7 / 9
第二章 与えられし能力
2ー5 長浜の統治の話と魚捕り
しおりを挟む
目が覚めたら、夕方近くだったが、トト様はまだ帰ってきていなかった。
で、ビワマスは半分が焼き魚になって夕食のおかずに用意されていた。
因みにカカ様の話では、残りの半身はご近所におすそ分けしたらしい。
ここの近所に居るのは、木下藤吉郎叔父の配下と、信長さまの配下で今は藤吉郎叔父の与力となっている者らしい。
一応、小谷城での合戦が終わって、浅井家が滅び、この辺を含めた領地が木下藤吉郎叔父の支配下に置かれたようや。
支配下と言うのは、いわゆる領主ではあるが知行地では無いようなんじゃ。
領地は、信長様が直轄管理していて、徴税は信長様の直臣が行うようになっている。
よくわからんのだが、徴税は、領主の仕事ではないらしいのや。
織田家中における領主とは、どうも徴税権限のない代官のような存在らしい。
その代わりに信長様から当該領主には給金が出る。
但し、後には禄米では無くって、石高の知行地を与えていたような節もあるので実際のところはよくわからない部分ではある。
信長の配下はよく領地を替えられていたから、単なる支配地の表石高がその部下の地位を示していただけの話かもしれない。
どちらかと言うと給料をもらいながらすこしばかり地方政治も行う傭兵やったのかなと思っているよ。
領主は、自分で給金や禄米を出すことにより直臣(信長から見れば陪臣?)も抱えられるが、いざ戦となればそれだけでは人数が不足するので、信長様の元に居る直臣を与力として借り受け、それらを配下として戦闘を指揮することになるようやな。
おそらくは、戦国時代において、このような方式をとっていたのは織田家だけなんじゃないだろうかと思ってしまうぜ。
それが農繁期にでも動ける兵力の秘密でもあるわけや。
兵農分離じゃなければ農繁期に戦はできないからね。
但し、完全な兵農分離だったわけじゃない。
大勢の武士や兵士を平時に遊ばせておくほど余裕は無かった筈で、精々が傭兵を大目に抱えていた程度でないかと思っている。
戦国時代以前において農繁期に戦をしないというのは、ある意味で食料を確保するために必要な最低限度のルールやった筈。
それを破ったのが信長だったということかな?
まぁ、他にも同じような制度を取り入れていた者が居たかもしれないけれど、歴史の中に埋もれて名前が出てこない人物だったということやろ。
相手を困らせるために行う焦土作戦なんてのは、現代にも通ずる典型的な戦法だから、単に信長が時代の先駆者やったということなのじゃろう。
◇◇◇◇
ところで、令和では18歳だった半分大人になりかけの俺、・・・。
いや、こっちでも俺って元服してないし、数えで十歳の子供が武器やら火薬を購入しても本当に良いの?
この時代、武家の家なら普通15歳辺りで元服なんやけど、早いところでは12歳からでも元服させる場合があるようや。
でも、木下家は元々武家じゃないからなぁ。
そうは言いながらも、トト様は腰に刀を差して毎日仕事に出かけてるからね。
まぁまぁ、武士の範疇には入るんやろう。
それなら、もしかして数えで12歳から15歳で俺も元服して武士になるかも知れないね。
俺の髪は今のところ総髪で、背後で小紐でまとめているだけやで。
トト様には一応髷らしきものがついているな。
髷というよりは短いポニーテールが下じゃなくって上に向いている?
