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14・クズ王子を救済するべく、聖女パンチでぶん殴ったら求婚されました。【全4話】
01啓示。
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私、ローラ・ロックハートは神に祈りこの国に平和と安寧をもたらす、いわゆる聖女と呼ばれる存在です。
生まれた時から神に祈りを捧げ、この国と民の幸せのために、ただそれだけを繰り返してきました。
それを私は苦に感じたことはない。
それが私の役割なのならば、私は生涯を通してそれを全うする所存です。
ですので意欲的に。
ただ神に祈るだけではなく、具体的に何を祈るかをこの国に対する率直な意見を持つ民たちから積極的に聞き、しっかりと祈りに反映させます。
民からの率直な声の多くは、悲痛な叫びと呼べるものでした。
税の徴収が厳しくなったとか。
払えない税の代わりに娘を差し出さなくてはならいとか。
子供たちが奴隷として売られるはめに陥ったとか。
娘を差し出さないと抵抗したことで家を燃やされたりとか。
その土地から去ることを余儀なくされたりとか。
次々と民からは、安寧と幸福とは程遠い、悲痛な声が届きました。
そして、その悲痛な声は一つの地域に集中していることに気づきました。
それはこの国の第二王子であるクリス・メルバリアが統治する地域での出来事のようで、この第二王子が大変な浪費家であり、外交費といっては遊びに税金を湯水のように使ってしまう。
そのしわ寄せが、民にまで及んでいるようでした。
私は教会に住まう聖人であるため、この国の政には明るくなく直接的な影響力も持ちえません。
故に私は祈りました。
王子に民の声が届き、更生することを。
王子が正しく安寧と幸福を解釈できることを。
しかし、なかなか私の祈りは届きませんでした。
相変わらず、民たちの悲痛な声は私の元へと集まります。
私は憂いでいました。
そんな時に窓から何かの修練を積む一団が見えました。
彼らの行動を見ていた時に私は気づきました。
ああ、なるほど。
これこそが神の啓示なのですね。
私はその啓示を教会内の神官へと共有し、準備を進めました。
そして、五ヶ月の準備期間の後。
私は聖女の使える権限を駆使して、王子へ会いにお城へと赴きました。
一応形式としては城で行われる式典に参加するという名目でしたが、私を含む教会サイドの者たちは啓示を遂行する為と捉えておりました。
「お初にお目にかかります、聖女ローラ・ロックハートです」
と、深々と頭を下げる。
「あ、そう、で? 聖女様がこの俺に何の用だ?」
私に目も向けずに、王子は返す。
「貴方の行いで民が困窮しております、安寧と幸福の為に行いを改めて頂けますでしょうか?」
私もそれ気にせずに告げる。
「はあ? 何言ってんのこいつ?」
私の要求を笑い飛ばし続ける。
「俺が誰を困らせてるわけ? 聞いたことねえけどな、平民共から不満なんてこれっぽっちも俺の耳には届いてないね、そうだろ!」
と、自身の家臣に同意を促し、家臣たちはそれを肯定する。
「父上にも届いてないはずだ。何か問題があるなら俺はとっくに領地を失っているだろう。そうでしょう父上!」
と、国王に向けても同意を促し、国王はバツの悪そうな顔でそれを肯定する。
生まれた時から神に祈りを捧げ、この国と民の幸せのために、ただそれだけを繰り返してきました。
それを私は苦に感じたことはない。
それが私の役割なのならば、私は生涯を通してそれを全うする所存です。
ですので意欲的に。
ただ神に祈るだけではなく、具体的に何を祈るかをこの国に対する率直な意見を持つ民たちから積極的に聞き、しっかりと祈りに反映させます。
民からの率直な声の多くは、悲痛な叫びと呼べるものでした。
税の徴収が厳しくなったとか。
払えない税の代わりに娘を差し出さなくてはならいとか。
子供たちが奴隷として売られるはめに陥ったとか。
娘を差し出さないと抵抗したことで家を燃やされたりとか。
その土地から去ることを余儀なくされたりとか。
次々と民からは、安寧と幸福とは程遠い、悲痛な声が届きました。
そして、その悲痛な声は一つの地域に集中していることに気づきました。
それはこの国の第二王子であるクリス・メルバリアが統治する地域での出来事のようで、この第二王子が大変な浪費家であり、外交費といっては遊びに税金を湯水のように使ってしまう。
そのしわ寄せが、民にまで及んでいるようでした。
私は教会に住まう聖人であるため、この国の政には明るくなく直接的な影響力も持ちえません。
故に私は祈りました。
王子に民の声が届き、更生することを。
王子が正しく安寧と幸福を解釈できることを。
しかし、なかなか私の祈りは届きませんでした。
相変わらず、民たちの悲痛な声は私の元へと集まります。
私は憂いでいました。
そんな時に窓から何かの修練を積む一団が見えました。
彼らの行動を見ていた時に私は気づきました。
ああ、なるほど。
これこそが神の啓示なのですね。
私はその啓示を教会内の神官へと共有し、準備を進めました。
そして、五ヶ月の準備期間の後。
私は聖女の使える権限を駆使して、王子へ会いにお城へと赴きました。
一応形式としては城で行われる式典に参加するという名目でしたが、私を含む教会サイドの者たちは啓示を遂行する為と捉えておりました。
「お初にお目にかかります、聖女ローラ・ロックハートです」
と、深々と頭を下げる。
「あ、そう、で? 聖女様がこの俺に何の用だ?」
私に目も向けずに、王子は返す。
「貴方の行いで民が困窮しております、安寧と幸福の為に行いを改めて頂けますでしょうか?」
私もそれ気にせずに告げる。
「はあ? 何言ってんのこいつ?」
私の要求を笑い飛ばし続ける。
「俺が誰を困らせてるわけ? 聞いたことねえけどな、平民共から不満なんてこれっぽっちも俺の耳には届いてないね、そうだろ!」
と、自身の家臣に同意を促し、家臣たちはそれを肯定する。
「父上にも届いてないはずだ。何か問題があるなら俺はとっくに領地を失っているだろう。そうでしょう父上!」
と、国王に向けても同意を促し、国王はバツの悪そうな顔でそれを肯定する。
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