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13 白雪姫の姉ですが白馬の王子様を育てます
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朝、モンストラン公爵家の厨房。
「ふふふふ……今日は本気で作るわよ……!」
公爵夫人アップルが怪しい笑みを浮かべながら、リンゴを山ほどスライスしていた。
鍋の中では、独自配合の生薬に加えて、シナモン、レモン、砂糖と一緒に煮込まれた果肉がとろりと輝き、ぷるぷると照り返す。
「よーし、理想のジャム、完成!」
黄金色に煮詰まったジャムは、瓶詰めされて美しく整列されていった。
ジョン・モンストラン公爵は、珍しく早起きして朝食の席に着いていた。
「なんだ、この瓶は……?」
テーブルの上には、今朝のパンに添えて新しく並べられた、瓶詰のジャム。
「リンゴのジャムです。私の完全オリジナルレシピですよ」
アップルがコーヒーを注ぎながら、にこりと微笑む。
「ティータイムまで待てないご様子なので、朝から食べられるように致しました」
「ジャムか。俺、朝はバターと決めてるんだが……まあ、せっかくだし」
ジョンは、さっそくスプーンでたっぷり手作りジャムをすくい、パンに塗ってかじった。
……もぐ。
……もぐもぐ。
……⁉
「これ、うっま……」
「ふふっ、ですよね?」
「なんだこれ。パンが完全にスイーツになったぞ。朝から幸せすぎる……」
ジョンは、もう一口、またもう一口とジャムパンをかじりながら、感動に目を輝かせていた。
「ジャムとは、まさに新時代にふさわしい、革命的な食べ物であるな。ティータイムを待たなくても、忙しい仕事の合間でも、パンにサッと塗るだけで、朝から甘味が補給できるのだ!」
別に、ジャムじたいが、以前からこの国に存在しなかったわけではない。ジョンの言葉はごくごく当たり前のアホみたいな内容に過ぎなかったが、その声は、心からの喜びに打ち震えていた。
「アップル、お前はまるで、スイーツの女神だな?」
「いやあ、それほどでも……」
アップルは屈託のない笑顔を見せながら、コーヒーカップを手に持つと、サラっと言い放った。
「このジャムを持って行けば、スノーホワイトを助けに遠征しても、問題ないですよね♪」
ジョンは、パンを喉に詰まらせかけて、むせ返った。
「ゲホッ、ゴホッ……な、何だと?」
「ジャムのおかわりは、たっぷりありますよ。遠征先でも寂しくないように、いっぱい作り置きしておきましたから」
アップルは、悪戯っぽく微笑んだ。
「……ズルいぞ」
「何がですか?」
「お、お前はスイーツの悪魔か!」
ジョン公爵は気色ばんで、アップルを指差しながら非難した。女神に祭り上げられたり悪魔と呼ばれたり、朝っぱらから評価の乱高下がジェットコースターのように激しい女、アップル。
「私の手作りジャムは、約束通り、どこまでもご一緒致しますよ。というわけで、行ってらっしゃいませ、旦那様」
アップルがキョトンとした笑顔で呼びかけると、ジョンは顔を上げた。
「ジャムだけ持って、俺にスノーホワイトの所へ行けと言うのか……」
ジョンは立ち上がり、アップルをキッと見つめながら、考えをめぐらせた。
(スノーホワイトを、助けに行く。それは確かに、正しい道だ。スノーホワイトは幼馴染だし、アップルの義妹でもある。何より、王家の血筋を引く唯一無二の正統王女だ)
「だが……」
(……それでも、このまま行けるわけがないだろう!)
アップルの無邪気さに、ジョンは少し腹が立ってきた。声を震わせながら、言葉を選んで絞り出す。
「お前が、そんなふうに笑顔で送り出してくれると、俺はどんな危険な戦場でも、行けそうな気がするなぁ」
「はい」
「だから、だ」
「?」
「お前も、一緒に来い。ジャムだけじゃ、足りない」
「えーっ!」
「俺は、お前のジャムも、お前と一緒の時間も、お前とのスイーツタイムすべてが、生きる元気の源なんだ」
「そ、そんな……」
アップルは息を呑み、口元に手を当てた。
頬が、じんわりと染まっていく。
(な、何なのよ、そのズルいセリフっ……)
「あと、ジャムは十瓶くらい頼む」
「多すぎですよっ!」
ジョンがついに、スノーホワイト救出のために軍勢を率いる意志を固めた。アップルの陣中同伴という条件つきで。それは王国全体を包み込む、戦乱の前触れだった――
王宮では、サニー王妃が魔法の鏡に問いかけていた。
「鏡よ鏡、私の忠犬ハンターちゃんは、もうスノーホワイトを捕まえたかしら?」
「ハンターは、視力を失って隠者となる前は、諸国を旅する遍歴の騎士でした。美しい女性に仕える騎士道精神の持ち主ですから、この国で最高の美しい女性に出会った以上は、絶対に命がけで務めを果たすでしょう」
「あら、ハンターちゃんってば、そんなに私のことが好きなのぉ? 悪いけど、愛人リストにしょぼくれたおっさんを入れる予定はないわ」
「そうではありません」
「は?」
「ハンターは、スノーホワイト殿下を必ず捕まえ……そして速攻で寝返るでしょう。王妃陛下よりスノーホワイト殿下のほうが、美しいですからね。あ、外見じゃなくて、彼の『第三の眼』で見たオーラが、美しいってことです」
「な、な、なんですってェエエ!」
王妃は金切り声を上げ、フルスイングでステッキを振り下ろした。だが、ゴンと鈍い音が響いただけで跳ね返され、鏡にはヒビ一つ入らない。
ハンターは、「白雪姫」スノーホワイトの手を引きながら、魔の森をすばやく駆け抜けていく。
鏡にはその姿が、はっきりと映し出されていた。
「ふふふふ……今日は本気で作るわよ……!」
公爵夫人アップルが怪しい笑みを浮かべながら、リンゴを山ほどスライスしていた。
鍋の中では、独自配合の生薬に加えて、シナモン、レモン、砂糖と一緒に煮込まれた果肉がとろりと輝き、ぷるぷると照り返す。
「よーし、理想のジャム、完成!」
黄金色に煮詰まったジャムは、瓶詰めされて美しく整列されていった。
ジョン・モンストラン公爵は、珍しく早起きして朝食の席に着いていた。
「なんだ、この瓶は……?」
テーブルの上には、今朝のパンに添えて新しく並べられた、瓶詰のジャム。
「リンゴのジャムです。私の完全オリジナルレシピですよ」
アップルがコーヒーを注ぎながら、にこりと微笑む。
「ティータイムまで待てないご様子なので、朝から食べられるように致しました」
「ジャムか。俺、朝はバターと決めてるんだが……まあ、せっかくだし」
ジョンは、さっそくスプーンでたっぷり手作りジャムをすくい、パンに塗ってかじった。
……もぐ。
……もぐもぐ。
……⁉
「これ、うっま……」
「ふふっ、ですよね?」
「なんだこれ。パンが完全にスイーツになったぞ。朝から幸せすぎる……」
ジョンは、もう一口、またもう一口とジャムパンをかじりながら、感動に目を輝かせていた。
「ジャムとは、まさに新時代にふさわしい、革命的な食べ物であるな。ティータイムを待たなくても、忙しい仕事の合間でも、パンにサッと塗るだけで、朝から甘味が補給できるのだ!」
別に、ジャムじたいが、以前からこの国に存在しなかったわけではない。ジョンの言葉はごくごく当たり前のアホみたいな内容に過ぎなかったが、その声は、心からの喜びに打ち震えていた。
