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第四章 新たなる棲み処
4-7 マルス ~マルビス その四(初めての泳ぎ)
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マルスがアンリに尋ねた。
「アンリ殿、この姿で海女の前で泳いでくれますか?」
「ちょっと恥ずかしいけれど、この水着なら肌を隠してくれるから・・・。
でも条件があります。
マルス様が傍で一緒に泳いでくれるなら、海で泳いでも構いません。」
「私もですか?
うーん、海で泳いだことはないのですが、止むを得ません。
アンリ殿のお望みのままに。」
この日はマルスがマルビスを訪れて12日目であった。
翌日の午前中マルスは工房で何かを作っていた。
午後には海女の工舎に赴き、アンリとマルスが泳ぐことになっている。
マルスは、泳いだことのないアンリのために足ひれを考案し、カミレスの薄片を組み合わせて作っていたのだ。
海女の工舎にはたくさんの女たちが集まっていた。
アンリは館を出るときから水着を着て、その上にローブを羽織っていた。
そのローブを脱いで水着姿を見せると女達から驚きの声が上がった。
アンリの女らしい体の線が露わになっていることと、その意匠の見事さに目を奪われたからである。
オレンジ色を基調に身体の半分に色とりどりの花が描かれているのである。
女はいつでもおしゃれをしていたいものである。
海に潜るときでさえ化粧をしたいのだができない。
それがあるいは仕事着としておしゃれができるかもしれないのである。
女達から矢継ぎ早に質問が上がった。
「着心地は?」
「動きやすさは?」
「岩に当たっても大丈夫?」
など仕事に関することが主であったが、アンリは自分の感想を率直に言った。
それから実際に泳ぎを実演してみせることにした。
マルスは集まった女達に言った。
「アンリ殿は物心ついて以来、海で泳いだことはありません。
それでもこの水着を着ていれば溺れることなく泳げます。
このカミレスの水着の分だけ浮いてしまうので、おそらくは沈めないのです。」
「だったら、その水着をつけて潜れないじゃないか。」
女の一人が声高に言った。
「大丈夫です。
腰にその分の錘を付ければ宜しい。」
マルスは試作品のベルトを海女たちに見せた。
鉛の錘が必要に応じて加減できるようになっているベルトである。
「尤も余りに重い錘を付けると浮き上がれなくなりますからくれぐれもご用心を。」
マルスの言葉に海女たちが爆笑した。
海女たちは経験で知っていた。
彼女たちも深いところに潜るためにしばしば錘を腰に付けて潜ることが有るのである。
マルスとアンリを筆頭に岩場の波打ち際まで海女たちがやってきた。
岩場の多い東側の海岸であるが、一か所だけ比較的平坦な岩場が海の中まで続いている場所である。
マルスは着物を岩場で脱ぎ、下帯一つになった。
女達の視線が一斉にマルスの身体に注がれた。
まるで彫刻のように鍛え抜かれた見事な肉体がそこにあった。
マルスは持ってきた足ひれを波打ち際でしっかりとアンリに付けてあげ、自らもその足ひれを付けた。
そうしてアンリの手をとって深みへと誘った。
アンリの胸の辺りまで海水が来るとアンリは立っているのが難しくなった。
身体自体が浮き上がってしまうのである。
アンリはそのままマルスの手で惹かれるように海面に浮いていた。
「アンリ殿、ゆっくりと足を動かして足ひれをうまく使ってくれる。」
マルスから瞬時に足ひれの使い方が転送されてきた。
アンリはマルスと手をつないだままその周囲を回ってコツを掴んだ。
アンリが思念で大丈夫みたいと伝えると、マルスは手を放し、足ひれを使って泳ぎだした。
アンリはマルスと並んで泳ぎ始めた。
手を使う必要はほとんどなかった。
足ひれだけで十分な推力が得られるからである。
ほんの短い時間足ひれを使って泳いだだけのつもりなのに、気づいた時には浜から100尋ほども離れていた。
その場で足ひれを使って立ち泳ぎもできる。
肩の半分ほども海面の上にあった。
マルスが言った。
