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辺境伯(娶りたい)
【 フェリシアン・バロウ辺境伯 の視点 】
暫くすると血の気の引いたアリオンが戻って来た。
「遅かったな。どうだった」
「深夜に城を出たのは夜勤の王宮馬車だけで、行き先は……」
「早く言え!」
「ヴェリテ公爵邸でした」
「王兄殿下の婿入り先だ…」
「ヴェリテと言ったら娘が一人います。今、調べて来たら、成人したばかりの令嬢でした」
「16歳!?」
「そうなります。我々はもうお終いです」
「朝になったら交際を申し込もうと思っていたのに……」
「それどころじゃないですよ!」
「女による夜這いからの交際だと思っていたのに。謝罪をしなくては」
「……待ってください。騒ぎになっていないということは公爵令嬢は口を継ぐんでいる可能性があります。令嬢にとっては致命的ですから」
「それだ」
「フェリシアン様?」
「責任をとって娶る!」
「はあ~主人が壊れた、神様助けてください」
「アリオン、令嬢について徹底的に調べてくれ!ヴェリテ公爵家についてもだ!」
「分かりました」
「陛下に聞いてくる」
「湯を用意させますから、まずは湯浴みをしてください!そもそも何時だと思っているんですか!夜が明けたばかりですよ!?」
「分かった、湯浴みをする」
「参ったな。絞首刑かな」
湯に浸かりながら昨夜のことを思い出していた。
彼女の膣内に突き立て、あの狭さを味わい、子種を注いできた男達に嫉妬した自分がマヌケで笑えてきた。
「ハハッ」
彼女は俺しか知らない。俺が純潔を散らして初めて注いだ男なのだと思ったら嬉しくて仕方ない。
「痛かっただろうな」
誘ってきた女が処女だったことも何度とある。自己申告をするから面倒だが丁寧に解してやっていた。それでも裂けるような痛みだと泣く女もいる。
それを湿らせてナカにサッと塗り込んだだけで突っ込んでしまった。
最後は乱暴に突き立てた。
そしてそのまま抱き続けた。
初めてだと自己申告する女の中には、偽物が紛れていた。破瓜の責任を取らせようという魂胆なのだが、自己申告した女には全員“例え生娘だとしても責任は取らない”と告げてから貫いた。
明らかに男を知った慣れた具合の女が何人もいた。“痛い”という女を無視して腰を振り、高めるために利用して射精の際は膣から抜き去って放出すると女はガッカリした顔をする。
“もう一度”などと言われても“一度で充分だ”と言って女の元を去った。
次はなんとかナカに注がせようとしているのがわかる。
そもそも初めての女がもう一度などと言わないだろう。
挿れた途端に緩過ぎて、ヤっている最中に素股に変えたこともあった。流石に“こんなに緩くてよく処女だなんて言えたな”と指摘すると 顔を真っ赤にしてキレだす女もいた。
あれだけ狭かったし 抵抗感も凄くて無理矢理捩じ込んだようなものなにの何故すぐに気が付かなかったのか。
しかも成人したての公爵令嬢。
縛って 口に布を詰めた。
……酷いことをした。
再会したら甘やかしてやろうと決意した。
浴室から出ると侍従が新しいタオルを渡した。
「何、笑っていたんですか。壊れたかと思って心配になりましたよ。ニヤついて出て来るし。まだ正気でいてくださいよ。こんなに若いうちから無職にしないで稼がせてください」
こいつは本当に遠慮がない。
数時間後、お目通りが叶って陛下と対面した。
包み隠さず話して跪いた。
「シェイナを夜這いの女と間違えて事を成したと言うのだな?」
「申し訳ございません」
「よりによって兄上の娘に……」
「申し訳ございません」
「私の姪でもあるのだぞ!」
「誤解の上、知らなかったとはいえ私の責任です」
「兄上は夫人を狂愛している。その夫人によく似た娘だぞ!」
「暗くてよく見えませんでした」
「兄上も恐ろしいが、一番恐ろしいのは夫人のティーティア様だ。彼女は軍師と呼ばれている。
父上達が頼るほどの策略家で商才もあり、貴族や平民から絶大な人気を誇る」
「ご令嬢は、」
「彼女の名前はシェイナ・ヴェリテ。
長兄のフィロは宰相補佐で宰相の娘と婚姻し婿養子に入っている。
シェイナはデビューのために王都に来てフィロ経由で宰相と知り合い、宰相が試しに仕事をさせたら有能だった。
宰相自ら口説き落としスカウトして宰相執務室の一員になった。
成人して独立している」
「婚約者は、」
「いない」
「恋人は、」
「聞いていないし、過去にも居なかったはずだ」
「求婚します」
「それは責任をとってということか」
「名目はそうですが気に入ったのです」
「そんなことを言ったら兄上に殺されるぞ」
「何故ですか」
「会話もせず ただ犯しただけの其方が、気に入ったから娶りたいと言い出せば、それは“体が気に入ったから”という意味になる。
つまりは“夜伽のための女として娶りたい”と言っているようなものだ。
溺愛する妻にそっくりな愛娘がそんな扱いを受けたら許すはずがない。
兄上は王位継承権を有する。いくら辺境伯でも無事では済まない」
「純潔を奪ったのです」
「シェイナの身分と後ろ盾と美しさなら、生娘でなくとも望む者は多い。
しかも宰相が直々にスカウトした子で一度は断ったと聞く。
学園の入試は一位で入学を辞退した才女だ。
其方に見込みは無いのでは?
