14 / 35
14 白雪姫の姉ですが妹は完全に包囲されました
しおりを挟む
ハンターとスノーホワイトは、魔の森の濃霧をついに抜け、森の東側に出た。
湿った冷気が嘘のように晴れ、空気が一変する。視界の先に、開けた台地が見えた。
遠くには、広がる竹林と、田園風景、そして、わらぶき屋根の木造家屋が点在している。異民族の里だ。
「森を抜けたようだな」
ハンターが静かにつぶやく。
「やっと、ここまで来た……」
スノーホワイトは膝に手を当て、息を整える。
何度も狂い死にしかけた魔の森を、ハンターの導きによって踏破できた。足はボロボロ、心はズタズタだ。しかし、彼女の顔は晴れやかな達成感に満ちていた。
「ここに、異民族の戦士がいるのね」
「そうだ。私も来たのは初めてだが、噂には聞いている。異国から流れてきた古の戦士が、独自の掟を守って暮らしていると。その名は『サムライ族』……」
「きっと、味方になってくれるはずよ。お父様から聞いたことがあるの。昔から、王家とサムライ族は、血の盟約を結んでるって」
スノーホワイトは、王家の紋章が刻まれた胸元のペンダントを握りしめた。
だが、その直後――
「おい、待たんかいゴルァァァァ!」
「くせ者発見! 問答無用で攘夷でござる!」
「我ら、ナメられたら終わりの誇り高きサムライぞ!」
ズババババッ!
草むらから飛び出してきたのは、小さなキモノ姿の少年たち。総勢七人の剣士だった。
「まずは名を名乗れ! どこのどいつだ、この野郎!」
「二人まとめて、お命、覚悟……」
キレッキレでカタナを振り回しながら、囲んでくるサムライたち。全員、可愛い顔ぞろいなのに、殺意が本気すぎて怖い。
「ちょ、待って待って待って⁉ 私たちは敵じゃない――」
「黙れェェ! 取りあえず斬るのが我らの掟じゃあああああ! 斬ってから考える!」
(この里の『掟』、物騒すぎない⁉)
スノーホワイトは首元に七本の刃を突きつけられ、人生最大級のピンチに陥った。
だが、次の瞬間。
「えーい、控え控えぇーい、控えおろう! この御方をどなたと心得る!」
ハンターがとっさの機転で、声を張り上げた。
「この御方こそ、王位継承権第1位、美しき『白雪姫』スノーホワイト王女殿下にあらせられるぞ! ええい、頭が高いッ! この紋章が、目に入らぬくゎぁああーッ!」
ハンターの芝居がかった口上を聞くと、スノーホワイトはあわてて胸元から王家の紋章入りペンダントを引き出し、サムライたちに掲げた。サムライたちの動きが、ピタリと止まる。
「あ、あの紋章は……!」
「そのペンダントは……白金の王家紋!」
「本物⁉ 偽物⁉ バッタもん⁉」
ハンターが「何がバッタもんだ、無礼者!」とツッコミを入れる。
サムライたちは一斉に、地面へ膝をついた。
「我がサムライ族は先祖代々、尊王の家柄でござる!」
「僕らの早とちりでした。驚かせてごめんなさぁーい!」
「姫様なら、命に代えてもお守りするぜ!」
「吾輩としたことが、相手も確かめず斬りかかるとは。人斬りの端くれとして、何ともお恥ずかしい……!」
「千年の昔から王宮の深淵に伝わるという、白金の魔紋だな……選ばれし者の血に呼応する、封印の鍵。世界の均衡を壊す災厄の扉がいま、開くか……」
「いや、七歳の誕生日にお父様が買ってくれた普通のペンダントなんだけど……」
