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第四章 東への旅
4ー13 リーベンへの船旅 ②
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僕はマルコ、グリモルデ号に乗ってリーベンを目指して現在東進中です。
予想通り、翌朝には海が少し時化てきました。
今のところ風は毎秒12m程度ですので、帆走も十分可能なのですけれど、生憎と東方向からの風が強くなっている上に、海の表層流までが西南西方向に向かっていますので、タッキングを繰り返してもほとんど前進できず、今後風が強くなるに従いむしろ西方向へ押し流されることになりそうです。
嵐に巻き込まれると風速30m以上の風も不思議ではありません。
船自体は丈夫ですけれど、船が進まないのは困りますよね。
下手をすると優勢な低気圧に巻き込まれ、僕らの意図に反して、低気圧と一緒に移動して行く羽目に陥りかねません。
この世界の気象海象はデータ不足のために、余り正確な予測が今のところできていませんから、このまま風任せという訳にも行きません。
仕方がないので朝食前には潜水航行に切り替えることにしました。
その旨を目覚めて間もない義父様と義母様に伝えると、早速亜空間内の居間でモニター画像にかじりついていました。
船橋に取り付けられたカメラで外の様子は水平方向に八方向が映し出されていますから、潜水する時の様子も、居間のモニター画面でどれかひとつを選択し、若しくは、四分割や八分割で見ることもできるんです。
潜水船に乗ったことのない人であれば確かに船が潜航して行く様子は胸躍る光景かも知れませんね。
生憎と船自体が少し揺れてきましたし、ピッチング(縦揺れ)で船首を叩いている状況ですので、船橋内で観察することは義父様と義母様にはお勧めできません。
従って揺れない居間での観察をしてもらいます。
この辺は出発前に注意事項として義父様と義母様に申し上げておいた事柄なんです。
それからすぐに船長へ『潜水準備開始』の指示を出しました。
ビル船長が船橋でボタンを押すと、自動的にジブセイルとメインセイルが畳まれ、同時にブームをマストに収容しつつ、マスト自体が収縮して船橋の高さまで縮みます。
この作業も人が見ているような場合は、乗員が手作業でするものですが、グリモルデ号の周囲に船影もない状況でなら人手(この場合はゴーレムの手)を省略します。
この自動収帆装置は、マストやセイルだけでなく、ワイヤーやロープその他滑車などの付属装備も自動的に収納される優れものですよ。
そうして船橋後部のドアをきっちりと閉鎖すると、潜水準備完了です。
船長からインターコムで潜水準備完了と報告がありましたので、すぐに僕は指示を出しました。
「潜水を開始してください。
針路102度、速力は毎時10ケイリを維持し、深度は念のため40ブーツまで取ってください。」
「了解です。
では潜水を開始します。」
僕は、居間で義父様と義母様の隣に居てモニター画面を見ながら船長に指示を出しているんです。
船内では24時間制の時計を使っており、東進するにしたがって毎日南中時に時刻整合を行うのですけれど、潜水中は省略ですね。
例えば、地球では経度線で15度移動すると一時間のずれが生じます。
地球の場合、赤道に沿って経度で1度分の距離が60海里なので、東又は西へ15度分の900海里進むと時刻に一時間のずれが生ずるのです。
でもこの世界は惑星表面の規模が大きいみたいです。
巨大惑星では重力が大きくなるのですが、実際に生きている僕達にはそれが感じられません。
この辺は異世界ゆえの不思議なのかもしれません。
僕の記憶の中には6人もの経験と知識がありますけれど、その六人ともにその世界での物理的な定数が少しずつ異なっていて、奇妙に感じられる部分がありました。
ですから、マルコは、このような現象を世界が変わることによって種々に変動する環境変数みたいなものととらえています。
この四日間の航海では、上空に飛ばしていたドローンの三角測量による観測により、アルビラから東に約600ケイリ進んでいることが確認されました。
その距離は地球の測度に修正するとおよそ560海里ほどに相当するのですけれど、その時点での天体観測によれば、経度は3分足らずしか変わっていないのです。
