9 / 17
やっと役目をもらえそう
しおりを挟む
割ったら弁償が大変そうなカップでお茶を飲む侯爵様を見つめている訳は、
「いいよ。就寝前のお茶の用意とマッサージを任命する」
「ありがとうございます」
試飲をしてもらい合格を貰った。
この半年、アレン様と食事をし ダンスをして 散歩もして ティータイムも一緒。
お父様達を拘束した犯人から聞いていたような感じはない。
若い女性を食い散らかすなんて雰囲気はない。
ちょっといろいろ近いし触れるけど、髪についた葉を取ったりエスコートだったりとその程度。まあ、彼の好みではないかもしれないし使用人に手を出さない主義かもしれない。
でもずっとお屋敷にいるから、今のところ外で食い散らかしていることも無さそう。
親兄弟を殺して逆らう者に容赦ないと聞いたけど、そんなことをするように思えない。
敷地に紛れ込んだ野良猫をそっと敷地外に出してあげてるし、鳥が窓辺にとまると飛び去るまで眺めている。
メイドが粗相をしても怒らないし、ショーン様に揶揄われても本気で怒っていなかった。
極悪非道で有名…とは感じない。寧ろ私に親切だ。親切過ぎる。
服はクローゼットいっぱいになり、靴も外套も帽子もバッグも髪飾りなども増えていく。
先月からはイヤリングやネックレスも買って下さった。
そしてとにかく顔がいい。綺麗過ぎる。
だんだん慣れてはきたが微笑まれるとちょっと弱い。
これ以上情が移る前にとメイドの仕事の催促をした。いくらお父様から快適軟禁生活のお手紙が来ても支配下に置かれているのは間違いないし、外にも出られないのは変わらないから。
「では、今夜マッサージの試験だ」
「はい、頑張ります」
夜、アレン様の部屋に行くと湯浴みの最中だった。
マッサージの支度をした。
祖父母達にしていたように肩揉み程度の気持ちでいたが、それでは駄目だと言われた。
だから香油のマッサージの仕方を教わってきた。
今夜認められないとスタートラインより後退するかもしれない。
ベッドに何枚もタオルを敷いてアレン様を待つ。
ガチャ
「!!」
腰にタオルを巻き、髪をタオルで拭いながら出てきたアレン様は学園の授業で見た美術館の石像のように…いや それ以上に筋肉が付いていた。
「クレア?」
「っ! こちらにうつ伏せになってください」
アレン様は腰のタオルを外して全裸で敷いたタオルの上にうつ伏せになった。
お尻が…私と違う!
服を着ていたときは細身に見えたのに。
首や肩から始めて腕、背中、腰、お尻、脚とマッサージをしていく。
「仰向けになってください」
ギシッ
「!!!!!!!!!」
何コレ!何コレ!何コレ!何コレっ!!
「いいよ。就寝前のお茶の用意とマッサージを任命する」
「ありがとうございます」
試飲をしてもらい合格を貰った。
この半年、アレン様と食事をし ダンスをして 散歩もして ティータイムも一緒。
お父様達を拘束した犯人から聞いていたような感じはない。
若い女性を食い散らかすなんて雰囲気はない。
ちょっといろいろ近いし触れるけど、髪についた葉を取ったりエスコートだったりとその程度。まあ、彼の好みではないかもしれないし使用人に手を出さない主義かもしれない。
でもずっとお屋敷にいるから、今のところ外で食い散らかしていることも無さそう。
親兄弟を殺して逆らう者に容赦ないと聞いたけど、そんなことをするように思えない。
敷地に紛れ込んだ野良猫をそっと敷地外に出してあげてるし、鳥が窓辺にとまると飛び去るまで眺めている。
メイドが粗相をしても怒らないし、ショーン様に揶揄われても本気で怒っていなかった。
極悪非道で有名…とは感じない。寧ろ私に親切だ。親切過ぎる。
服はクローゼットいっぱいになり、靴も外套も帽子もバッグも髪飾りなども増えていく。
先月からはイヤリングやネックレスも買って下さった。
そしてとにかく顔がいい。綺麗過ぎる。
だんだん慣れてはきたが微笑まれるとちょっと弱い。
これ以上情が移る前にとメイドの仕事の催促をした。いくらお父様から快適軟禁生活のお手紙が来ても支配下に置かれているのは間違いないし、外にも出られないのは変わらないから。
「では、今夜マッサージの試験だ」
「はい、頑張ります」
夜、アレン様の部屋に行くと湯浴みの最中だった。
マッサージの支度をした。
祖父母達にしていたように肩揉み程度の気持ちでいたが、それでは駄目だと言われた。
だから香油のマッサージの仕方を教わってきた。
今夜認められないとスタートラインより後退するかもしれない。
ベッドに何枚もタオルを敷いてアレン様を待つ。
ガチャ
「!!」
腰にタオルを巻き、髪をタオルで拭いながら出てきたアレン様は学園の授業で見た美術館の石像のように…いや それ以上に筋肉が付いていた。
「クレア?」
「っ! こちらにうつ伏せになってください」
アレン様は腰のタオルを外して全裸で敷いたタオルの上にうつ伏せになった。
お尻が…私と違う!
服を着ていたときは細身に見えたのに。
首や肩から始めて腕、背中、腰、お尻、脚とマッサージをしていく。
「仰向けになってください」
ギシッ
「!!!!!!!!!」
何コレ!何コレ!何コレ!何コレっ!!