好戦的なサムライ族だったが、権威にはやたら弱いようだった。完全なる手のひら返し。七人のサムライたちはスライディング土下座する勢いで、スノーホワイトに忠誠を誓った。
「拙者は一文字ナイト! 一剣を磨く武士でござる」
「自分大好き、二刀ムサシです。分身の術、使えます」
「僕は、三宮ミョウガだよ……あれ、カタナはどこ行った?」
「俺様が四条ホーチキ様だ! どいつもこいつもバッサリと斬ってやるぜ!」
「吾輩の名前は、五行レンタロー。闇討ち、不意討ちなら、お任せを……」
「我は六波羅ゲンシュウ。漆黒の力に目覚めし者なり……」
「ワイは、七尾キョースケや。姫様の維新回天、助太刀しまっせ!」
こうしてスノーホワイト&ハンターの旅に、やたら元気でハイテンションな七人のサムライが、仲間として加わることになった。
「我らは無敵の七人でござる!」
「自分が分身すれば、八人に増やせます!」
「ワイらの必殺剣法で、姫様を支えるんや!」
「ところで、両目眼帯の男よ、その漆黒の拘束具、ちょっとうらやましいな……フッ、我も力の封印を解くとするか……」
スノーホワイトは苦笑しながらも、彼らの純粋な好意に、心を打たれていた。
(この子たちなら、きっと……)
「……ずいぶん、にぎやかになったな。剣士というより道化師だ。足手まといにならなければいいが……」
ハンターがボヤく。
「あなたも、ちょっと楽しそうな顔してるじゃない?」
スノーホワイトは、ハンターに微笑みかける。
「そう言われても、鏡が見えんから、よく分からんよ」
「こんな子たちだけど、伝説の戦士の末裔なのよ。彼らが味方なら、きっと王国を取り戻せるよね、ハンター」
「それはまだ、何とも言えん……」
そう言いながらも、ハンターの頭脳はフル回転していた。
(確かに、この森を越えたことで、何かが変わったな。きっと、運気の流れが……)
王妃に反乱を起こし、スノーホワイトを次世代の女王に推し立てる。そのための計画が、彼の中でも徐々に具体的な形を取り始めていた。
スノーホワイト革命軍、旗揚げの瞬間であった。
湿った冷気が嘘のように晴れ、空気が一変する。視界の先に、開けた台地が見えた。
遠くには、広がる竹林と、田園風景、そして、わらぶき屋根の木造家屋が点在している。異民族の里だ。
「森を抜けたようだな」
ハンターが静かにつぶやく。
「やっと、ここまで来た……」
スノーホワイトは膝に手を当て、息を整える。
何度も狂い死にしかけた魔の森を、ハンターの導きによって踏破できた。足はボロボロ、心はズタズタだ。しかし、彼女の顔は晴れやかな達成感に満ちていた。
「ここに、異民族の戦士がいるのね」
「そうだ。私も来たのは初めてだが、噂には聞いている。異国から流れてきた古の戦士が、独自の掟を守って暮らしていると。その名は『サムライ族』……」
「きっと、味方になってくれるはずよ。お父様から聞いたことがあるの。昔から、王家とサムライ族は、血の盟約を結んでるって」
スノーホワイトは、王家の紋章が刻まれた胸元のペンダントを握りしめた。
だが、その直後――
「おい、待たんかいゴルァァァァ!」
「くせ者発見! 問答無用で攘夷でござる!」
「我ら、ナメられたら終わりの誇り高きサムライぞ!」
ズババババッ!
