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第一章
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SHRが終わると、京ちゃんや友人たちと別れ、ひとり図書室へ向かう。
私が通う高校はこの地域ではかなり大きな学校で、校舎は北と南に分かれている。北校舎には一年と二年の教室があり、南校舎には三年生の教室と、理科室や調理室などの特別授業教室がある。
北校舎のさらに北側にグランドとテニスコート、ふたつの校舎の東側には体育館がふたつあり、さらに南の別館には図書室と講堂も併設されている。
去年創立二十周年だったらしく、比較的新しいコンクリート造りの校舎は綺麗だし、制服も紺のブレザーにグリーンのチェックのプリーツスカートでかわいいと評判だ。受験の時に調べた情報によると、この制服が着たくてうちの学校を選ぶ子も多いんだとか。
靴箱で革靴に履き替え、北校舎を出て南校舎を抜ける。職員用駐車場の向かいにある別館に入ると、右手にある講堂の扉の奥から演劇部が稽古をしている声がかすかに聞こえた。
反対の左側に歩いて図書室に入り、すっかり定位置になった一番奥の机にスクールバッグを置く。
下校時間ギリギリまでこの図書室で時間を潰すのが私の日課だった。
静かで利用する人も少ないし、ひとりで課題を済ませるのにちょうどいい場所だ。
(今日は数Ⅰと古典か。数学わかんないし、古典の訳からやっちゃおうかな)
今日の課題は伊勢物語の現代語訳。勝手知ったるなんとやらで古典の本棚へ向かい、伊勢物語を解説している本を何冊か取り出して席に戻る。図書室を利用するようになって初めて知った。ここは古文や漢文の答えの宝庫だ。
すると、ちょうど図書室の扉が開き、佐々木先輩が入ってきた。
この図書室で時間を潰すようになって少し経った頃、彼も週に何度かここに通っていることに気がついた。
先輩にも決まった席があるらしく、いつも私と反対側の奥の窓際に座る。中央の席に誰もいないと、私の位置からは彼の凛々しい横顔が見えた。
ひとりで来て、本を借りては真剣に読み、だいたい十五分程度で帰っていく。
小説を読むには短い時間だし、なにか調べ物だろうか。それにしては定期的に来ているし、つい気になってしまう。
先輩が図書室に来るたび、こっそり目で追っていると、彼の振る舞いにある違和感を覚えた。
佐々木先輩は近寄りがたい雰囲気があるけれど、それでもめちゃくちゃモテる。
図書室でも彼に話しかける人はいて、邪険にしてはいないけど、誰と話す時も常に一定の距離を保っている。人よりパーソナルスペースが広いのか、少し不自然なほど離れている気がする。
貸出カウンターで本を借りる時も、いつも手渡しではなくカウンターに本を置ている。相手の手に触れたくないという意思表示にも見えた。
あれは一体なんなのだろう。
好きじゃない女の子に触れたり触れられたりしたくない? でも男子の図書委員にも同じ対応をしていたから、もしかして潔癖症?
数ヶ月前に私を助けてくれた佐々木先輩の印象とはまるで違う。
あの時の先輩は、見ず知らずの私に寄り添い、ずっと手を握ってくれた。ようやく我に返って泣き止んだ私の頭に手をのせ、とても柔らかい表情で笑ってくれた。
けれど学校では、ポーカーフェイスでクールな雰囲気だ。
なんだか佐々木先輩の違う一面を見たような気がして、もっと彼を知りたいという欲求が湧いてくる。
またしてもじっと佐々木先輩を目で追っていることに気付き、慌てて視線をノートに移した。
見ていたことに気付かれないよう、私は目の前の課題に集中しようと解説書をめくって目当ての和歌を探し出す。
『ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは』
授業でこの伊勢物語の主人公は、実際に存在した歌人、在原業平がモデルだと習ったけれど、稀代のプレイボーイと言われた業平が一体どんな歌を詠んだんだろう。解説書には恋の歌とも書かれてある。
『さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも、こんなことは聞いたことがない。龍田川に紅葉が浮かび、真っ赤な紅色に水をしぼり染めにしているとは』
現代語訳を書き写しながら、なんとなく川が紅葉で真っ赤に染まった綺麗な情景だとわかるけれど、どこが恋の歌なのかと首をかしげる。私は興味を引かれて解説書を読み進めた。
そこには業平の、元恋人だった高子への切ない想いが込められていた。
(要するに、他の男性と結婚した高子のために業平が詠んだ歌で、彼女が人妻になり子供を産もうとも、その姿は見たこともないほど美しく感じたってこと……?)