385
あなたにおすすめの小説
【完結】好きでもない私とは婚約解消してください
里音
恋愛
騎士団にいる彼はとても一途で誠実な人物だ。初恋で恋人だった幼なじみが家のために他家へ嫁いで行ってもまだ彼女を思い新たな恋人を作ることをしないと有名だ。私も憧れていた1人だった。
そんな彼との婚約が成立した。それは彼の行動で私が傷を負ったからだ。傷は残らないのに責任感からの婚約ではあるが、彼はプロポーズをしてくれた。その瞬間憧れが好きになっていた。
婚約して6ヶ月、接点のほとんどない2人だが少しずつ距離も縮まり幸せな日々を送っていた。と思っていたのに、彼の元恋人が離婚をして帰ってくる話を聞いて彼が私との婚約を「最悪だ」と後悔しているのを聞いてしまった。
戦場から帰らぬ夫は、隣国の姫君に恋文を送っていました
Mag_Mel
恋愛
しばらく床に臥せていたエルマが久方ぶりに参加した祝宴で、隣国の姫君ルーシアは戦地にいるはずの夫ジェイミーの名を口にした。
「彼から恋文をもらっていますの」。
二年もの間、自分には便りひとつ届かなかったのに?
真実を確かめるため、エルマは姫君の茶会へと足を運ぶ。
そこで待っていたのは「身を引いて欲しい」と別れを迫る、ルーシアの取り巻きたちだった。
※小説家になろう様にも投稿しています
あなたの隣は私ではないけれど、それでも好きでいてもいいですか、レオナルド様
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢エリアーナには、三年間ずっと抱えてきた秘密がある。
婚約者であるヴァルフォード公爵・レオナルドへの、誰にも言えない恋心だ。
しかし彼の隣にいるのは、いつも幼馴染の伯爵令嬢・ソフィア。
儚げな笑顔と上目遣いで男性を虜にするあざとい彼女に、レオナルドも例外ではないようで——
「レオ、私のこと嫌いにならないでね?」
「……そんなことにはならない」
また始まった二人の世界。
「貧相な小娘」と罵った第一王子へ。番(つがい)は貴方ではなく、国王陛下(お父様)でした
しえろ あい
恋愛
「お父様、わたくし、あの方と目が合った瞬間、分かってしまったのです」
十六歳のデビュタントの夜、ルーセント侯爵令嬢フェリシアを待っていたのは、残酷な罵倒だった。第一王子カシウスは、可憐な白いドレスを纏った彼女を「貧相な小娘」と呼び、己の番(つがい)であることを真っ向から否定する。
会場に響く冷笑と、愛用の刺繍に込めた自信さえ打ち砕くような屈辱。しかし、絶望の淵に立たされた彼女を見つめていたのは、王子ではなく、圧倒的な威厳を放つ「ある男」だった。
魂を焦がすような熱い視線が重なり、静まり返る謁見の間。この出会いが、王室を揺るがす大事件の幕開けになるとは、まだ誰も知らない。自身の価値を否定された少女が、真実の愛によって世界で最も幸福な王妃へと駆け上がる、逆転溺愛ストーリー。
※小説家になろう様にも投稿しています※
公爵夫人は愛されている事に気が付かない
山葵
恋愛
「あら?侯爵夫人ご覧になって…」
「あれはクライマス公爵…いつ見ても惚れ惚れしてしまいますわねぇ~♡」
「本当に女性が見ても羨ましいくらいの美形ですわねぇ~♡…それなのに…」
「本当にクライマス公爵が可哀想でならないわ…いくら王命だからと言ってもねぇ…」
社交パーティーに参加すれば、いつも聞こえてくる私への陰口…。
貴女達が言わなくても、私が1番、分かっている。
夫の隣に私は相応しくないのだと…。
今さら遅いと言われる側になったのは、あなたです
有賀冬馬
恋愛
夜会で婚約破棄された私は、すべてを失った――はずだった。
けれど、人生は思いもよらない方向へ転がる。
助けた騎士は、王の右腕。
見下されてきた私の中にある価値を、彼だけが見抜いた。
王城で評価され、居場所を得ていく私。
その頃、私を捨てた元婚約者は、転落の一途をたどる。
「間違いだった」と言われても、もう心は揺れない。
選ばれるのを待つ時代は、終わった。
結婚式に結婚相手の不貞が発覚した花嫁は、義父になるはずだった公爵当主と結ばれる
狭山雪菜
恋愛
アリス・マーフィーは、社交界デビューの時にベネット公爵家から結婚の打診を受けた。
しかし、結婚相手は女にだらしないと有名な次期当主で………
こちらの作品は、「小説家になろう」にも掲載してます。
【完結】六歳下の幼馴染に溺れた夫。白い結婚を理由に離縁を申し立てたら、義弟(溺愛)に全力で求婚されました
恋せよ恋
恋愛
夫が愛でるのは、守ってあげたくなるような「可憐な少女」。
夫が疎むのは、正論で自分を追い詰める「完璧な妻」。
「シンシア、君はしっかりしているから、大丈夫だろう?」
六歳年下の幼馴染ジェニファー子爵令嬢を気遣う貴方。
私たちは、新婚初夜さえ済ませていないのよ?
完璧な家政、完璧な社交。私が支えてきたこの家から、
ニコラス、貴方って私がいなくなったらどうなるか……。
考えたこともないのかしら?
義弟シモンは、学生時代の先輩でもあるシンシアを慕い
兄ニコラスの態度と、幼馴染ジェニファーを嫌悪する。
泣いて縋るあざとい少女と、救世主気取りの愚かな夫。
そして、義姉であるシンシアを慕うシモン。
これは、誇り高き伯爵夫人、シンシアの物語である。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる