【完結】もう一度言いますね、貴方を誘惑したんじゃありません!信じてください!

ユユ

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許さない(ララ)

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【 ララ・ソヴェリオの視点 】

すぐに調査員を雇い、女の家の使用人から話を聞き出させた。

『御者によると、あの夜は 王都にある高級宿に2人で入り3時間後にそれぞれの屋敷に戻ったようです。

宿の者は口を割りませんでした。

夜中に帰ってきた令嬢の湯浴みを手伝ったメイドと話ができましたが、特に変わったことはなく、機嫌が良かったくらいだと。

令嬢は また来週末に会う予定をしているそうです』

『何曜日?』

『日曜日だそうです』

『……お仕置きをしたいの。人を雇えるかしら』

『具体的には』

『来週の土曜日に第一王子の誕生日のお祝いがあるの。女を懲らしめて恥をかかせて。他人ひとの婚約者と寝るとどうなるのかしっかりと分からせて欲しいの』

『王城は報酬が破格になりますよ』

『かまわないわ』


当日、13時から始まったパーティの中盤で女は花を摘みに会場を出た後 戻らなかった。

夕刻になり終了間近でテラスに出た者達が悲鳴を上げた。

聞きつけた者達がゾロゾロと出てきてソレを目撃した。

建物と植え込みの間に若い女が倒れていた。

ドレスは切られて脱がされていた。コルセットも切られて胸が露わになり歯形がくっきり付いていた。ドロワーズが引っかかった右脚は外側に向けて曲げ 左脚は開き 膝が立っていた。
腿は叩かれたのか掴まれたのか赤くなり、丸見えになった秘部からは大量の白濁が漏れ出していた。

髪はぐちゃぐちゃで涙で化粧が崩れ、口や鼻や耳にも白濁が多量に付いていた。

ここまでやるとは思っていなかったがスッとした。
私の婚約者と寝た代償なのだから文句ないわよね。

2日後、歯型と少しの痣と秘部の腫れ以外は無傷だったのに女が自害した。

思っていたよりも大事になったかもしれないと一瞬頭に過ったが忘れることにした。

さらに3日後、青褪めた家令が私を呼びに来た。
一階のエントランスにはお父様とお母様とお兄様がいた。
そして複数の王宮騎士団が立っていた。

『ララ・ソヴェリオ。第一級強姦罪で逮捕する』

『え?』

『実行犯5人と仲介人は既に拘束した。連行する』

『わ、私は関係ないわ!』

お父様は何かの間違いだと抗議していて、お母様はめまいを起こし、お兄様はお母様を支えていた。

『国王陛下が激怒なさっている。一族の連座に波及しないうちに従え』

この言葉にお父様は折れた。

『ララ。行きなさい』

『お父様!?』

結局引き摺られるように連れて行かれた。


厳しい尋問に耐えきれず認めてしまった。
私と実行犯の間を取り持った男と会っていた時の目撃証言が、うちのメイド達から出てしまった。

『お前には王都からの追放を言い渡す』

え? 王都からの追放?

『追放とは…』

『王都に一歩たりとも入ることは許さない。
つまり王宮行事も貴族達のタウンハウスで行う催しにも参加できない。王都の街で買い物も食事も鑑賞もできない』

『あんまりですわ!』

王子むすこの祝いのパーティでどとんでもないことしでかしたお前を処刑しても良かったんだぞ』

『っ!!』


その後は両親に叱られ、すぐに領地へ下がった。

『嫁に行くなら隠居した男の後妻か第二夫人や妾しかないな』

は? 私が?

『私には婚約者が、』

『破棄されたに決まっているだろう。
侯爵夫人が王都に立ち入れないなど許されない』

『でも、今更』

『ルセール侯爵家なら直ぐに新しい令嬢が現れる。
歳が離れていたっていいんだからな』

『……』

信じられない。全部彼のせいじゃない!
あの男が浮気したせいで!
なのに彼だけ幸せになるというの!?

許せなかった。
だから公爵家との繋がりを求めて招待状を送ってくる下位貴族の領地でのパーティに出席した。
私の復讐を手伝ってくれる男を探した。

それがこの男、子爵家の令息トニー・セルヴラだ。
報酬に私を抱きたいと言った。



は? 去勢の薬と自害用の丸薬を駄目にした!?

トニーが公爵領にやってきて報告をくれた。

「瓶の栓が緩んでいたようだと手紙に書いてあった。
また入手できるか?」

「去勢の薬は無理よ」

「クレアにナイフで刺せとでも言うか?」

「ならナイフで去勢するよう手紙に書いて。自害用の薬はまた用意するわ」

「そういえば、ルセール侯爵は教会をおさえたらしいぞ」

「え?」

「婚姻式用に1年と数ヶ月後で予約を入れたようだ」

許さない!!
絶対に許さないわ!!

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