「さて、海岸に戻ろうか。
浜で待っている人たちが船を出そうか出すまいか迷っている。
余り心配をさせちゃまずいよね。
特にカレンとメリッサ殿が随分と不安になっているみたいだ。
「メリッサは少し心配性なのですよ。
でも本当にこの水着を着ているとお魚さんになった気分。
水の中でも動きに何の支障もないわ。」
「それを海女さんに教えてあげてくれるかい。
それで今回の目的は達せられる。」
二人は並んで皆が待つ海岸へと向かった。
二人が無事に浜へ辿り着くと女達が一斉に拍手をしてくれた。
実質的な海女の頭であるモレスが言った。
「アンリ様は本当に海で泳ぐのは初めてなのかい?」
アンリが頷くと、モレスが頭を振った。
「あんな速さで泳ぐ人を始めて見たよ。
その足ひれは凄い効果があるねぇ。
冬場まで水着は要らないとしても、その足ひれはどうしても欲しいね。
仕事に間違いなく役立ちそうだ。」
若い海女のシェリドンとサマンサがほとんど同時に言った。
「私は、その水着と足ひれ両方が欲しい。」
「どこに行けば手に入る?
それに一体いくらするの?」
マルスは苦笑しながら言った。
「工人舎のカエラさんに相談なさい。
値段は、水着の方が銀貨二枚程度と言っていた。
カエラさんとの交渉次第では或いはもう少し安くなるかも。
注文量に応じて値が決まるそうだよ。
ただ、サマンサさんだっけ。
やや子ができたら海女の仕事は少し休んだ方がいい。」
一斉に若い海女のサマンサに注がれた。
モレスがサマンサに近づいた。
「サマンサ、お前やや子ができたのかい?」
サマンサが顔を伏せて小さな声で言った。
「ここ二月、月のものがないわ。」
「二月か、それじゃ仕方がないというところだけれど、・・・。
月のものが無いときは私に知らせるのが掟だったはず。
何故知らせなかったの。」
「あの、でも、今は仕事を休めないから・・・。」
いきなりモレスがサマンサの顔をぴしゃりと叩いた。
「仕事は他の皆でカバーすることになっているよ。
やや子は亭主との間でできた大事なかすがいだ。
大事にしないと海女の組合から追い出すよ。」
サマンサはうなだれた。
マルスが言った。
「やや子が出来た時はこの水着は避けた方がいいでしょう。
どうしてもお腹を締め付けることになるから、お腹の子に余り良い影響がないとは言えませんからね。
あとは工人舎のカエラさんと組合とで話された方が良いでしょう。
個人で交渉するとどうしても割高になるはずです。
それと、この水着は一人一人の体型に合わせる必要がありますので、他人のものは使えないと思ってください。
モレスさん、皆さんを集めて頂いてありがとう。
お仕事の邪魔をしてすみません。」
「いやぁ、カルベックの若様には随分と御世話になったわね。
仕事の邪魔だなんてとんでもない。
私達の仕事のためになることを色々と教えてもらったよ。
若様には随分と世話になったし、・・・。
それに久しぶりに目の保養もさせてもらったよ。
若様はいい体をしている。
姫様がいなかったら何人かが色目を使ったはずさ。」
海女たちが一斉に豪快な笑いを起こした。
マルスとアンリは海女の工舎の一角にあるシャワー室で海水を洗い流し、予め用意していた着物に着替えて工人舎を後にした。
このカミレスの水着はマルビスの特産品としてこの後有名になった。
マルビスの海女は50名ほどであったが、他の地域にいる海女たちも水着を欲しがったからである。
マルビスの岩場は左程波の荒い場所ではないが、他の地域の海女たちの仕事場では波の荒い海域もある。
そうした場所では岩場に叩きつけられて怪我を負うこともしばしばあったのである。
海で血を流すことはサメを呼び寄せるので禁忌であった。
身体を保護する水着は、保温と同時に非常に大事なものとなったのである。
カエラの元にそうした海女の組合から注文が届き始めたのは半年ほど経ってからの事である。
「アンリ殿、この姿で海女の前で泳いでくれますか?」
「ちょっと恥ずかしいけれど、この水着なら肌を隠してくれるから・・・。
でも条件があります。
マルス様が傍で一緒に泳いでくれるなら、海で泳いでも構いません。」
「私もですか?
