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26ヒロインの力
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俺達兄妹は、今までに行ったゲームの世界で「ヒロインの力」の存在を知った。
それは、ゲーム進行のために必要な能力ともいえる力だ。
例えば、乙女ゲーム等でよくある「攻略対象者のアイコンを押すと、その人のいる場所に移動できる」という機能。
攻略対象者と会えなければゲームが進まないのだから、当然必要な機能なのだが、現実に当てはめると、とんでもない能力なのだ。
なぜなら、「相手がどこにいるかわかる能力」「どんなに離れていても瞬時に移動する能力」「護衛等がいても防がれない能力」が複合された能力なのだから。
ゲームのプレイヤーは「ボタンを一つ押しただけ」のつもり。
しかし、現実の人間は瞬間移動などできない。それでも、その場に移動できなければ、そして話ができなければ、ゲームが成立しない。
その矛盾は、「移動は普通の方法で行っているが、周りからは瞬時に移動している様に認識される。しかも、ヒロインに関しては、それを不思議なこととは認識されない。」という法則で解決されている。
確かに、それ以外、この矛盾は解決できないだろう。
そして、重要な追加要素が二つ。
一つ目が、基本的に「ヒロインはその力に無自覚」だということだ。本人は普通に移動しているだけだし、周りも不思議に思っていないのだから、通常、気がつくはずがないのだ。
二つ目が、その仕組みを知っていればヒロインの力を認識できるということだ。
この世界がゲームの世界でもあることを知っていて、「あれ? この状況、どうやってなりたたせるのだろう?」という疑問を持つことで初めてヒロインの力を認識できる様になる。
俺達兄妹は、以前行ったゲームの世界で、ヒロインの力を認識した。
そして、その力を扱ったこともある。
登場人物の中に自分の意識を飛ばしたこともある。
なら・・・
妹をレミーの中に飛ばし、ヒロインの力を奪わせる。
力を奪ったら、力ごとまたこの体に戻らせることも、多分可能だろう。
「ここまでやっておいて、多分って・・・」
妹がぼやく。
「そこはお前の経験と、気合いと、根性と、ゲーム愛で補ってくれ。」
「相変わらず無茶苦茶だよ~」
それでも、妹は決意を固めた様だ。
「じゃあ、行ってくるよ!」
妹の意識がこの体から離れたのを感じた。
それは、ゲーム進行のために必要な能力ともいえる力だ。
例えば、乙女ゲーム等でよくある「攻略対象者のアイコンを押すと、その人のいる場所に移動できる」という機能。
攻略対象者と会えなければゲームが進まないのだから、当然必要な機能なのだが、現実に当てはめると、とんでもない能力なのだ。
なぜなら、「相手がどこにいるかわかる能力」「どんなに離れていても瞬時に移動する能力」「護衛等がいても防がれない能力」が複合された能力なのだから。
ゲームのプレイヤーは「ボタンを一つ押しただけ」のつもり。
しかし、現実の人間は瞬間移動などできない。それでも、その場に移動できなければ、そして話ができなければ、ゲームが成立しない。
その矛盾は、「移動は普通の方法で行っているが、周りからは瞬時に移動している様に認識される。しかも、ヒロインに関しては、それを不思議なこととは認識されない。」という法則で解決されている。
確かに、それ以外、この矛盾は解決できないだろう。
そして、重要な追加要素が二つ。
一つ目が、基本的に「ヒロインはその力に無自覚」だということだ。本人は普通に移動しているだけだし、周りも不思議に思っていないのだから、通常、気がつくはずがないのだ。
二つ目が、その仕組みを知っていればヒロインの力を認識できるということだ。
この世界がゲームの世界でもあることを知っていて、「あれ? この状況、どうやってなりたたせるのだろう?」という疑問を持つことで初めてヒロインの力を認識できる様になる。
俺達兄妹は、以前行ったゲームの世界で、ヒロインの力を認識した。
そして、その力を扱ったこともある。
登場人物の中に自分の意識を飛ばしたこともある。
なら・・・
妹をレミーの中に飛ばし、ヒロインの力を奪わせる。
力を奪ったら、力ごとまたこの体に戻らせることも、多分可能だろう。
「ここまでやっておいて、多分って・・・」
妹がぼやく。
「そこはお前の経験と、気合いと、根性と、ゲーム愛で補ってくれ。」
「相変わらず無茶苦茶だよ~」
それでも、妹は決意を固めた様だ。
「じゃあ、行ってくるよ!」
妹の意識がこの体から離れたのを感じた。
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