そんな感じの髪型だな。
でも月代は剃っていない。
俺の頭も天頂部を剃ったりはしていないんやぞ。
そのへんは、農民上がりの野武士に近い家だから、割と奔放なのかもしれないな。
長浜ではあまり見かけていないが、小牧山や岐阜に居た頃の与一郎の記憶の中には上級武士の子は、牛若丸の髪型によく似た格好をしていた子が居たな。
きっと、あれはええとこの坊ちゃんなんじゃろう。
町民の子は、普通に短く刈っているだけの髪だったと記憶しているし、長浜の長屋に居る近所の子も似たようなものやな。
春から秋にかけての着るものは俺と一緒で一重の着物だけ、ふんどしをしている子もいればフリチンのままの子もいるな。
俺の場合は、床上げのお祝い代わりに小さめに作った越中ふんどしを貰ったよ。
あれって、しっかり締めないと緩んでしまって、脇からナニがポロリとこぼれるんだよなぁ。
そのうちパンツも異世界商店で購入したいな。
あ、この時代の女性は、カカ様も含めて皆さんノーパンが常識みたい。
月のものがあるときだけ、当て布をしてふんどしを締めているようなんや。
女の人って大変だよね。
カカ様へのプレゼントには生理用品も考えとこう。
後は、化粧品かな?
滅多にしないけれど、たまに化粧をする場合もあるようなんや。
そんな時は、鉛入りの白粉を塗りたくるようだから、あれはやめさせるべきやと思う。
なんだか色々と改善すべきところがあるんやけど、俺は、いつ頃本格的にこの時代に介入すべきなのやろな?
まぁ、それでも、俺のスキルの確認が最優先で、次に生き抜くために異世界商店で色々と購入し、おまけに与えられた異能で自分の身が守れるようになってから、徐々になすべきことをして行くことにしようと思っているんや。
異世界商店を利用するためには、何は無くとも先立つモノが必要で、まずは24金を確保しなきゃぁな。
今日も川辺に行き、純金探査と採取を開始、およそ40グラムほどの24金を採掘した。
俺の口座の蓄積ポイントは、140万pを超えたな。
実は、昨日、サプリやプロテインを購入するのに結構なポイントを使ったけれど、それでも口座残高は140万pを超えている。
天気が良ければ、明日には、間違いなく200万pを超えるだろうな。
臨時保管庫には、ペットボトル入りの水(この時代にはないやろから、人には見せられない代物)も用意してあるし、万が一のためのエネルギー源としての飴も用意してあるぜ。
虚弱な与一郎の身体は、純金の採掘で歩いているだけでも疲れてしまうので、少し休憩してから、琵琶湖岸に行って魚獲りや。
今日はカカ様に言って、お持ち帰り用のザルを用意しているんやで。
そう言えば、昨日よりも俺の探索の範囲が5割ほど拡大していたな。
正確な数値はわからないが、おそらくは、俺を中心に22m~30mあたりの範囲が確認できる。
湖岸から湖を探って見つけた中には、琵琶湖大鯰もいたよ。
けれど、鯰は泥抜きと臭み取りがめんどうなんよね。
油を使った料理が割と有名だけど、そもそも油が高いし、大量入手が難しい。
だからこの時代には油で揚げるという食文化が無い。
もう少し時代が下がると天ぷらもお目見えするけどね。
食用油の大量生産ができないと難しいんやろな。
俺の異世界商店で食用油を入手するのは簡単なんやが、俺が大量に供給するのは、将来的に色々と問題がありそうじゃ。
油採取の方法や、油を使った料理を教えて、先見の明がある誰かさんに食用油の増産を促した方がましやろな。
もしくは、いろいろな植物から油を搾ってみるか?
確かこの時代の油は油座があって、専売していたはずやけど、仮に俺が作れるとしても、その原材料を入手できなければ大量生産は難しいということや。
ところで、湖の中には鯉の一種であるワタカもいたが、鯰と同様に泥抜きや臭みを取らなければならないのやろうし、こいつは小骨が多くて食べにくいらしいんや。
で、俺が選んだのはホンモロコ。
コイ科の魚ではあるけれど、令和の時代では一番おいしいと言われる幻のコイ科の魚や。
獲ったのは全長十センチぐらいの奴かな。
それが群れでいたんやが、全部を採らずに、その中から24匹を採取、夕食のおかずにはなるやろう。
因みに俺のスキルの確認で、このホンモロコを水属性魔法で冷やしてみた。
凍らせることもできそうやったけれど、その直前のチルド状態な。
カカ様に渡す直前に水若しくは温水をかけて常温に戻すつもり。
因みにその作業は、俺の亜空間倉庫の中で出来たんで、仙術って、ものすごく便利やね。
令和の浩一郎は、ホンモロコを食べたことが無いけれど、巷の噂では内臓や骨までおいしく食べられるとのことやった。
だから塩焼きでも十分行けると思う。
その日の夕食で実際に美味しくいただきました。
そうして食後のひと時には、トト様やカカ様から現在の周辺国の情勢についてお話を聞いたり、昔話を聞いたりするのが俺の日課になっているんや。
十歳の子が織田家の周囲の情報について聞き廻る?