草むらから飛び出してきたのは、小さなキモノ姿の少年たち。総勢七人の剣士だった。
「まずは名を名乗れ! どこのどいつだ、この野郎!」
「二人まとめて、お命、覚悟……」
キレッキレでカタナを振り回しながら、囲んでくるサムライたち。全員、可愛い顔ぞろいなのに、殺意が本気すぎて怖い。
「ちょ、待って待って待って⁉ 私たちは敵じゃない――」
「黙れェェ! 取りあえず斬るのが我らの掟じゃあああああ! 斬ってから考える!」
(この里の『掟』、物騒すぎない⁉)
スノーホワイトは首元に七本の刃を突きつけられ、人生最大級のピンチに陥った。
だが、次の瞬間。
「えーい、控え控えぇーい、控えおろう! この御方をどなたと心得る!」
ハンターがとっさの機転で、声を張り上げた。
「この御方こそ、王位継承権第1位、美しき『白雪姫』スノーホワイト王女殿下にあらせられるぞ! ええい、頭が高いッ! この紋章が、目に入らぬくゎぁああーッ!」
ハンターの芝居がかった口上を聞くと、スノーホワイトはあわてて胸元から王家の紋章入りペンダントを引き出し、サムライたちに掲げた。サムライたちの動きが、ピタリと止まる。
「あ、あの紋章は……!」
「そのペンダントは……白金の王家紋!」
「本物⁉ 偽物⁉ バッタもん⁉」
ハンターが「何がバッタもんだ、無礼者!」とツッコミを入れる。
サムライたちは一斉に、地面へ膝をついた。
「我がサムライ族は先祖代々、尊王の家柄でござる!」
「僕らの早とちりでした。驚かせてごめんなさぁーい!」
「姫様なら、命に代えてもお守りするぜ!」
「吾輩としたことが、相手も確かめず斬りかかるとは。人斬りの端くれとして、何ともお恥ずかしい……!」
「千年の昔から王宮の深淵に伝わるという、白金の魔紋だな……選ばれし者の血に呼応する、封印の鍵。世界の均衡を壊す災厄の扉がいま、開くか……」
「いや、七歳の誕生日にお父様が買ってくれた普通のペンダントなんだけど……」
好戦的なサムライ族だったが、権威にはやたら弱いようだった。完全なる手のひら返し。七人のサムライたちはスライディング土下座する勢いで、スノーホワイトに忠誠を誓った。
「拙者は一文字ナイト! 一剣を磨く武士でござる」
「自分大好き、二刀ムサシです。分身の術、使えます」
「僕は、三宮ミョウガだよ……あれ、カタナはどこ行った?」
「俺様が四条ホーチキ様だ! どいつもこいつもバッサリと斬ってやるぜ!」
「吾輩の名前は、五行レンタロー。闇討ち、不意討ちなら、お任せを……」
「我は六波羅ゲンシュウ。漆黒の力に目覚めし者なり……」
「ワイは、七尾キョースケや。姫様の維新回天、助太刀しまっせ!」
こうしてスノーホワイト&ハンターの旅に、やたら元気でハイテンションな七人のサムライが、仲間として加わることになった。
「我らは無敵の七人でござる!」
「自分が分身すれば、八人に増やせます!」
「ワイらの必殺剣法で、姫様を支えるんや!」
「ところで、両目眼帯の男よ、その漆黒の拘束具、ちょっとうらやましいな……フッ、我も力の封印を解くとするか……」
スノーホワイトは苦笑しながらも、彼らの純粋な好意に、心を打たれていた。
(この子たちなら、きっと……)
「……ずいぶん、にぎやかになったな。剣士というより道化師だ。足手まといにならなければいいが……」
ハンターがボヤく。
「あなたも、ちょっと楽しそうな顔してるじゃない?」
スノーホワイトは、ハンターに微笑みかける。
「そう言われても、鏡が見えんから、よく分からんよ」
「こんな子たちだけど、伝説の戦士の末裔なのよ。彼らが味方なら、きっと王国を取り戻せるよね、ハンター」
「それはまだ、何とも言えん……」
そう言いながらも、ハンターの頭脳はフル回転していた。
(確かに、この森を越えたことで、何かが変わったな。きっと、運気の流れが……)
王妃に反乱を起こし、スノーホワイトを次世代の女王に推し立てる。そのための計画が、彼の中でも徐々に具体的な形を取り始めていた。
スノーホワイト革命軍、旗揚げの瞬間であった。
20
あなたにおすすめの小説
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。
けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、
やがて――“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ひめさまはおうちにかえりたい
あかね
ファンタジー
政略結婚と言えど、これはない。帰ろう。とヴァージニアは決めた。故郷の兄に気に入らなかったら潰して帰ってこいと言われ嫁いだお姫様が、王冠を手にするまでのお話。(おうちにかえりたい編)
王冠を手に入れたあとは、魔王退治!? 因縁の女神を殴るための策とは。(聖女と魔王と魔女編)
平和な女王様生活にやってきた手紙。いまさら、迎えに来たといわれても……。お帰りはあちらです、では済まないので撃退します(幼馴染襲来編)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる