【完結】道をそれた少女は別世界でも竹刀を握る

ユユ

文字の大きさ
19 / 53

死ぬのはなれました

しおりを挟む
王子はそのまま座ってくれたが、

公「ウィリアム王子殿下がこちらで食事とは珍しいですね」

ウ「たまには気分を変えたくて。
クリスティーナ嬢は侯爵に会いに?」

私「はい」モグモグ モグモグ

ウ「この後どうするの」

私「用事があります」モグモグ モグモグ

ウ「何の用事?」

私「あの、食事を楽しみたいのですが」

ウ「……」

ノ「クリスティーナ、これ美味しいよ」

私「ありがとう」モグモグ 

ウ「ノエルとクリスティーナ嬢は婚約しているの?」

公「していません」

ウ「クリスティーナ嬢、用事が終わったら私と散歩に行こう」

私「せっかくのお誘いですが時間が掛かりますので」

ウ「じゃあ、その用事を私も一緒に、」

私「殿下。ご遠慮ください」

ウ「何で」

私「私はノエルくんとここに来ているのでノエルくんと過ごします」

ウ「じゃあ、明日私との約束として遊びに来てよ」

私「友達でもないのにですか?」

ウ「これからなればいい」

ノ「殿下、クリスティーナに何の用があるのですか。誤解を招きかねないので止めてください」

ウ「何が」

ノ「殿下は婚約者候補を決めたばかりではないですか」

ウ「候補だろう。まだ決まっていない。クリスティーナ嬢は侯爵家の令嬢なら候補に入れられる。
ファーズ侯爵家は一人娘だから候補から外れたが、嫁に出しても養子を迎えればいいことだ」

公「殿下、もう決まったことです」

伯「クリスティーナを王家に嫁がせません」

ウ「先ずは交流をしないか?クリスティーナ嬢」

私「お断りします」

ウ「何で?」

私「嫌だからです」

ウ「……」

私「思い付きで簡単に他人ひとの将来を決めないでください。

養子を迎えればいい?王子だからってそんなことを口にする権利は無いんじゃないですか?

王子殿下にとってはファーズ侯爵家はどうでもいい存在なのですね」

ウ「そんなことは言っていない」

私「言っていると気付かないなんて。どんな育てられ方をしたのかしら」

父「クリスティーナ、止めなさい」

私「子供が言った事だから大目に見て聞き流せと?」

公「確かに臣下を軽視する発言をなさったが、王族は不敬罪に問えるんだよ」

私「酷い世の中なのですね」

ウ「どういう意味だ」

私「王族というだけで問題有りの発言をしても“不敬だぞ!”の一言で覆ってしまうのです。
恐ろしい世界ですね。
全てがバカバカしく思えてきます」

ウ「体験するか?」

私「面白いですね。どうぞ」

ウ「本当にやらないと思っているのだな?」

私「いえ。やった後のことを想定できないのだと思っているだけです」

もう二度も死んでるから死は怖くない。

あ、お父様が巻き添えになっちゃう。

私「お父様、籍を抜いてください。
独裁者の犠牲は私一人で充分です」

ノ「殿下、止めてください!」

私「ノエルくん。いいの。
仲良くしてくれてありがとう。
またお友達を探してね」

ノ「クリスティーナ!」

私「さあ、捕えるんでしょう?早くしてください」

こうして私は貴族牢に入れられた。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

学園では婚約者に冷遇されていますが、有能なので全く気になりません。〜学園でお山の大将されてても、王宮では私の方が有能ですから〜

織り子
恋愛
王都カラディナにある国立魔術学園では、満十六歳の生徒たちの社交界デビューを兼ねた盛大なパーティーが開かれていた。 侯爵令嬢タレイア・オルトランは、婚約者である第二王子アスラン・オグセリアの迎えを待つも、結局ひとりで会場へ向かうことになる。 学園では身分の差がないとはいえ、アスランが公然とタレイアを侮辱し続けてきたことで、彼女は生徒たちから冷笑と蔑視の的となっていた。しかしタレイアは、王城で政務を担ってきた聡明さと矜持を失わず、毅然と振る舞う。

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

婚約破棄がやって来る

あんど もあ
ファンタジー
賊に馬車を襲われた公爵令嬢。なぜか、彼女は喜んで娼館に売られたがる……。

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。

灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。 曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。 婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。 前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。

処理中です...