従って、この惑星は、地球の直径の四倍程度の大きさではないかと推測しています。
尤も、緯度の違いによる誤差を考慮していませんので、もう少し大きな惑星になる可能性もあるんです。
でも、物理特性やら地学特性を並べ立てても仕方がないので、詳細なデータ追及はこの際省きます。
余計なことを考えているうちにも、船は潜水を始め、20秒も立たないうちに船橋は海面下に潜ってしまいました。
この途中の波が押し寄せて来る様子は確かに見ものなんですけれど、わずかに二秒ほどで終わってしまいましたね。
モニター画面には、青い海水が広がるだけで、時折波の影響でその色合いが変わるだけになります。
船橋天頂部に仕掛けたカメラが面白い画面を映しています。
陽光が海面を通して差し込んでくるのですけれど、海水の透明度が高いので海水を通して空がよく見えるんです。
潜り始めた直後は気泡に邪魔されて見えませんでしたが、深度が落ち着くとゆらゆらと揺れる実に綺麗な映像が天頂部の一部を占めているのです。
深度が30mに達してもその様子は変わりません。
但し、これからは低気圧に近づきますので徐々に暗くなってくると思います。
次に同じような陽光が見られるようになったら浮上ですね。
進む距離は推測航法である程度分かりますけれど、浮上したなら実際に天測を行って確認をしないといけません。
上空に飛ばしているドローンも潜水をする前には回収しています。
ドローンの飛行時間は長くても四日程度ですので、あまり潜水期間が長いと墜落して回収できなくなりますからね。
潜水航行が無事に開始されて五分経ちましたが特段の異常は見当たりませんので、それから朝食です。
アッシュが造った朝食を、セバスとエマが代わる代わる給仕をしてくれます。
食べるのは、マルコ、カラガンダ義父様、ステラ義母様の三人だけ。
他のゴーレム達も食べる真似はできますけれど、そもそも食事は不要なのです。
彼らのエネルギーは、僕の魔力か若しくは魔石の魔力があれば大丈夫なのです。
現状で何もせずとも二年や三年は自由に活動できるはずですよ。
それから5日間は嵐の海を通り抜けるために潜水航行を続けました。
ゴーレムはそれぞれの仕事をし、マルコは一日に三度ほど船内の現状確認をして、食事やお風呂以外ではほとんど工房に籠っています。
義父様と義母様も似たようなもので、食事時とたまに居間で三人で語り合うのが憩いの時間になっています
そうして船の天頂部に陽光が見え、青空が透けて見えましたので、船を浮上させました。
ドローンを飛ばして周辺海域を観測するとともに、ゴーレム船員に天測をさせて位置の確認をさせています。
天測結果と推測航法により、潜航中の五日間で概ね千ケイリほども進んでいることがわかりました。
取り敢えずは、北西方向からの風に変わっていましたので、魔導推進ではなく帆走に切り替えます。
多少の息はしますけれど風速はおよそ8m前後で、帆走するにはとても良い条件だと思います。
それから20日ほどは、何事もなく過ぎて行きましたが、アルビラを発ってから31日目、上空から監視していたドローンが、海賊船に襲撃されている交易船を見つけました。
グリモルデ号は、その現場から100ケイリ(約173㎞)ほども離れています。
さてどうするかですけれど、この遠距離から海賊どもを狙撃するのは流石に無理ですね。
海賊船の方なら的が大きいので撃沈はできそうですけれど、既に海賊船は交易船船に横付けしている状態のようですから、海賊船を撃沈しても交易船に乗り込んでいる海賊が多数いるような気がします。
海賊船も交易船も両方沈めてしまうのが一番手っ取り早い方法ではあるのですけれど、この世界の海賊は、武人は殺し、そうでないものは捕虜にして身代金を要求するのだとか。
交易船に乗っていた者で捕虜になっている者が多数いるかもしれませんので、いきなり双方を撃沈する方法は採用できません。
止むを得ませんから帆走で当該海賊船と交易船を追跡することにします。
魔導推進でなら数時間で追いつけるとは思えますが、急いでも状況はあまり変わりません。
一方で帆走でも。こちらは船の性能が良いので多分毎時14ケイリは出せるでしょう。
それに対して海賊船と交易船は毎時8ケイリから10ケイリも出せれば良い方です。
従って1.5倍ほどの速力差がありますので、丸一日あれば追いつける可能性があります。
追いついてからはゴーレムを使っての肉弾戦による制圧ですね。