うーん、海で泳いだことはないのですが、止むを得ません。
アンリ殿のお望みのままに。」
この日はマルスがマルビスを訪れて12日目であった。
翌日の午前中マルスは工房で何かを作っていた。
午後には海女の工舎に赴き、アンリとマルスが泳ぐことになっている。
マルスは、泳いだことのないアンリのために足ひれを考案し、カミレスの薄片を組み合わせて作っていたのだ。
海女の工舎にはたくさんの女たちが集まっていた。
アンリは館を出るときから水着を着て、その上にローブを羽織っていた。
そのローブを脱いで水着姿を見せると女達から驚きの声が上がった。
アンリの女らしい体の線が露わになっていることと、その意匠の見事さに目を奪われたからである。
オレンジ色を基調に身体の半分に色とりどりの花が描かれているのである。
女はいつでもおしゃれをしていたいものである。
海に潜るときでさえ化粧をしたいのだができない。
それがあるいは仕事着としておしゃれができるかもしれないのである。
女達から矢継ぎ早に質問が上がった。
「着心地は?」
「動きやすさは?」
「岩に当たっても大丈夫?」
など仕事に関することが主であったが、アンリは自分の感想を率直に言った。
それから実際に泳ぎを実演してみせることにした。
マルスは集まった女達に言った。
「アンリ殿は物心ついて以来、海で泳いだことはありません。
それでもこの水着を着ていれば溺れることなく泳げます。
このカミレスの水着の分だけ浮いてしまうので、おそらくは沈めないのです。」
「だったら、その水着をつけて潜れないじゃないか。」
女の一人が声高に言った。
「大丈夫です。
腰にその分の錘を付ければ宜しい。」
マルスは試作品のベルトを海女たちに見せた。
鉛の錘が必要に応じて加減できるようになっているベルトである。
「尤も余りに重い錘を付けると浮き上がれなくなりますからくれぐれもご用心を。」
マルスの言葉に海女たちが爆笑した。
海女たちは経験で知っていた。
彼女たちも深いところに潜るためにしばしば錘を腰に付けて潜ることが有るのである。
マルスとアンリを筆頭に岩場の波打ち際まで海女たちがやってきた。
岩場の多い東側の海岸であるが、一か所だけ比較的平坦な岩場が海の中まで続いている場所である。
マルスは着物を岩場で脱ぎ、下帯一つになった。
女達の視線が一斉にマルスの身体に注がれた。
まるで彫刻のように鍛え抜かれた見事な肉体がそこにあった。
マルスは持ってきた足ひれを波打ち際でしっかりとアンリに付けてあげ、自らもその足ひれを付けた。
そうしてアンリの手をとって深みへと誘った。
アンリの胸の辺りまで海水が来るとアンリは立っているのが難しくなった。
身体自体が浮き上がってしまうのである。
アンリはそのままマルスの手で惹かれるように海面に浮いていた。
「アンリ殿、ゆっくりと足を動かして足ひれをうまく使ってくれる。」
マルスから瞬時に足ひれの使い方が転送されてきた。
アンリはマルスと手をつないだままその周囲を回ってコツを掴んだ。
アンリが思念で大丈夫みたいと伝えると、マルスは手を放し、足ひれを使って泳ぎだした。
アンリはマルスと並んで泳ぎ始めた。
手を使う必要はほとんどなかった。
足ひれだけで十分な推力が得られるからである。
ほんの短い時間足ひれを使って泳いだだけのつもりなのに、気づいた時には浜から100尋ほども離れていた。
その場で足ひれを使って立ち泳ぎもできる。
肩の半分ほども海面の上にあった。
マルスが言った。
「さて、海岸に戻ろうか。
浜で待っている人たちが船を出そうか出すまいか迷っている。
余り心配をさせちゃまずいよね。
