ボクとセンセイの秘密

七町 優

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第7章 体育祭

57.体育祭(3)

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遂に俺の最初の種目となる、借り物競争がやってきた。

「一真くん頑張ろな!!」

「おう!仲村くんこそな!!」

「任しといてよ(笑)」

いよいよ仲村くんのスタート……

仲村くんはお題の書かれたカードを持って誰かを探している。

なんのカードを引いたんやろ……









仲村くんはカードを見て驚いていた。

どうしよ……まさかのお題のカードが


好きな人!!


こんなカードあるとか思ってもなかった。

俺はもう心に決めた、


早波さんとゴールする!!


ところが、早波さんを探しても見つからない。

どこにいてるんやろ。

俺はさっきまでの待機場所へ向かった。

あ、やっぱりここにおった。

「早波さん!!ちょっと来て!!」

「え!?私?」

「そう!!」

俺は早波さんの手をしっかり握ってゴールへ向かった。順位も一位だった。

「えーっと名前は」

「仲村 翔也(なかむら しょうや)です」

「仲村くん、お題のカードを読み上げてもらってもいいですか?」

俺はとてつもなく緊張した、これを言うってことはほぼ告白をするってことだ。

「す、好きな人です。」

「おー!!!好きな人ということは??」

「はい、俺は早波さんが好きです。付き合ってくれませんか?」

言っちゃった……もう取り返しはつかない。

「仲村くん、こちらこそお願いします。」

「おおお!!!カップルが今ここで成立しました!!おめでとうございます!!今の気持ちは?」

「何も言えないくらい、嬉しいです。」

「そうですか!!とにかくおめでとうございます!!お幸せに!!」













少し時は遡り……

あれ?仲村くん何を探してるんやろ?

え!?早波さんと走り出した!?ま、まさか好きな人っていうカードやったりせんよな?

仲村くんはゴールして、カードを読み上げた。俺は思わず小さな声であいつ度胸ありすぎやろ。と無意識に言ってしまった。

で、告白は成功するし、あいつも遂にリア充になりやがったな(笑)

待てよ……もしかしてまだ好きな人ってカードあったりするかな。それはやばいその時はどう対処すべきか。

「はい!次でラストの組となります。」

「そうですね~次はどんなカードが出るでしょうか?」

「まだ面白いカードは残ってますかね~」

「さぁスタートです!」

あ、始まってまう……

よーい、ドン!





遂に運命のカードを引く瞬間……

バン!!


1番尊敬している人


また難しいお題やな……

あ、こういう時の先生じゃん!!

俺は優衣の方へ走っていって、

「ねぇ、ちょっと来て?」

「どうしたん??」

「借り物競争のお題で連れていきたいんよな~」

「好きな人とかやったらダメやで?」

「大丈夫、ふたりの関係はバレやん内容のやつやから(笑)」

「じゃあ行ってあげる。」

何故か圧倒的な速さでゴールした。

「じゃあ那須くん、お題を読み上げてください。」

なんで俺の名前は知られてるねん!!

「一番尊敬している人です。」

「なるほど~担任の先生を一番尊敬している人って言うのは良いですね!!」

「はい、いつもお世話になってるんで。」

このインタビューの間、周りは那須くんさすがすぎ!!とかやっぱりかっこいい!!などと声が出ているのに対して少し優衣がなぜが嬉しそうにしていた。

「那須くんは顔も性格もイケメンでした~」

どんなまとめ方やねん!!ってツッコミたくなるのをどうにか抑えた。

俺と仲村くんが待機場所にもどると……
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