そんな異常なことに若干違和感を覚えながらも、トト様とカカ様は色々とお話をしてくれるんや。
そのおかげで与一郎が生きている時期や周辺情勢も把握できた。
前に言ったかもしれないが、俺は必ずしも歴史には詳しくない。
それでも滋賀県内の歴史ならば多少は覚えている。
叡山の焼き討ちは、元亀二年9月12日(1571年9月30日)のことだ。
俺は西暦でしか覚えていなかったけれど、トト様が和暦と日付を教えてくれたので一応整合できた。
今は天正二年4月なんやが、西暦に直すと1574年で日付は20日ほど先になるから、陽暦で言うと四月末から5月初旬頃やな。
来年の夏までには、多分長浜城も完成し、藤吉郎叔父(秀吉)が正式に長浜城に入るはずなんや。
安土城の建設も間もなく始まる頃合いやな。
確か安土城の建設開始は、1976年の正月と記憶している。
作事奉行には、丹羽長秀が任ぜられたが、藤吉郎叔父も縄張り等に駆り出されるはず。
家臣の宿舎が、麓から天守に至る途中の中腹に造られ、確か藤吉郎叔父の宿舎もあったはずや。
藤吉郎叔父は長浜城主でありながら、多分、トト様に城代をさせて長浜には不在のことが多いのやろうと思うよ。
で、ビワマスは半分が焼き魚になって夕食のおかずに用意されていた。
因みにカカ様の話では、残りの半身はご近所におすそ分けしたらしい。
ここの近所に居るのは、木下藤吉郎叔父の配下と、信長さまの配下で今は藤吉郎叔父の与力となっている者らしい。
一応、小谷城での合戦が終わって、浅井家が滅び、この辺を含めた領地が木下藤吉郎叔父の支配下に置かれたようや。
支配下と言うのは、いわゆる領主ではあるが知行地では無いようなんじゃ。
領地は、信長様が直轄管理していて、徴税は信長様の直臣が行うようになっている。
よくわからんのだが、徴税は、領主の仕事ではないらしいのや。
織田家中における領主とは、どうも徴税権限のない代官のような存在らしい。
その代わりに信長様から当該領主には給金が出る。
但し、後には禄米では無くって、石高の知行地を与えていたような節もあるので実際のところはよくわからない部分ではある。
信長の配下はよく領地を替えられていたから、単なる支配地の表石高がその部下の地位を示していただけの話かもしれない。
どちらかと言うと給料をもらいながらすこしばかり地方政治も行う傭兵やったのかなと思っているよ。
領主は、自分で給金や禄米を出すことにより直臣(信長から見れば陪臣?)も抱えられるが、いざ戦となればそれだけでは人数が不足するので、信長様の元に居る直臣を与力として借り受け、それらを配下として戦闘を指揮することになるようやな。
おそらくは、戦国時代において、このような方式をとっていたのは織田家だけなんじゃないだろうかと思ってしまうぜ。
それが農繁期にでも動ける兵力の秘密でもあるわけや。
兵農分離じゃなければ農繁期に戦はできないからね。
但し、完全な兵農分離だったわけじゃない。
大勢の武士や兵士を平時に遊ばせておくほど余裕は無かった筈で、精々が傭兵を大目に抱えていた程度でないかと思っている。
戦国時代以前において農繁期に戦をしないというのは、ある意味で食料を確保するために必要な最低限度のルールやった筈。
それを破ったのが信長だったということかな?
まぁ、他にも同じような制度を取り入れていた者が居たかもしれないけれど、歴史の中に埋もれて名前が出てこない人物だったということやろ。
相手を困らせるために行う焦土作戦なんてのは、現代にも通ずる典型的な戦法だから、単に信長が時代の先駆者やったということなのじゃろう。
◇◇◇◇
ところで、令和では18歳だった半分大人になりかけの俺、・・・。
いや、こっちでも俺って元服してないし、数えで十歳の子供が武器やら火薬を購入しても本当に良いの?
この時代、武家の家なら普通15歳辺りで元服なんやけど、早いところでは12歳からでも元服させる場合があるようや。
でも、木下家は元々武家じゃないからなぁ。
そうは言いながらも、トト様は腰に刀を差して毎日仕事に出かけてるからね。
まぁまぁ、武士の範疇には入るんやろう。
それなら、もしかして数えで12歳から15歳で俺も元服して武士になるかも知れないね。
俺の髪は今のところ総髪で、背後で小紐でまとめているだけやで。
トト様には一応髷らしきものがついているな。
髷というよりは短いポニーテールが下じゃなくって上に向いている?
そんな感じの髪型だな。
でも月代は剃っていない。
俺の頭も天頂部を剃ったりはしていないんやぞ。
そのへんは、農民上がりの野武士に近い家だから、割と奔放なのかもしれないな。
長浜ではあまり見かけていないが、小牧山や岐阜に居た頃の与一郎の記憶の中には上級武士の子は、牛若丸の髪型によく似た格好をしていた子が居たな。
きっと、あれはええとこの坊ちゃんなんじゃろう。
町民の子は、普通に短く刈っているだけの髪だったと記憶しているし、長浜の長屋に居る近所の子も似たようなものやな。
春から秋にかけての着るものは俺と一緒で一重の着物だけ、ふんどしをしている子もいればフリチンのままの子もいるな。
俺の場合は、床上げのお祝い代わりに小さめに作った越中ふんどしを貰ったよ。
あれって、しっかり締めないと緩んでしまって、脇からナニがポロリとこぼれるんだよなぁ。
そのうちパンツも異世界商店で購入したいな。
あ、この時代の女性は、カカ様も含めて皆さんノーパンが常識みたい。
月のものがあるときだけ、当て布をしてふんどしを締めているようなんや。
女の人って大変だよね。
カカ様へのプレゼントには生理用品も考えとこう。
後は、化粧品かな?
滅多にしないけれど、たまに化粧をする場合もあるようなんや。
そんな時は、鉛入りの白粉を塗りたくるようだから、あれはやめさせるべきやと思う。
なんだか色々と改善すべきところがあるんやけど、俺は、いつ頃本格的にこの時代に介入すべきなのやろな?
まぁ、それでも、俺のスキルの確認が最優先で、次に生き抜くために異世界商店で色々と購入し、おまけに与えられた異能で自分の身が守れるようになってから、徐々になすべきことをして行くことにしようと思っているんや。
異世界商店を利用するためには、何は無くとも先立つモノが必要で、まずは24金を確保しなきゃぁな。
今日も川辺に行き、純金探査と採取を開始、およそ40グラムほどの24金を採掘した。
俺の口座の蓄積ポイントは、140万pを超えたな。
実は、昨日、サプリやプロテインを購入するのに結構なポイントを使ったけれど、それでも口座残高は140万pを超えている。
天気が良ければ、明日には、間違いなく200万pを超えるだろうな。
臨時保管庫には、ペットボトル入りの水(この時代にはないやろから、人には見せられない代物)も用意してあるし、万が一のためのエネルギー源としての飴も用意してあるぜ。
虚弱な与一郎の身体は、純金の採掘で歩いているだけでも疲れてしまうので、少し休憩してから、琵琶湖岸に行って魚獲りや。
今日はカカ様に言って、お持ち帰り用のザルを用意しているんやで。
そう言えば、昨日よりも俺の探索の範囲が5割ほど拡大していたな。
正確な数値はわからないが、おそらくは、俺を中心に22m~30mあたりの範囲が確認できる。
湖岸から湖を探って見つけた中には、琵琶湖大鯰もいたよ。
けれど、鯰は泥抜きと臭み取りがめんどうなんよね。
油を使った料理が割と有名だけど、そもそも油が高いし、大量入手が難しい。
だからこの時代には油で揚げるという食文化が無い。
もう少し時代が下がると天ぷらもお目見えするけどね。
食用油の大量生産ができないと難しいんやろな。
俺の異世界商店で食用油を入手するのは簡単なんやが、俺が大量に供給するのは、将来的に色々と問題がありそうじゃ。
油採取の方法や、油を使った料理を教えて、先見の明がある誰かさんに食用油の増産を促した方がましやろな。
もしくは、いろいろな植物から油を搾ってみるか?
確かこの時代の油は油座があって、専売していたはずやけど、仮に俺が作れるとしても、その原材料を入手できなければ大量生産は難しいということや。
ところで、湖の中には鯉の一種であるワタカもいたが、鯰と同様に泥抜きや臭みを取らなければならないのやろうし、こいつは小骨が多くて食べにくいらしいんや。
で、俺が選んだのはホンモロコ。
コイ科の魚ではあるけれど、令和の時代では一番おいしいと言われる幻のコイ科の魚や。
獲ったのは全長十センチぐらいの奴かな。
それが群れでいたんやが、全部を採らずに、その中から24匹を採取、夕食のおかずにはなるやろう。
因みに俺のスキルの確認で、このホンモロコを水属性魔法で冷やしてみた。
凍らせることもできそうやったけれど、その直前のチルド状態な。
カカ様に渡す直前に水若しくは温水をかけて常温に戻すつもり。
因みにその作業は、俺の亜空間倉庫の中で出来たんで、仙術って、ものすごく便利やね。
令和の浩一郎は、ホンモロコを食べたことが無いけれど、巷の噂では内臓や骨までおいしく食べられるとのことやった。
だから塩焼きでも十分行けると思う。
その日の夕食で実際に美味しくいただきました。
そうして食後のひと時には、トト様やカカ様から現在の周辺国の情勢についてお話を聞いたり、昔話を聞いたりするのが俺の日課になっているんや。
十歳の子が織田家の周囲の情報について聞き廻る?
そんな異常なことに若干違和感を覚えながらも、トト様とカカ様は色々とお話をしてくれるんや。
そのおかげで与一郎が生きている時期や周辺情勢も把握できた。
前に言ったかもしれないが、俺は必ずしも歴史には詳しくない。
それでも滋賀県内の歴史ならば多少は覚えている。
叡山の焼き討ちは、元亀二年9月12日(1571年9月30日)のことだ。
俺は西暦でしか覚えていなかったけれど、トト様が和暦と日付を教えてくれたので一応整合できた。
今は天正二年4月なんやが、西暦に直すと1574年で日付は20日ほど先になるから、陽暦で言うと四月末から5月初旬頃やな。
来年の夏までには、多分長浜城も完成し、藤吉郎叔父(秀吉)が正式に長浜城に入るはずなんや。
安土城の建設も間もなく始まる頃合いやな。
確か安土城の建設開始は、1976年の正月と記憶している。
作事奉行には、丹羽長秀が任ぜられたが、藤吉郎叔父も縄張り等に駆り出されるはず。
家臣の宿舎が、麓から天守に至る途中の中腹に造られ、確か藤吉郎叔父の宿舎もあったはずや。
藤吉郎叔父は長浜城主でありながら、多分、トト様に城代をさせて長浜には不在のことが多いのやろうと思うよ。
31
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
王国の女王即位を巡るレイラとカンナの双子王女姉妹バトル
ヒロワークス
ファンタジー
豊かな大国アピル国の国王は、自らの跡継ぎに悩んでいた。長男がおらず、2人の双子姉妹しかいないからだ。
しかも、その双子姉妹レイラとカンナは、2人とも王妃の美貌を引き継ぎ、学問にも武術にも優れている。
甲乙つけがたい実力を持つ2人に、国王は、相談してどちらが女王になるか決めるよう命じる。
2人の相談は決裂し、体を使った激しいバトルで決着を図ろうとするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる