ボクとセンセイの秘密

七町 優

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第9章 文化祭(後編)

79.波乱の星雲祭(1)

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俺は動けなくなってしまった……これこそ凍りつくってやつなんだ……(笑)



笑っている場合じゃないような気もしたが、笑えてくるというのが現状だった。











「こんなとこまで来て言うことじゃないかもしれないけど、俺は本気だから。」

「……とにかく帰って。今はそういう気分じゃないし、もう別れたはずでしょ?」

「……わかった。」

男の人は大人しく引き下がり帰っていった。

俺はすぐに先生の方に行きたかったが、流石に行くことは出来まいと引き返そうとしたら……

「那須くん遅いっ!!女の子待たすとか何事??(笑)」

こ、声が大きいっっ!!!

「一真くん??」

逃げ場なしってこのことやな……やばいどうしたら……

「千夏さんちょっとあっちに行きましょ??」

「えっ!?優衣おるのに??」

俺は半ば強引に千夏さんの手を引っ張ってお店の方に戻った。こうするしか方法は思いつかなかった。

「すみません……今は少し先生と合わせる顔がないです。」

「どうしたん??いきなり元気なくなって……分かりやすすぎるやろ(笑)」

「先生って二股してたりするんですかね……」

「二股!?」

「声が大きいですよ~」

「あはは(笑)けどそんなわけないと思うよ~」

「ですよね……」

「なによ!!どうしたん??優衣ちゃんにも喋らんから言ってごらん??」

「けどここだと……」

「わかった…今日は星雲祭終わったらご飯に行こう!!」

「え!?」

「それじゃないと思いっきり喋れないでしょ??だから私の奢りで連れてってあげる!!」

「いや、さすがに……」

「はいはい!!もう決定したから遠慮はしなくて大丈夫!!」

「わかりました。」

「じゃあ終わったらこの電話番号に連絡してね!!」

「了解です!!」

「じゃあ私はちょっと行かないと行けないとこあるから~連絡待ってるね~」

「はーい。」

これこそ勢いで持っていかれるって感じやったなぁ……あそこまで言われると断るにも断れないよ……

はぁ……

「なーにため息ついてんねん!!」

「お、おう……」

「ますます元気なくなってもたやん(笑)せっかく自由時間あげたのに~」

「いやいやそれはものすごい助かったよ~」

「そうだろうね、だってあの千夏さんと回るとか普通の子には出来ないからね~」

「ははは(笑)」

「まぁ明日で星雲祭もラストやから楽しもうぜ!!」

「おうっ!!」















綺麗な夕日が見えてきた、もう秋もだいぶ深まってきたみたい……俺の心は少し寒く感じた一日ももう終わろうと……ってまだ千夏さんとご飯行くんやった。

「はい!!じゃあ今日はもお疲れ様~解散~」

先生の掛け声と共に解散した。

俺は昨日と同様最後まで片付けをして帰ろうとした。そうしたら先生が

「ねぇ那須くん……」

「どうかしましたか??」

俺は平然を装って返事をしたが、声はやっぱり震えている。

「今日は夜ご飯行かん??」

「すみません…先約があるんで、」

俺はそう言って先生の前から姿を消した。











「あ、那須くん……」

私が声をかけようとした時にはもう既に姿が見えなくなってしまっていた。


















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