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21最終話
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頭をさすっている妹に声をかけた。
「これに懲りたら、もう乙女ゲームやめとけよ。」
「何で?」
「懲りてないんかい!!」
「むしろ、今までより大好きになったよ?」
「何で?」
「だって、みんないい人だったじゃん。」
「・・・」
「だから、今までより愛を持って乙女ゲームをするんだ!」
「愛を持ってねぇ。漠然としているな。」
「いいんだよ、それで!」
「いいのか?」
「いいの!」
妹は満面の笑顔だ。
フゥ
「まっいいや。ただ、逆ハーレムルートは止めとけよ。」
「トラウマレベルで魂に刻んであるから大丈夫だよ。」
ブルブル震える妹。
じゃあ、まぁいいか。
確かに、いい奴らだったしな。
ぜひ、あのまま幸せになってほしいものだ。
ピンポーーン!!
「は~い!」
玄関に走っていく妹。
バタバタと戻ってきた。
「お兄ちゃん、新しい乙女ゲームが届いたよ。よ~し、始めるよ。どんな話かな?」
「切り替え早いな、お前!!
感慨とか余韻とかないんかい!!」
コノ、ノウナイハナバタケガ
まあとりあえず、賑やかな日常が戻ってきた。
よかったよかった
苦笑を浮かべた俺の表情は、あいつらと同じだったかもしれない。
終
楽しんでいただけたでしょうか?
作者は・・・
この兄妹が気に入ってしまいました(笑)
ということで、次作、書き始めました。
「兄妹そろって断罪中の息子を見守る王様の中に入ってしまったのだが」
また読んでいただけると嬉しいです。
それでは!
「これに懲りたら、もう乙女ゲームやめとけよ。」
「何で?」
「懲りてないんかい!!」
「むしろ、今までより大好きになったよ?」
「何で?」
「だって、みんないい人だったじゃん。」
「・・・」
「だから、今までより愛を持って乙女ゲームをするんだ!」
「愛を持ってねぇ。漠然としているな。」
「いいんだよ、それで!」
「いいのか?」
「いいの!」
妹は満面の笑顔だ。
フゥ
「まっいいや。ただ、逆ハーレムルートは止めとけよ。」
「トラウマレベルで魂に刻んであるから大丈夫だよ。」
ブルブル震える妹。
じゃあ、まぁいいか。
確かに、いい奴らだったしな。
ぜひ、あのまま幸せになってほしいものだ。
ピンポーーン!!
「は~い!」
玄関に走っていく妹。
バタバタと戻ってきた。
「お兄ちゃん、新しい乙女ゲームが届いたよ。よ~し、始めるよ。どんな話かな?」
「切り替え早いな、お前!!
感慨とか余韻とかないんかい!!」
コノ、ノウナイハナバタケガ
まあとりあえず、賑やかな日常が戻ってきた。
よかったよかった
苦笑を浮かべた俺の表情は、あいつらと同じだったかもしれない。
終
楽しんでいただけたでしょうか?
作者は・・・
この兄妹が気に入ってしまいました(笑)
ということで、次作、書き始めました。
「兄妹そろって断罪中の息子を見守る王様の中に入ってしまったのだが」
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