普通、自分を犯した男と結婚したいと思うか?会いたいと思うか?
シェイナは其方の妻の座など興味を持っているはずがない」
「それは……」
「しかも未だに頭と胴体が付いているし、自由の身だ。関わりたくもないのだろう」
確かに。
だが、彼女の情報を聞けば聞くほど欲しくなる。
「……とにかく謝罪をしに行きます。住所を教えていただけませんか」
「姪を犯した男に一人住まいの住所を教えろと?其方なら教えるのか?」
「……いえ」
「ヴェリテ邸に先触れを出して訪ねるしかないだろうな。
一つ忠告してやろう。殺気を生じさせれば死ぬからな」
「ヴェリテはそのような家門では……手練れの護衛がいるという意味でしょうか」
「そうだ。人ではないがな。それ故に容赦がない。
それに兄上も相当な剣の使い手だし、夫人のティーティア様も団長達が講師を何度と頼む程の剣の使い手だ。
サンセール1の剣士と呼ばれる其方だが無傷ではいられまい。
いいか、ヴェリテの当主は王族だ。忘れるなよ」
部屋に戻りアリオン直々に先触れを出しに行かせた。
「フェリシアン様、公爵令嬢は不在でした」
「居留守ではなく?」
「はい。何処にいるかは教えて貰えませんでした」
「そうか。では一人住まいの部屋だろう。
もう一つ、王太子殿下の誕生祝いがある。
その後、ホテルに滞在するかもしれない。
混雑具合を聞いてくれ。場合によっては滞在が長期になるかもしれない」
「かしこまりました」
暫くすると血の気の引いたアリオンが戻って来た。
「遅かったな。どうだった」
「深夜に城を出たのは夜勤の王宮馬車だけで、行き先は……」
「早く言え!」
「ヴェリテ公爵邸でした」
「王兄殿下の婿入り先だ…」
「ヴェリテと言ったら娘が一人います。今、調べて来たら、成人したばかりの令嬢でした」
「16歳!?」
「そうなります。我々はもうお終いです」
「朝になったら交際を申し込もうと思っていたのに……」
「それどころじゃないですよ!」
「女による夜這いからの交際だと思っていたのに。謝罪をしなくては」
「……待ってください。騒ぎになっていないということは公爵令嬢は口を継ぐんでいる可能性があります。令嬢にとっては致命的ですから」
「それだ」
「フェリシアン様?」
「責任をとって娶る!」
「はあ~主人が壊れた、神様助けてください」
「アリオン、令嬢について徹底的に調べてくれ!ヴェリテ公爵家についてもだ!」
「分かりました」
「陛下に聞いてくる」
「湯を用意させますから、まずは湯浴みをしてください!そもそも何時だと思っているんですか!夜が明けたばかりですよ!?」
「分かった、湯浴みをする」
「参ったな。絞首刑かな」
湯に浸かりながら昨夜のことを思い出していた。
彼女の膣内に突き立て、あの狭さを味わい、子種を注いできた男達に嫉妬した自分がマヌケで笑えてきた。
「ハハッ」
彼女は俺しか知らない。俺が純潔を散らして初めて注いだ男なのだと思ったら嬉しくて仕方ない。
「痛かっただろうな」
誘ってきた女が処女だったことも何度とある。自己申告をするから面倒だが丁寧に解してやっていた。それでも裂けるような痛みだと泣く女もいる。
それを湿らせてナカにサッと塗り込んだだけで突っ込んでしまった。
最後は乱暴に突き立てた。
そしてそのまま抱き続けた。
初めてだと自己申告する女の中には、偽物が紛れていた。破瓜の責任を取らせようという魂胆なのだが、自己申告した女には全員“例え生娘だとしても責任は取らない”と告げてから貫いた。
明らかに男を知った慣れた具合の女が何人もいた。“痛い”という女を無視して腰を振り、高めるために利用して射精の際は膣から抜き去って放出すると女はガッカリした顔をする。
“もう一度”などと言われても“一度で充分だ”と言って女の元を去った。
次はなんとかナカに注がせようとしているのがわかる。
そもそも初めての女がもう一度などと言わないだろう。