海賊どもは殲滅し、捕虜は生きたまま奪還したいと思います。
因みに周辺300ケイリ以内に島などはありません。
今夜は宿題ができました。
ゴーレム達の戦闘服を考えましょう。
人質と言うか捕虜が居るとなれば、ゴーレム達も当然に目につきますから、武装なしで海賊を掃討してしまうのは流石におかしく思えるでしょうね。
戦闘用装備の基本は、防具と武器ですね。
頭部は兜と言うのもありますがあれは見た目に重そうです。
ウーン、フェイスガードのついたヘルメットにしましょうか。
手や腕をガードするには、指も隠してしまう小手(甲手?)が良いですね。
腕周りには金属片を埋め込んだ衣装が良いかも。
同じく脚部も同様に金属片を埋め込んだ衣装にして、脛や大腿部をを守ります。
胴丸代わりには、防弾防刃ベストですね。
軍用じゃなくっても良いですけれど、実際に矢を撥ねつけ、刃物を通さないものなら良いでしょう。
そもそもゴーレムには刃物など通用しませんから。
武器については、狭い船内でも取り回しの良いように片手で使える刃渡り40センチのショートソードですね。
もう一方の手には小型の盾を構えさせましょう。
透明な円盤で直径40センチほどの円形が良いでしょう。
靴はひも付きの革製ブーツにしましょうか。
実際に作り上げて、御者のクリシュを呼んで装備させましたら、日本人「金谷」の記憶にある警察機動隊にちょっと似ているかなと思いました。
装備を付けたなら、ほぼ素肌部分の97%程度が隠れます。
片手にショートソードを構えているので、変わった装束を身に着けた剣士に見えるかもしれませんね。
これで人に見せる装備は完成ですので、エマの分も含めて七体分用意しておきましょう。
マルコも状況によっては参戦するかもしれませんが、マルコの場合は、基本的に人前に姿を見せずに、隠れて支援をするつもりでいます。
総指揮官は、形式的にカラガンダ義父様にお願いすることにいたしましょう。
取り敢えず、明日には実行することになるであろう海賊討伐の準備ができたので、これからお休みです。
明日の朝食時には義父様と義母様に作戦概要を説明する予定です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
11月22日、字句の一部修正を行いました。
By サクラ近衛将監
予想通り、翌朝には海が少し時化てきました。
今のところ風は毎秒12m程度ですので、帆走も十分可能なのですけれど、生憎と東方向からの風が強くなっている上に、海の表層流までが西南西方向に向かっていますので、タッキングを繰り返してもほとんど前進できず、今後風が強くなるに従いむしろ西方向へ押し流されることになりそうです。
嵐に巻き込まれると風速30m以上の風も不思議ではありません。
船自体は丈夫ですけれど、船が進まないのは困りますよね。
下手をすると優勢な低気圧に巻き込まれ、僕らの意図に反して、低気圧と一緒に移動して行く羽目に陥りかねません。
この世界の気象海象はデータ不足のために、余り正確な予測が今のところできていませんから、このまま風任せという訳にも行きません。
仕方がないので朝食前には潜水航行に切り替えることにしました。
その旨を目覚めて間もない義父様と義母様に伝えると、早速亜空間内の居間でモニター画像にかじりついていました。
船橋に取り付けられたカメラで外の様子は水平方向に八方向が映し出されていますから、潜水する時の様子も、居間のモニター画面でどれかひとつを選択し、若しくは、四分割や八分割で見ることもできるんです。
潜水船に乗ったことのない人であれば確かに船が潜航して行く様子は胸躍る光景かも知れませんね。
生憎と船自体が少し揺れてきましたし、ピッチング(縦揺れ)で船首を叩いている状況ですので、船橋内で観察することは義父様と義母様にはお勧めできません。
従って揺れない居間での観察をしてもらいます。
この辺は出発前に注意事項として義父様と義母様に申し上げておいた事柄なんです。
それからすぐに船長へ『潜水準備開始』の指示を出しました。
ビル船長が船橋でボタンを押すと、自動的にジブセイルとメインセイルが畳まれ、同時にブームをマストに収容しつつ、マスト自体が収縮して船橋の高さまで縮みます。
この作業も人が見ているような場合は、乗員が手作業でするものですが、グリモルデ号の周囲に船影もない状況でなら人手(この場合はゴーレムの手)を省略します。
