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彼岸花?
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次に見た夢は、赤い彼岸花に似た花が狂い咲く場所であった。
歩いているモノは、居ない。僕は地面に立ってはいない。どうやら宙に浮いている様だった。
見渡せば、彼岸花の先には、輝く虹にキラキラした湖がある。
だけどそれらを見ていると恐怖を感じる。見ているだけで寒気が起き、全身泡立った。
目を背けていると、空に一筋の亀裂が走った。亀裂の裂け目が徐々に大きくなり、二つの目がそこに浮かび上がった。
「これは、見てはダメなものだ!」
と直感した。だが、恐怖から目を閉じれない。目が全て開く直前に、誰かに引っ張られてそこで目が醒めた。
起きた時には、汗でビッショリになり、着替えが必要な程であった。冷や汗をかいたからひどく怠い。
夢なんて見たくない。最近は怖いモノだらけだ。
だが夜はやって来る。夜になると僕は眠りについた。するとまた夢を見る。
今度は地面に脚をつけ立っている。上を向けば、青く輝く空であった。
清々しい天気にも関わらず、気持ちはどことなく落ち着かない。僕は一つの本を手にしていた。
その本は読めない文字で書かれていたが、恐怖を覚えなかった。何故だろう。
挿絵も描かれてある。その本は不思議な感覚がした。
その本を眺めていると、真ん中辺りで数頁破れている。いつから破れていたのか。わからない。
そもそもこの本に書かれている内容もわからない。
「誰か読めるヒトは居ないのだろうか?」
僕が立っている場所は、川の近くであった。
川は澄んでおり生き物が泳いでいる。見たことがない生き物だった。
「此処は何処なんだろう?」
歩き出したものの、あんなに清々しいほどの青い空だったのが、暗くなり夕刻が近づく黄昏時になっていた。
黄昏時は、あの世とこの世を繋ぐ境目でもある。と聞いたことがあった。
黄昏時になると、誰も居なかったのに、ポツポツとモノが歩いている。
家なんて無かったのに、灯りがさしはじめてくると、其処は街になっていた。
「何故だろう!?先ほどまでは、町はなかったのに。」
わけもわからずに歩いていると、時間は刻々過ぎてゆく。お腹も空いて来た。
「日本ではない所なのだろうか。知っているモノが一つもない。」
歩いているモノは、足には水かきがある。尻尾をもつモノ。額にはツノが生えているモノもいる。肌の色は様々だ。
だが、そのモノ達を見て初めは驚いたが、恐怖は抱かなかった。ひどくワクワクした。
僕が怖い物は、僕と同じ人間だから。
「今回の夢はなんだろう?肌に触れる風の冷たさ。匂いまでもがリアルに感じる。」
周りを見渡すと露店が出ているところにやってきた。
歩いているモノは、居ない。僕は地面に立ってはいない。どうやら宙に浮いている様だった。
見渡せば、彼岸花の先には、輝く虹にキラキラした湖がある。
だけどそれらを見ていると恐怖を感じる。見ているだけで寒気が起き、全身泡立った。
目を背けていると、空に一筋の亀裂が走った。亀裂の裂け目が徐々に大きくなり、二つの目がそこに浮かび上がった。
「これは、見てはダメなものだ!」
と直感した。だが、恐怖から目を閉じれない。目が全て開く直前に、誰かに引っ張られてそこで目が醒めた。
起きた時には、汗でビッショリになり、着替えが必要な程であった。冷や汗をかいたからひどく怠い。
夢なんて見たくない。最近は怖いモノだらけだ。
だが夜はやって来る。夜になると僕は眠りについた。するとまた夢を見る。
今度は地面に脚をつけ立っている。上を向けば、青く輝く空であった。
清々しい天気にも関わらず、気持ちはどことなく落ち着かない。僕は一つの本を手にしていた。
その本は読めない文字で書かれていたが、恐怖を覚えなかった。何故だろう。
挿絵も描かれてある。その本は不思議な感覚がした。
その本を眺めていると、真ん中辺りで数頁破れている。いつから破れていたのか。わからない。
そもそもこの本に書かれている内容もわからない。
「誰か読めるヒトは居ないのだろうか?」
僕が立っている場所は、川の近くであった。
川は澄んでおり生き物が泳いでいる。見たことがない生き物だった。
「此処は何処なんだろう?」
歩き出したものの、あんなに清々しいほどの青い空だったのが、暗くなり夕刻が近づく黄昏時になっていた。
黄昏時は、あの世とこの世を繋ぐ境目でもある。と聞いたことがあった。
黄昏時になると、誰も居なかったのに、ポツポツとモノが歩いている。
家なんて無かったのに、灯りがさしはじめてくると、其処は街になっていた。
「何故だろう!?先ほどまでは、町はなかったのに。」
わけもわからずに歩いていると、時間は刻々過ぎてゆく。お腹も空いて来た。
「日本ではない所なのだろうか。知っているモノが一つもない。」
歩いているモノは、足には水かきがある。尻尾をもつモノ。額にはツノが生えているモノもいる。肌の色は様々だ。
だが、そのモノ達を見て初めは驚いたが、恐怖は抱かなかった。ひどくワクワクした。
僕が怖い物は、僕と同じ人間だから。
「今回の夢はなんだろう?肌に触れる風の冷たさ。匂いまでもがリアルに感じる。」
周りを見渡すと露店が出ているところにやってきた。
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