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19コノクニ・・・②

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「もう一回言うが、俺は神様だ。今は少しの間だけ王様の体を借りている。
あぁ、心配しなくても大丈夫。王様の意識はしっかりしているし、事が終わったら体はすぐに返すから。」

「はぁ・・・」


神様?
大丈夫?
何が?


3人の頭の周りにクエスチョンマークが飛んでいるのが見える様だ。


「それで、これもさっき言ったことだけど、今回のことは、ランディーとエミリアを試すために行ったことなんだ。」

「我々を試す?」
「どういうことでしょうか?」


「実は、王様が君たちを心配していてね。何とかしたいという願いが俺に届いたんだよ。」

「「そうなのですか・・・」」
(そうであったのか・・・)


イヤイヤ、オウサマ・・・
ココ、チョットゴマカシテイルトコロダヨ
ナゼアナタマデナットクシテイルンダイ?


「単刀直入に言うとね、エミリアが義務感だけでランディーと婚約しているのではないかと王様は心配していたんだ。」

「「なっ!」」


「護衛や影を2人の様子を見守っていたけれど、会う機会は少ないは会ってもそっけない会話しかしないは。そして、決まってその後、ランディーは『何がいけないんだ・・・』と1人反省会を始めるは・・・」

「父上!!!その話はもういいです!!」
ランディーは顔を真っ赤にして叫んだ。

「ランディー、あなたそんなことしていたの・・・」
エミリアも顔を赤くしている。


「だったら、ランディーに誰か近づけて試してみたらって提案したんだ。その反応でエミリアの気持ちがわかるんじゃないかって。
でも、悪趣味なやり方だったって反省している。
悪かった!」

「「そうだったのですか。」」
(そうであったのか)


オウサマ?
チガウヨネ?
オレ、ソンナセリフイッテナカッタヨネ?

話の辻褄を合わせようとしているだけなんだが・・・


コノクニダイジョウブカ?
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