この自動収帆装置は、マストやセイルだけでなく、ワイヤーやロープその他滑車などの付属装備も自動的に収納される優れものですよ。
そうして船橋後部のドアをきっちりと閉鎖すると、潜水準備完了です。
船長からインターコムで潜水準備完了と報告がありましたので、すぐに僕は指示を出しました。
「潜水を開始してください。
針路102度、速力は毎時10ケイリを維持し、深度は念のため40ブーツまで取ってください。」
「了解です。
では潜水を開始します。」
僕は、居間で義父様と義母様の隣に居てモニター画面を見ながら船長に指示を出しているんです。
船内では24時間制の時計を使っており、東進するにしたがって毎日南中時に時刻整合を行うのですけれど、潜水中は省略ですね。
例えば、地球では経度線で15度移動すると一時間のずれが生じます。
地球の場合、赤道に沿って経度で1度分の距離が60海里なので、東又は西へ15度分の900海里進むと時刻に一時間のずれが生ずるのです。
でもこの世界は惑星表面の規模が大きいみたいです。
巨大惑星では重力が大きくなるのですが、実際に生きている僕達にはそれが感じられません。
この辺は異世界ゆえの不思議なのかもしれません。
僕の記憶の中には6人もの経験と知識がありますけれど、その六人ともにその世界での物理的な定数が少しずつ異なっていて、奇妙に感じられる部分がありました。
ですから、マルコは、このような現象を世界が変わることによって種々に変動する環境変数みたいなものととらえています。
この四日間の航海では、上空に飛ばしていたドローンの三角測量による観測により、アルビラから東に約600ケイリ進んでいることが確認されました。
その距離は地球の測度に修正するとおよそ560海里ほどに相当するのですけれど、その時点での天体観測によれば、経度は3分足らずしか変わっていないのです。
従って、この惑星は、地球の直径の四倍程度の大きさではないかと推測しています。
尤も、緯度の違いによる誤差を考慮していませんので、もう少し大きな惑星になる可能性もあるんです。
でも、物理特性やら地学特性を並べ立てても仕方がないので、詳細なデータ追及はこの際省きます。
余計なことを考えているうちにも、船は潜水を始め、20秒も立たないうちに船橋は海面下に潜ってしまいました。
この途中の波が押し寄せて来る様子は確かに見ものなんですけれど、わずかに二秒ほどで終わってしまいましたね。
モニター画面には、青い海水が広がるだけで、時折波の影響でその色合いが変わるだけになります。
船橋天頂部に仕掛けたカメラが面白い画面を映しています。
陽光が海面を通して差し込んでくるのですけれど、海水の透明度が高いので海水を通して空がよく見えるんです。
潜り始めた直後は気泡に邪魔されて見えませんでしたが、深度が落ち着くとゆらゆらと揺れる実に綺麗な映像が天頂部の一部を占めているのです。
深度が30mに達してもその様子は変わりません。
但し、これからは低気圧に近づきますので徐々に暗くなってくると思います。
次に同じような陽光が見られるようになったら浮上ですね。
進む距離は推測航法である程度分かりますけれど、浮上したなら実際に天測を行って確認をしないといけません。
上空に飛ばしているドローンも潜水をする前には回収しています。
ドローンの飛行時間は長くても四日程度ですので、あまり潜水期間が長いと墜落して回収できなくなりますからね。
潜水航行が無事に開始されて五分経ちましたが特段の異常は見当たりませんので、それから朝食です。
アッシュが造った朝食を、セバスとエマが代わる代わる給仕をしてくれます。
食べるのは、マルコ、カラガンダ義父様、ステラ義母様の三人だけ。
他のゴーレム達も食べる真似はできますけれど、そもそも食事は不要なのです。
彼らのエネルギーは、僕の魔力か若しくは魔石の魔力があれば大丈夫なのです。
現状で何もせずとも二年や三年は自由に活動できるはずですよ。
それから5日間は嵐の海を通り抜けるために潜水航行を続けました。
ゴーレムはそれぞれの仕事をし、マルコは一日に三度ほど船内の現状確認をして、食事やお風呂以外ではほとんど工房に籠っています。
義父様と義母様も似たようなもので、食事時とたまに居間で三人で語り合うのが憩いの時間になっています
そうして船の天頂部に陽光が見え、青空が透けて見えましたので、船を浮上させました。