なんてロマンチックな歌だろう。駆け落ちするほど大好きだった人と別れさせられ、その相手は無理やり天皇に嫁がされ子供まで産んだのに、まだ彼女を想い続けていたなんて。
この頃の業平は五十歳くらいらしい。その年になってもひとりの女性をずっと想い続けるのは、どのくらい大きな気持ちだったんだろう。
解説には諸説あると書いてあるけれど、私はこの解釈がとても気に入った。ひたすら一途な想いの籠もった歌は、私の心に小さな棘を刺す。
(お父さんの、お母さんに対する気持ちは、どこに行っちゃったんだろう……)
ぎゅっと胸が苦しくなって、制服の胸元を掴む。
ダメだ。こういうのを考えたくないから家に帰らずに学校で時間を潰してるのに。
私は古典の解説書をパタンと閉じて視線を上げると、バッグから数Ⅰのノートと問題集を取り出した。
『次の関数のグラフを書け』
二次関数なんて習ったところで何に使うのかすらわからないし、数字とアルファベットが並ぶ数式を見るとげんなりしてしまう。
数学だけじゃない。古典や歴史、物理だって、この先、生きていく上で特に役立つとは思えないものばかり勉強させられている気がする。
でも、学校は好きだ。
クラスメイトと他愛ないことで笑い合ったり、恋の悩みに頭を抱える友達を励ましたり、テストの結果に一喜一憂したり、毎日とても充実している。
勉強は好きとは言えないけれど、家にいるよりはいい。余計なことを考えるより、ずっといい。
私がx軸とy軸のグラフとにらめっこしている間に、佐々木先輩の姿はなくなっていた。
私が通う高校はこの地域ではかなり大きな学校で、校舎は北と南に分かれている。北校舎には一年と二年の教室があり、南校舎には三年生の教室と、理科室や調理室などの特別授業教室がある。
北校舎のさらに北側にグランドとテニスコート、ふたつの校舎の東側には体育館がふたつあり、さらに南の別館には図書室と講堂も併設されている。
去年創立二十周年だったらしく、比較的新しいコンクリート造りの校舎は綺麗だし、制服も紺のブレザーにグリーンのチェックのプリーツスカートでかわいいと評判だ。受験の時に調べた情報によると、この制服が着たくてうちの学校を選ぶ子も多いんだとか。
靴箱で革靴に履き替え、北校舎を出て南校舎を抜ける。職員用駐車場の向かいにある別館に入ると、右手にある講堂の扉の奥から演劇部が稽古をしている声がかすかに聞こえた。
反対の左側に歩いて図書室に入り、すっかり定位置になった一番奥の机にスクールバッグを置く。
下校時間ギリギリまでこの図書室で時間を潰すのが私の日課だった。
静かで利用する人も少ないし、ひとりで課題を済ませるのにちょうどいい場所だ。
(今日は数Ⅰと古典か。数学わかんないし、古典の訳からやっちゃおうかな)
今日の課題は伊勢物語の現代語訳。勝手知ったるなんとやらで古典の本棚へ向かい、伊勢物語を解説している本を何冊か取り出して席に戻る。図書室を利用するようになって初めて知った。ここは古文や漢文の答えの宝庫だ。
すると、ちょうど図書室の扉が開き、佐々木先輩が入ってきた。
この図書室で時間を潰すようになって少し経った頃、彼も週に何度かここに通っていることに気がついた。
先輩にも決まった席があるらしく、いつも私と反対側の奥の窓際に座る。中央の席に誰もいないと、私の位置からは彼の凛々しい横顔が見えた。
ひとりで来て、本を借りては真剣に読み、だいたい十五分程度で帰っていく。
小説を読むには短い時間だし、なにか調べ物だろうか。それにしては定期的に来ているし、つい気になってしまう。
先輩が図書室に来るたび、こっそり目で追っていると、彼の振る舞いにある違和感を覚えた。
佐々木先輩は近寄りがたい雰囲気があるけれど、それでもめちゃくちゃモテる。
図書室でも彼に話しかける人はいて、邪険にしてはいないけど、誰と話す時も常に一定の距離を保っている。人よりパーソナルスペースが広いのか、少し不自然なほど離れている気がする。
貸出カウンターで本を借りる時も、いつも手渡しではなくカウンターに本を置ている。相手の手に触れたくないという意思表示にも見えた。
あれは一体なんなのだろう。
好きじゃない女の子に触れたり触れられたりしたくない? でも男子の図書委員にも同じ対応をしていたから、もしかして潔癖症?