「アップル、お前はまるで、スイーツの女神だな?」
「いやあ、それほどでも……」
アップルは屈託のない笑顔を見せながら、コーヒーカップを手に持つと、サラっと言い放った。
「このジャムを持って行けば、スノーホワイトを助けに遠征しても、問題ないですよね♪」
ジョンは、パンを喉に詰まらせかけて、むせ返った。
「ゲホッ、ゴホッ……な、何だと?」
「ジャムのおかわりは、たっぷりありますよ。遠征先でも寂しくないように、いっぱい作り置きしておきましたから」
アップルは、悪戯っぽく微笑んだ。
「……ズルいぞ」
「何がですか?」
「お、お前はスイーツの悪魔か!」
ジョン公爵は気色ばんで、アップルを指差しながら非難した。女神に祭り上げられたり悪魔と呼ばれたり、朝っぱらから評価の乱高下がジェットコースターのように激しい女、アップル。
「私の手作りジャムは、約束通り、どこまでもご一緒致しますよ。というわけで、行ってらっしゃいませ、旦那様」
アップルがキョトンとした笑顔で呼びかけると、ジョンは顔を上げた。
「ジャムだけ持って、俺にスノーホワイトの所へ行けと言うのか……」
ジョンは立ち上がり、アップルをキッと見つめながら、考えをめぐらせた。
(スノーホワイトを、助けに行く。それは確かに、正しい道だ。スノーホワイトは幼馴染だし、アップルの義妹でもある。何より、王家の血筋を引く唯一無二の正統王女だ)
「だが……」
(……それでも、このまま行けるわけがないだろう!)
アップルの無邪気さに、ジョンは少し腹が立ってきた。声を震わせながら、言葉を選んで絞り出す。
「お前が、そんなふうに笑顔で送り出してくれると、俺はどんな危険な戦場でも、行けそうな気がするなぁ」
「はい」
「だから、だ」
「?」
「お前も、一緒に来い。ジャムだけじゃ、足りない」
「えーっ!」
「俺は、お前のジャムも、お前と一緒の時間も、お前とのスイーツタイムすべてが、生きる元気の源なんだ」
「そ、そんな……」
アップルは息を呑み、口元に手を当てた。
頬が、じんわりと染まっていく。
(な、何なのよ、そのズルいセリフっ……)
「あと、ジャムは十瓶くらい頼む」
「多すぎですよっ!」
ジョンがついに、スノーホワイト救出のために軍勢を率いる意志を固めた。アップルの陣中同伴という条件つきで。それは王国全体を包み込む、戦乱の前触れだった――
王宮では、サニー王妃が魔法の鏡に問いかけていた。
「鏡よ鏡、私の忠犬ハンターちゃんは、もうスノーホワイトを捕まえたかしら?」
「ハンターは、視力を失って隠者となる前は、諸国を旅する遍歴の騎士でした。美しい女性に仕える騎士道精神の持ち主ですから、この国で最高の美しい女性に出会った以上は、絶対に命がけで務めを果たすでしょう」
「あら、ハンターちゃんってば、そんなに私のことが好きなのぉ? 悪いけど、愛人リストにしょぼくれたおっさんを入れる予定はないわ」
「そうではありません」
「は?」
「ハンターは、スノーホワイト殿下を必ず捕まえ……そして速攻で寝返るでしょう。王妃陛下よりスノーホワイト殿下のほうが、美しいですからね。あ、外見じゃなくて、彼の『第三の眼』で見たオーラが、美しいってことです」
「な、な、なんですってェエエ!」
王妃は金切り声を上げ、フルスイングでステッキを振り下ろした。だが、ゴンと鈍い音が響いただけで跳ね返され、鏡にはヒビ一つ入らない。
ハンターは、「白雪姫」スノーホワイトの手を引きながら、魔の森をすばやく駆け抜けていく。
鏡にはその姿が、はっきりと映し出されていた。
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