ドローンを飛ばして周辺海域を観測するとともに、ゴーレム船員に天測をさせて位置の確認をさせています。
天測結果と推測航法により、潜航中の五日間で概ね千ケイリほども進んでいることがわかりました。
取り敢えずは、北西方向からの風に変わっていましたので、魔導推進ではなく帆走に切り替えます。
多少の息はしますけれど風速はおよそ8m前後で、帆走するにはとても良い条件だと思います。
それから20日ほどは、何事もなく過ぎて行きましたが、アルビラを発ってから31日目、上空から監視していたドローンが、海賊船に襲撃されている交易船を見つけました。
グリモルデ号は、その現場から100ケイリ(約173㎞)ほども離れています。
さてどうするかですけれど、この遠距離から海賊どもを狙撃するのは流石に無理ですね。
海賊船の方なら的が大きいので撃沈はできそうですけれど、既に海賊船は交易船船に横付けしている状態のようですから、海賊船を撃沈しても交易船に乗り込んでいる海賊が多数いるような気がします。
海賊船も交易船も両方沈めてしまうのが一番手っ取り早い方法ではあるのですけれど、この世界の海賊は、武人は殺し、そうでないものは捕虜にして身代金を要求するのだとか。
交易船に乗っていた者で捕虜になっている者が多数いるかもしれませんので、いきなり双方を撃沈する方法は採用できません。
止むを得ませんから帆走で当該海賊船と交易船を追跡することにします。
魔導推進でなら数時間で追いつけるとは思えますが、急いでも状況はあまり変わりません。
一方で帆走でも。こちらは船の性能が良いので多分毎時14ケイリは出せるでしょう。
それに対して海賊船と交易船は毎時8ケイリから10ケイリも出せれば良い方です。
従って1.5倍ほどの速力差がありますので、丸一日あれば追いつける可能性があります。
追いついてからはゴーレムを使っての肉弾戦による制圧ですね。
海賊どもは殲滅し、捕虜は生きたまま奪還したいと思います。
因みに周辺300ケイリ以内に島などはありません。
今夜は宿題ができました。
ゴーレム達の戦闘服を考えましょう。
人質と言うか捕虜が居るとなれば、ゴーレム達も当然に目につきますから、武装なしで海賊を掃討してしまうのは流石におかしく思えるでしょうね。
戦闘用装備の基本は、防具と武器ですね。
頭部は兜と言うのもありますがあれは見た目に重そうです。
ウーン、フェイスガードのついたヘルメットにしましょうか。
手や腕をガードするには、指も隠してしまう小手(甲手?)が良いですね。
腕周りには金属片を埋め込んだ衣装が良いかも。
同じく脚部も同様に金属片を埋め込んだ衣装にして、脛や大腿部をを守ります。
胴丸代わりには、防弾防刃ベストですね。
軍用じゃなくっても良いですけれど、実際に矢を撥ねつけ、刃物を通さないものなら良いでしょう。
そもそもゴーレムには刃物など通用しませんから。
武器については、狭い船内でも取り回しの良いように片手で使える刃渡り40センチのショートソードですね。
もう一方の手には小型の盾を構えさせましょう。
透明な円盤で直径40センチほどの円形が良いでしょう。
靴はひも付きの革製ブーツにしましょうか。
実際に作り上げて、御者のクリシュを呼んで装備させましたら、日本人「金谷」の記憶にある警察機動隊にちょっと似ているかなと思いました。
装備を付けたなら、ほぼ素肌部分の97%程度が隠れます。
片手にショートソードを構えているので、変わった装束を身に着けた剣士に見えるかもしれませんね。
これで人に見せる装備は完成ですので、エマの分も含めて七体分用意しておきましょう。
マルコも状況によっては参戦するかもしれませんが、マルコの場合は、基本的に人前に姿を見せずに、隠れて支援をするつもりでいます。
総指揮官は、形式的にカラガンダ義父様にお願いすることにいたしましょう。
取り敢えず、明日には実行することになるであろう海賊討伐の準備ができたので、これからお休みです。
明日の朝食時には義父様と義母様に作戦概要を説明する予定です。
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11月22日、字句の一部修正を行いました。
By サクラ近衛将監
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