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3章-首都の珈琲警察-
17『図書館の司書』
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襲撃者からの危機を撃退した翌日…キシルは、首都『バレアタット』の中心地に高くそびえる7階建ての塔である図書館『エテメン』を訪れている。
神殿の様な落ち着いた出で立ちの塔の入り口の正面には…首都の魔術師であり、公務員でもある受付嬢が二人座っている。
「ルカノロのガムラ魔術学園に在籍のキシル・コナ様…魔術師としての階級はA級ですね?」
受付の左側に座る女性は、背後にある政府機関へ提出された魔術師達のリストから、キシルの身元を確認する。
それに対してキシルは、はいっと短く答える。
「A級ですので…6階『水星の階層』までの入室が許可されております。」
そう告げた受付の左側の女性が、水星の色合いに似た鍵を手渡す。
「はい、ありがとうございます。」
『水星の階層』の鍵を受け取り、感謝を告げたキシルは、受付の奥に見えるエレベーターへと足を進める。
扉が鉄格子となっているエレベーターの真横に、各階層へとアクセスする為に必要な鍵穴があり…キシルがそこへ鍵を差し込み、時計回りに回す…
すると、僅かに錆び付いた金属が擦れる音を立てながら、鉄格子の扉が開く…
エレベーターへと乗り込んだキシルは、各階層へと上がる為のボタンへと視線を落とす。
そこには、受付と同じ1階にある『土星の階層』、2階『木星』、3階『火星』、4階『太陽』、5階『金星』…そして、目的の6階『水星の階層』までが順番に表記されている。
キシルが6階のボタンを押したことで、鉄格子の扉が閉じられ…キシルを乗せたエレベーターがゆっくりと上昇し始める。
「(モンちゃんは、こちらの世界の人間だから巻き込めないし…ブルボンさんとは同じA級になってしまったし…華名城さんは、学校の生徒会副会長としてのどうしても外せない予定があって誘えず…一人で来ることになったなぁ…)」
独りとなり思考を巡らせるキシルは、水星の階層の更に上にあり…S級のみがアクセス出来る最上階の『月の階層』へと上がる為のボタンが顕現してない事に肩を落とす。
「(でも、少しでも元の世界へ帰る為の手懸かりを探さないと…昨日の夜は、純粋な戦闘能力が高いブルボンさんがいてくれて…もう1人を相手してくれたから何とかなったけど…もしいなかったら…)」
キシルが、そうこうと悶々としていると…エレベーターの上部にある針が、目的の階層へと辿り着いた事を報せる音がチーンっと響き…鉄格子の扉が開く。
目的の6階を目にしたキシルが驚きの声を漏らす…
「ここって…本当に図書館だよね?」
キシルが部屋全体を見渡すが、そこには無数の資料が収まる為の本棚等は一切なく…水星の色合いの絨毯が引かれた…何もないただの空間が広がっている…
唖然としたままキシルは、部屋の中心地へと歩みを進める。
すると、靴先が引っ掛かる…
「嘘でしょ…これって!?」
霧島は、この魔術と錬金術によって支配される世界へ訪れるきっかけとなった…元いた世界の学校の図書室に現れた、床下への入り口を再び見つける。
深呼吸し、決意を固めた霧島は…床下への入り口を開けて、降りていく。
そして、進んだ先には再び大きな木造の扉が鎮座しており、その扉を開けた先には…
またしても、月と太陽…昼と夜が…同じ時に存在する『黄昏時の図書館』が広がっていた。
「ようこそ、私の書斎へ…初めまして、異質な魔術師のお嬢さん。」
書斎の席に座る魔術師や錬金術師と言った言葉が相応しい身なりの女性は、霧島へ挨拶すると、詫び錆びを感じさせる茶碗に入った抹茶を一口飲む。
神殿の様な落ち着いた出で立ちの塔の入り口の正面には…首都の魔術師であり、公務員でもある受付嬢が二人座っている。
「ルカノロのガムラ魔術学園に在籍のキシル・コナ様…魔術師としての階級はA級ですね?」
受付の左側に座る女性は、背後にある政府機関へ提出された魔術師達のリストから、キシルの身元を確認する。
それに対してキシルは、はいっと短く答える。
「A級ですので…6階『水星の階層』までの入室が許可されております。」
そう告げた受付の左側の女性が、水星の色合いに似た鍵を手渡す。
「はい、ありがとうございます。」
『水星の階層』の鍵を受け取り、感謝を告げたキシルは、受付の奥に見えるエレベーターへと足を進める。
扉が鉄格子となっているエレベーターの真横に、各階層へとアクセスする為に必要な鍵穴があり…キシルがそこへ鍵を差し込み、時計回りに回す…
すると、僅かに錆び付いた金属が擦れる音を立てながら、鉄格子の扉が開く…
エレベーターへと乗り込んだキシルは、各階層へと上がる為のボタンへと視線を落とす。
そこには、受付と同じ1階にある『土星の階層』、2階『木星』、3階『火星』、4階『太陽』、5階『金星』…そして、目的の6階『水星の階層』までが順番に表記されている。
キシルが6階のボタンを押したことで、鉄格子の扉が閉じられ…キシルを乗せたエレベーターがゆっくりと上昇し始める。
「(モンちゃんは、こちらの世界の人間だから巻き込めないし…ブルボンさんとは同じA級になってしまったし…華名城さんは、学校の生徒会副会長としてのどうしても外せない予定があって誘えず…一人で来ることになったなぁ…)」
独りとなり思考を巡らせるキシルは、水星の階層の更に上にあり…S級のみがアクセス出来る最上階の『月の階層』へと上がる為のボタンが顕現してない事に肩を落とす。
「(でも、少しでも元の世界へ帰る為の手懸かりを探さないと…昨日の夜は、純粋な戦闘能力が高いブルボンさんがいてくれて…もう1人を相手してくれたから何とかなったけど…もしいなかったら…)」
キシルが、そうこうと悶々としていると…エレベーターの上部にある針が、目的の階層へと辿り着いた事を報せる音がチーンっと響き…鉄格子の扉が開く。
目的の6階を目にしたキシルが驚きの声を漏らす…
「ここって…本当に図書館だよね?」
キシルが部屋全体を見渡すが、そこには無数の資料が収まる為の本棚等は一切なく…水星の色合いの絨毯が引かれた…何もないただの空間が広がっている…
唖然としたままキシルは、部屋の中心地へと歩みを進める。
すると、靴先が引っ掛かる…
「嘘でしょ…これって!?」
霧島は、この魔術と錬金術によって支配される世界へ訪れるきっかけとなった…元いた世界の学校の図書室に現れた、床下への入り口を再び見つける。
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そして、進んだ先には再び大きな木造の扉が鎮座しており、その扉を開けた先には…
またしても、月と太陽…昼と夜が…同じ時に存在する『黄昏時の図書館』が広がっていた。
「ようこそ、私の書斎へ…初めまして、異質な魔術師のお嬢さん。」
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