挿れた途端に緩過ぎて、ヤっている最中に素股に変えたこともあった。流石に“こんなに緩くてよく処女だなんて言えたな”と指摘すると 顔を真っ赤にしてキレだす女もいた。
あれだけ狭かったし 抵抗感も凄くて無理矢理捩じ込んだようなものなにの何故すぐに気が付かなかったのか。
しかも成人したての公爵令嬢。
縛って 口に布を詰めた。
……酷いことをした。
再会したら甘やかしてやろうと決意した。
浴室から出ると侍従が新しいタオルを渡した。
「何、笑っていたんですか。壊れたかと思って心配になりましたよ。ニヤついて出て来るし。まだ正気でいてくださいよ。こんなに若いうちから無職にしないで稼がせてください」
こいつは本当に遠慮がない。
数時間後、お目通りが叶って陛下と対面した。
包み隠さず話して跪いた。
「シェイナを夜這いの女と間違えて事を成したと言うのだな?」
「申し訳ございません」
「よりによって兄上の娘に……」
「申し訳ございません」
「私の姪でもあるのだぞ!」
「誤解の上、知らなかったとはいえ私の責任です」
「兄上は夫人を狂愛している。その夫人によく似た娘だぞ!」
「暗くてよく見えませんでした」
「兄上も恐ろしいが、一番恐ろしいのは夫人のティーティア様だ。彼女は軍師と呼ばれている。
父上達が頼るほどの策略家で商才もあり、貴族や平民から絶大な人気を誇る」
「ご令嬢は、」
「彼女の名前はシェイナ・ヴェリテ。
長兄のフィロは宰相補佐で宰相の娘と婚姻し婿養子に入っている。
シェイナはデビューのために王都に来てフィロ経由で宰相と知り合い、宰相が試しに仕事をさせたら有能だった。
宰相自ら口説き落としスカウトして宰相執務室の一員になった。
成人して独立している」
「婚約者は、」
「いない」
「恋人は、」
「聞いていないし、過去にも居なかったはずだ」
「求婚します」
「それは責任をとってということか」
「名目はそうですが気に入ったのです」
「そんなことを言ったら兄上に殺されるぞ」
「何故ですか」
「会話もせず ただ犯しただけの其方が、気に入ったから娶りたいと言い出せば、それは“体が気に入ったから”という意味になる。
つまりは“夜伽のための女として娶りたい”と言っているようなものだ。
溺愛する妻にそっくりな愛娘がそんな扱いを受けたら許すはずがない。
兄上は王位継承権を有する。いくら辺境伯でも無事では済まない」
「純潔を奪ったのです」
「シェイナの身分と後ろ盾と美しさなら、生娘でなくとも望む者は多い。
しかも宰相が直々にスカウトした子で一度は断ったと聞く。
学園の入試は一位で入学を辞退した才女だ。
其方に見込みは無いのでは?
普通、自分を犯した男と結婚したいと思うか?会いたいと思うか?
シェイナは其方の妻の座など興味を持っているはずがない」
「それは……」
「しかも未だに頭と胴体が付いているし、自由の身だ。関わりたくもないのだろう」
確かに。
だが、彼女の情報を聞けば聞くほど欲しくなる。
「……とにかく謝罪をしに行きます。住所を教えていただけませんか」
「姪を犯した男に一人住まいの住所を教えろと?其方なら教えるのか?」
「……いえ」
「ヴェリテ邸に先触れを出して訪ねるしかないだろうな。
一つ忠告してやろう。殺気を生じさせれば死ぬからな」
「ヴェリテはそのような家門では……手練れの護衛がいるという意味でしょうか」
「そうだ。人ではないがな。それ故に容赦がない。
それに兄上も相当な剣の使い手だし、夫人のティーティア様も団長達が講師を何度と頼む程の剣の使い手だ。
サンセール1の剣士と呼ばれる其方だが無傷ではいられまい。
いいか、ヴェリテの当主は王族だ。忘れるなよ」
部屋に戻りアリオン直々に先触れを出しに行かせた。
「フェリシアン様、公爵令嬢は不在でした」
「居留守ではなく?」
「はい。何処にいるかは教えて貰えませんでした」
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