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48おかしいな
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「・・・これからどうするつもりだ?」
「謝るわよ、もちろん。
後のことはわからない。
というか、自分で決められるかもわからないしね。
でも・・・」
「でも?」
「許されるなら、ライリー様達と一緒にいたいなとは思ってる。
・・・許してもらえるならだけどね。」
「・・・さっきは『一緒にいたい』って言わなかったよな。」
「・・・あなた、あの時、どれだけ私のこと追い詰めていたのか忘れたの?
私、メチャクチャ悪女だってあなたに言われていたのよ。その私が、堂々と皆といたいなんて言える訳ないでしょ。
しかも、男4人と一生いたいなんて言ったら、どう考えても頭がおかしい人でしょう?」
「でも、これからも一緒にいたいのか?」
「そうよ。不思議?
だって彼らは私の恩人よ。
人としても、今でも大好き。
その彼らが私のせいで苦しい道を進むことになってしまったのだから、私は私にできることで彼らを支えたい。
もちろん、それを彼らが許してくれたらだけどね。
後、一生一緒にいたいなんて言って縛る気はないわ。
未来は、本人が決めるものだから・・・」
「元の世界に戻る気はないのか?」
「・・・今はないわ。これだけこの世界を引っ掻き回しておいて、無責任に帰るなんてできない。」
「そうか・・・。わかった。
・・・話せてよかったよ。
ライリー達と仲良く過ごせるといいな。」
「だから、相手が許してくれたらっていったでしょう?
でも、ありがとう。
・・・私、もう行くね。」
「・・・ああ。」
王太子の方に向かって歩き始めたレミーを眺めながら、俺は肩をすくめた。
おかしいな。
逆ハーレムエンドなんてうまくいくはずがないし、現実で選ぶ奴は頭おかしいと思っているのに
なんで俺はレミー達がうまくいって欲しいって思っているんだろうな・・・
「謝るわよ、もちろん。
後のことはわからない。
というか、自分で決められるかもわからないしね。
でも・・・」
「でも?」
「許されるなら、ライリー様達と一緒にいたいなとは思ってる。
・・・許してもらえるならだけどね。」
「・・・さっきは『一緒にいたい』って言わなかったよな。」
「・・・あなた、あの時、どれだけ私のこと追い詰めていたのか忘れたの?
私、メチャクチャ悪女だってあなたに言われていたのよ。その私が、堂々と皆といたいなんて言える訳ないでしょ。
しかも、男4人と一生いたいなんて言ったら、どう考えても頭がおかしい人でしょう?」
「でも、これからも一緒にいたいのか?」
「そうよ。不思議?
だって彼らは私の恩人よ。
人としても、今でも大好き。
その彼らが私のせいで苦しい道を進むことになってしまったのだから、私は私にできることで彼らを支えたい。
もちろん、それを彼らが許してくれたらだけどね。
後、一生一緒にいたいなんて言って縛る気はないわ。
未来は、本人が決めるものだから・・・」
「元の世界に戻る気はないのか?」
「・・・今はないわ。これだけこの世界を引っ掻き回しておいて、無責任に帰るなんてできない。」
「そうか・・・。わかった。
・・・話せてよかったよ。
ライリー達と仲良く過ごせるといいな。」
「だから、相手が許してくれたらっていったでしょう?
でも、ありがとう。
・・・私、もう行くね。」
「・・・ああ。」
王太子の方に向かって歩き始めたレミーを眺めながら、俺は肩をすくめた。
おかしいな。
逆ハーレムエンドなんてうまくいくはずがないし、現実で選ぶ奴は頭おかしいと思っているのに
なんで俺はレミー達がうまくいって欲しいって思っているんだろうな・・・
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