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①断罪されました

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「ナタリア・モニーク!! 貴様を断罪する。心当たりがあるのなら先に謝らせてやるから前に出よ!」


この時が来てしまった。


私は転生者。
この流れは、前世の記憶でよく知っている。

卒業パーティーで婚約者である王太子に断罪される運命。
何としても避けようとしたのだが、やはり避けることはできなかった。

しかし、対抗するだけの準備はしてきた。
後は、誇り高く戦うのみ。


私は一歩踏み出そうとした。



すると・・・



「ナタリア様。あちらでお料理を楽しみましょう。」
友人の公爵令嬢であるエミリー様に声をかけられた。

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