特にカレンとメリッサ殿が随分と不安になっているみたいだ。
「メリッサは少し心配性なのですよ。
でも本当にこの水着を着ているとお魚さんになった気分。
水の中でも動きに何の支障もないわ。」
「それを海女さんに教えてあげてくれるかい。
それで今回の目的は達せられる。」
二人は並んで皆が待つ海岸へと向かった。
二人が無事に浜へ辿り着くと女達が一斉に拍手をしてくれた。
実質的な海女の頭であるモレスが言った。
「アンリ様は本当に海で泳ぐのは初めてなのかい?」
アンリが頷くと、モレスが頭を振った。
「あんな速さで泳ぐ人を始めて見たよ。
その足ひれは凄い効果があるねぇ。
冬場まで水着は要らないとしても、その足ひれはどうしても欲しいね。
仕事に間違いなく役立ちそうだ。」
若い海女のシェリドンとサマンサがほとんど同時に言った。
「私は、その水着と足ひれ両方が欲しい。」
「どこに行けば手に入る?
それに一体いくらするの?」
マルスは苦笑しながら言った。
「工人舎のカエラさんに相談なさい。
値段は、水着の方が銀貨二枚程度と言っていた。
カエラさんとの交渉次第では或いはもう少し安くなるかも。
注文量に応じて値が決まるそうだよ。
ただ、サマンサさんだっけ。
やや子ができたら海女の仕事は少し休んだ方がいい。」
一斉に若い海女のサマンサに注がれた。
モレスがサマンサに近づいた。
「サマンサ、お前やや子ができたのかい?」
サマンサが顔を伏せて小さな声で言った。
「ここ二月、月のものがないわ。」
「二月か、それじゃ仕方がないというところだけれど、・・・。
月のものが無いときは私に知らせるのが掟だったはず。
何故知らせなかったの。」
「あの、でも、今は仕事を休めないから・・・。」
いきなりモレスがサマンサの顔をぴしゃりと叩いた。
「仕事は他の皆でカバーすることになっているよ。
やや子は亭主との間でできた大事なかすがいだ。
大事にしないと海女の組合から追い出すよ。」
サマンサはうなだれた。
マルスが言った。
「やや子が出来た時はこの水着は避けた方がいいでしょう。
どうしてもお腹を締め付けることになるから、お腹の子に余り良い影響がないとは言えませんからね。
あとは工人舎のカエラさんと組合とで話された方が良いでしょう。
個人で交渉するとどうしても割高になるはずです。
それと、この水着は一人一人の体型に合わせる必要がありますので、他人のものは使えないと思ってください。
モレスさん、皆さんを集めて頂いてありがとう。
お仕事の邪魔をしてすみません。」
「いやぁ、カルベックの若様には随分と御世話になったわね。
仕事の邪魔だなんてとんでもない。
私達の仕事のためになることを色々と教えてもらったよ。
若様には随分と世話になったし、・・・。
それに久しぶりに目の保養もさせてもらったよ。
若様はいい体をしている。
姫様がいなかったら何人かが色目を使ったはずさ。」
海女たちが一斉に豪快な笑いを起こした。
マルスとアンリは海女の工舎の一角にあるシャワー室で海水を洗い流し、予め用意していた着物に着替えて工人舎を後にした。
このカミレスの水着はマルビスの特産品としてこの後有名になった。
マルビスの海女は50名ほどであったが、他の地域にいる海女たちも水着を欲しがったからである。
マルビスの岩場は左程波の荒い場所ではないが、他の地域の海女たちの仕事場では波の荒い海域もある。
そうした場所では岩場に叩きつけられて怪我を負うこともしばしばあったのである。
海で血を流すことはサメを呼び寄せるので禁忌であった。
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