥がれ落ち、
隠されていた狂おしいほどの独占欲が牙を剥く。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~
湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。
「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」
夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。
公爵である夫とから啖呵を切られたが。
翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。
地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。
「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。
一度、言った言葉を撤回するのは難しい。
そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。
徐々に距離を詰めていきましょう。
全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。
第二章から口説きまくり。
第四章で完結です。
第五章に番外編を追加しました。
【完結】モブ令嬢としてひっそり生きたいのに、腹黒公爵に気に入られました
22時完結
恋愛
貴族の家に生まれたものの、特別な才能もなく、家の中でも空気のような存在だったセシリア。
華やかな社交界には興味もないし、政略結婚の道具にされるのも嫌。だからこそ、目立たず、慎ましく生きるのが一番——。
そう思っていたのに、なぜか冷酷無比と名高いディートハルト公爵に目をつけられてしまった!?
「……なぜ私なんですか?」
「君は実に興味深い。そんなふうにおとなしくしていると、余計に手を伸ばしたくなる」
ーーそんなこと言われても困ります!
目立たずモブとして生きたいのに、公爵様はなぜか私を執拗に追いかけてくる。
しかも、いつの間にか甘やかされ、独占欲丸出しで迫られる日々……!?
「君は俺のものだ。他の誰にも渡すつもりはない」
逃げても逃げても追いかけてくる腹黒公爵様から、私は無事にモブ人生を送れるのでしょうか……!?