数ヶ月前に私を助けてくれた佐々木先輩の印象とはまるで違う。
あの時の先輩は、見ず知らずの私に寄り添い、ずっと手を握ってくれた。ようやく我に返って泣き止んだ私の頭に手をのせ、とても柔らかい表情で笑ってくれた。
けれど学校では、ポーカーフェイスでクールな雰囲気だ。
なんだか佐々木先輩の違う一面を見たような気がして、もっと彼を知りたいという欲求が湧いてくる。
またしてもじっと佐々木先輩を目で追っていることに気付き、慌てて視線をノートに移した。
見ていたことに気付かれないよう、私は目の前の課題に集中しようと解説書をめくって目当ての和歌を探し出す。
『ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは』
授業でこの伊勢物語の主人公は、実際に存在した歌人、在原業平がモデルだと習ったけれど、稀代のプレイボーイと言われた業平が一体どんな歌を詠んだんだろう。解説書には恋の歌とも書かれてある。
『さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも、こんなことは聞いたことがない。龍田川に紅葉が浮かび、真っ赤な紅色に水をしぼり染めにしているとは』
現代語訳を書き写しながら、なんとなく川が紅葉で真っ赤に染まった綺麗な情景だとわかるけれど、どこが恋の歌なのかと首をかしげる。私は興味を引かれて解説書を読み進めた。
そこには業平の、元恋人だった高子への切ない想いが込められていた。
(要するに、他の男性と結婚した高子のために業平が詠んだ歌で、彼女が人妻になり子供を産もうとも、その姿は見たこともないほど美しく感じたってこと……?)
なんてロマンチックな歌だろう。駆け落ちするほど大好きだった人と別れさせられ、その相手は無理やり天皇に嫁がされ子供まで産んだのに、まだ彼女を想い続けていたなんて。
この頃の業平は五十歳くらいらしい。その年になってもひとりの女性をずっと想い続けるのは、どのくらい大きな気持ちだったんだろう。
解説には諸説あると書いてあるけれど、私はこの解釈がとても気に入った。ひたすら一途な想いの籠もった歌は、私の心に小さな棘を刺す。
(お父さんの、お母さんに対する気持ちは、どこに行っちゃったんだろう……)
ぎゅっと胸が苦しくなって、制服の胸元を掴む。
ダメだ。こういうのを考えたくないから家に帰らずに学校で時間を潰してるのに。
私は古典の解説書をパタンと閉じて視線を上げると、バッグから数Ⅰのノートと問題集を取り出した。
『次の関数のグラフを書け』
二次関数なんて習ったところで何に使うのかすらわからないし、数字とアルファベットが並ぶ数式を見るとげんなりしてしまう。
数学だけじゃない。古典や歴史、物理だって、この先、生きていく上で特に役立つとは思えないものばかり勉強させられている気がする。
でも、学校は好きだ。
クラスメイトと他愛ないことで笑い合ったり、恋の悩みに頭を抱える友達を励ましたり、テストの結果に一喜一憂したり、毎日とても充実している。
勉強は好きとは言えないけれど、家にいるよりはいい。余計なことを考えるより、ずっといい。
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