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休憩室
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遡ること3週間前。
「キャサリン、可愛いよ」
「殿下」
はぁ…。また女を連れ込んでる。
派手さはないが上質。広めの部屋にソファとローテーブル、食事などをするための椅子とテーブル。
ティーセットや皿をしまうキャビネット。本棚も備え付けてある。
この空間は高貴な方が息抜きをする部屋なのだが…
「いい香りだ。もっと嗅ぎたいから近寄ってくれ」
「もう、それは二人きりのときに」
「あいつらはいないと思ってくれたらいい」
「やっ、くすぐったいですぅ」
もう一人の側近候補を見ると“無”だ。
この部屋は学園に作られた王族専用の休憩室だが、現在王族の生徒はアルメット第一王子しかいないため、彼しか使えない。
教師は近寄らないし、ドアの外には護衛騎士が立っている。
「キャサリン…次の時間は出なくてもいいだろう?」
「次の先生は厳しいから駄目ですわ」
「だがな、もうキャサリンのせいでこんなになっているんだ」
「もう!殿下ったら」
「君だってほら」
「あっ!」
はぁ…始まった。
「外におります」
「そこにいていい。すぐに済む」
「かしこまりました」
ソファに腰をかけた王子はベルトを外しボタンも外し 制服と下着の中からアレを出すと、軽く解したキャサリンを上に跨らせてセックスを始めた。
「いいよ、キャサリン。動いてくれ」
俺と一緒に立っているのはジェイク。ボルスト公爵家の三男だ。
俺たち三人は幼馴染で、学園に入学するにあたりアルメット殿下の側近候補に選ばれた。
側近候補といっても学生の間は校内での世話役に過ぎない。
一年生の頃はここまで酷くなかったが特定の女生徒と親しげに話をすることがあった。二年生になってから女生徒とデートするようになり体の関係も持ち始めた。三年生になってからは学園の王族専用の休憩室を逢引き部屋にして、今のように女生徒と交わっている。
三年生になってからは このキャサリンで四人目だ。学生の令嬢がこんなに簡単に股を開くとは思ってもいなかった。しかも俺たちがいる前で。
「あっ!殿下っ!殿下っ!」
「いいぞ、もっと!」
「殿下っ!」
キャサリン嬢は殿下の上で激しく腰を振って、そのまま…。
五分か…相変わらず早いな。
「良かったよ、キャサリン。
ジェイク、避妊薬を持って来てくれ」
ジェイクは引き出しから避妊薬の入った小瓶を取り出して殿下に渡した。
「ほら、口を開けて」
殿下自ら薬を飲ませると、もう用はない。
「キャサリン、次の授業に間に合うぞ」
「え?」
「厳しい教師の授業なのだろう?君が叱られたら可哀想だ。早く教室に戻った方がいい」
「……」
キャサリンは下着を履いて制服を整えると退室した。不満顔だった。そりゃそうだよな。見張られながらのたった五分の交わり、イったのは殿下だけだし、用が済めば去れだなんて…路上娼婦と扱いが同じだ。徐々に酷くなっていく。
「スッキリしたけど授業という気分じゃないな。何処かに出かけるか」
「私どもは授業をサボることは許されておりません。
お供できるのも学園内だけです。後は護衛騎士に引き継ぎます」
「ジェイクは堅いな」
「失礼します」
俺たちがドアの外に出ると、そこにはアルメット殿下の婚約者候補のエレノア・シュノー公爵令嬢が立っていた。
「キャサリン、可愛いよ」
「殿下」
はぁ…。また女を連れ込んでる。
派手さはないが上質。広めの部屋にソファとローテーブル、食事などをするための椅子とテーブル。
ティーセットや皿をしまうキャビネット。本棚も備え付けてある。
この空間は高貴な方が息抜きをする部屋なのだが…
「いい香りだ。もっと嗅ぎたいから近寄ってくれ」
「もう、それは二人きりのときに」
「あいつらはいないと思ってくれたらいい」
「やっ、くすぐったいですぅ」
もう一人の側近候補を見ると“無”だ。
この部屋は学園に作られた王族専用の休憩室だが、現在王族の生徒はアルメット第一王子しかいないため、彼しか使えない。
教師は近寄らないし、ドアの外には護衛騎士が立っている。
「キャサリン…次の時間は出なくてもいいだろう?」
「次の先生は厳しいから駄目ですわ」
「だがな、もうキャサリンのせいでこんなになっているんだ」
「もう!殿下ったら」
「君だってほら」
「あっ!」
はぁ…始まった。
「外におります」
「そこにいていい。すぐに済む」
「かしこまりました」
ソファに腰をかけた王子はベルトを外しボタンも外し 制服と下着の中からアレを出すと、軽く解したキャサリンを上に跨らせてセックスを始めた。
「いいよ、キャサリン。動いてくれ」
俺と一緒に立っているのはジェイク。ボルスト公爵家の三男だ。
俺たち三人は幼馴染で、学園に入学するにあたりアルメット殿下の側近候補に選ばれた。
側近候補といっても学生の間は校内での世話役に過ぎない。
一年生の頃はここまで酷くなかったが特定の女生徒と親しげに話をすることがあった。二年生になってから女生徒とデートするようになり体の関係も持ち始めた。三年生になってからは学園の王族専用の休憩室を逢引き部屋にして、今のように女生徒と交わっている。
三年生になってからは このキャサリンで四人目だ。学生の令嬢がこんなに簡単に股を開くとは思ってもいなかった。しかも俺たちがいる前で。
「あっ!殿下っ!殿下っ!」
「いいぞ、もっと!」
「殿下っ!」
キャサリン嬢は殿下の上で激しく腰を振って、そのまま…。
五分か…相変わらず早いな。
「良かったよ、キャサリン。
ジェイク、避妊薬を持って来てくれ」
ジェイクは引き出しから避妊薬の入った小瓶を取り出して殿下に渡した。
「ほら、口を開けて」
殿下自ら薬を飲ませると、もう用はない。
「キャサリン、次の授業に間に合うぞ」
「え?」
「厳しい教師の授業なのだろう?君が叱られたら可哀想だ。早く教室に戻った方がいい」
「……」
キャサリンは下着を履いて制服を整えると退室した。不満顔だった。そりゃそうだよな。見張られながらのたった五分の交わり、イったのは殿下だけだし、用が済めば去れだなんて…路上娼婦と扱いが同じだ。徐々に酷くなっていく。
「スッキリしたけど授業という気分じゃないな。何処かに出かけるか」
「私どもは授業をサボることは許されておりません。
お供できるのも学園内だけです。後は護衛騎士に引き継ぎます」
「ジェイクは堅いな」
「失礼します」
俺たちがドアの外に出ると、そこにはアルメット殿下の婚約者候補のエレノア・シュノー公爵令嬢が立っていた。
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