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8・冤罪裁判で婚約破棄され学園追放され辺境に追いやられても、乗り越えます、根性で。【全4話】
02時間を忘れて。
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初めて会った感想は控えめにいって正直外見的な好みだけで見るなら。
私の好みのど真ん中をクリティカルに貫くような容姿をしていて、胸が波打ち、耳まで熱を帯びていくのがわかる程度には、ときめいた。
元婚約者であるシャイア・リングストンは確かに整った容姿でシャープな外見で美しい男性ではあったが、私の印象としては弱そうというのが正直なところだった。
もし結婚まで至っていたとしたら私はシャイアを毎日のように鍛えさせて、目の前にいるウィリアム・クーロフォードのように屈強な肉体を造らせたであろう。
閑話休題。
挨拶はそこそこに屋敷の中に入り、二人でお茶をすることにした。
とりあえず、お互いに自己紹介を兼ねてここまでに至る経緯などを話した。
さらに好きな食べ物や趣味の話。
彼は地質学を勉強しているという。
嬉々として語る彼の話の専門的な部分はよくわからなかったけど、楽しく聞けた。
ついでに地質学に熱を持った理由はわかった。
クーロフォード家は曽祖父の代の頃に研究者と名乗る旅人がクーロフォード家で所有する山の地質調査や鉱物調査などを行っていた時期があるそうで、曾祖父はその研究者からの影響で地質学にのめり込み、代々その影響を受け、彼もまた地質学にのめり込んだらしい。
探究心や好奇心が強く、一途で真面目なんだと思った。
家族のこと、生まれ育った近くの町のこと、くだらないこと。
時間を忘れて二人で話した。
そこからは、ただ彼を好きになり続けるだけの日々だった。
一緒に料理をしたり、山を案内してもらったり、幸せな日々だった。
彼は当初、都会から問題児の極悪人を押し付けられると戦々恐々としていてらしいが、一目見たときからそんな気持ちは忘れていたと、そんな言葉まで頂けた。
そんな明くる日、この日も町へデートに繰り出している時だった。
町の人々からなにやら不穏な話を耳にする。
どうもこの地域全体での過疎化がだいぶ深刻なようで、若者たちは仕事を探して他所に移ってしまい、このままでは近い将来町もなくなってしまう……といった話だった。
この話を聞いた彼は落ち込みに落ち込んだ。
生まれ育った町や、クーロフォード家が代々管理してきた土地から人が居なくなっていくのが、寂しくて悲しかったようだ。
その晩はいつも以上に励んで励ましたが、それだけではダメだと私は、どうにかこの地域を守れる方法はないかを考えた。
三日三晩寝ずにぶっ通しで考え続けた。
こういう時は根性がものをいう。
そして、私が思いついた方法は彼の地質学の知識を多分に必要とするものだった。
この辺りは正直、控えめにいっても何もない。
酪農が盛んかといわれれば食べていける程度の規模であり、名所があるかと言われれば山と畑だらけ自然が豊かだといえなくもないが暮らして行くにはやや過剰である。
私も彼が居ないのなら、好んでこの地に暮らすことはないだろう。
つまりこの地に人を留める、この地に人を集めるには、何も無さすぎるのだ。
だったら、何もないなら作ればいい。
私の好みのど真ん中をクリティカルに貫くような容姿をしていて、胸が波打ち、耳まで熱を帯びていくのがわかる程度には、ときめいた。
元婚約者であるシャイア・リングストンは確かに整った容姿でシャープな外見で美しい男性ではあったが、私の印象としては弱そうというのが正直なところだった。
もし結婚まで至っていたとしたら私はシャイアを毎日のように鍛えさせて、目の前にいるウィリアム・クーロフォードのように屈強な肉体を造らせたであろう。
閑話休題。
挨拶はそこそこに屋敷の中に入り、二人でお茶をすることにした。
とりあえず、お互いに自己紹介を兼ねてここまでに至る経緯などを話した。
さらに好きな食べ物や趣味の話。
彼は地質学を勉強しているという。
嬉々として語る彼の話の専門的な部分はよくわからなかったけど、楽しく聞けた。
ついでに地質学に熱を持った理由はわかった。
クーロフォード家は曽祖父の代の頃に研究者と名乗る旅人がクーロフォード家で所有する山の地質調査や鉱物調査などを行っていた時期があるそうで、曾祖父はその研究者からの影響で地質学にのめり込み、代々その影響を受け、彼もまた地質学にのめり込んだらしい。
探究心や好奇心が強く、一途で真面目なんだと思った。
家族のこと、生まれ育った近くの町のこと、くだらないこと。
時間を忘れて二人で話した。
そこからは、ただ彼を好きになり続けるだけの日々だった。
一緒に料理をしたり、山を案内してもらったり、幸せな日々だった。
彼は当初、都会から問題児の極悪人を押し付けられると戦々恐々としていてらしいが、一目見たときからそんな気持ちは忘れていたと、そんな言葉まで頂けた。
そんな明くる日、この日も町へデートに繰り出している時だった。
町の人々からなにやら不穏な話を耳にする。
どうもこの地域全体での過疎化がだいぶ深刻なようで、若者たちは仕事を探して他所に移ってしまい、このままでは近い将来町もなくなってしまう……といった話だった。
この話を聞いた彼は落ち込みに落ち込んだ。
生まれ育った町や、クーロフォード家が代々管理してきた土地から人が居なくなっていくのが、寂しくて悲しかったようだ。
その晩はいつも以上に励んで励ましたが、それだけではダメだと私は、どうにかこの地域を守れる方法はないかを考えた。
三日三晩寝ずにぶっ通しで考え続けた。
こういう時は根性がものをいう。
そして、私が思いついた方法は彼の地質学の知識を多分に必要とするものだった。
この辺りは正直、控えめにいっても何もない。
酪農が盛んかといわれれば食べていける程度の規模であり、名所があるかと言われれば山と畑だらけ自然が豊かだといえなくもないが暮らして行くにはやや過剰である。
私も彼が居ないのなら、好んでこの地に暮らすことはないだろう。
つまりこの地に人を留める、この地に人を集めるには、何も無さすぎるのだ。
だったら、何もないなら作ればいい。
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