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第1章 教会編
絶望の後の…
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『リュート!おいリュート起きろ。』
目が覚めるとそこにはダンディーな顔立ちのいかついおっさんが立っている。ロンダおじさんだ。
『起きたかリュート。そんなことよりなにが起こった。家が倒壊してるじゃないか。』
『昨日天使が来たんだ。それで母さんもリンもシルバもみんな死んだ。天使に殺されたんだ…』
そうだ。僕の家は壊れた。家族も親友も死んだ。僕は一人だ。もう生きて行く意味はないのかもしれない。でもどうしてもク復讐してやりたい。あの憎い天使に。思い出すだけで吐き気がする。どうして俺はこれまであんな物を崇拝していたんだろう。
『そうか…そんなことが…』
『隊長!ロンダ隊長!』
全身を鎧で身に纏った兵士風の男がロンダおじさんを呼びに来る。
『第1第2第3小隊計18名準備できました。いつでも教会に乗り込めます!』
『ああ、分かった。辛いことがあった直後に済まないとは思うだが時間だ行けるか?』
ロンダおじさんは済まなさそうに尋ねる。
『うん。ギンを早く助けなきゃ…だからね。』
『ああ。そうだな。早くギンを助けてやろうな。』
『ちょっと!今の話なに!』
アンナがすごい勢いで話に割って入る。
『ギンが、ギンがどうしたのよ!』
『ごめん…アンナ。ギンは僕を逃して…。』
ギンを残して来た後ろめたさでアンナの顔を見ることが出来ない。
『逃してどうしたのよ!ねぇリュート!』
アンナがこれでもかとまくし立てる。
『ごめん…』
『ごめんじゃ分からないわよ!ねぇギンがどうしたのよ!答えなさいよ!』
アンナが僕に摑みかかる。
『おっとそこまでにしとけ、アンナ。』
ロンダおじさんが止めに入る。
『やめてよ!離してよ!分かった!分かったわよ。手は出さないだから離して!』
おじさんがアンナを取り押さえていた手を離す。
『話してリュート別れてからあったこと全部。』
アンナが先程までの激情などまるで無かったかのように冷静な口調で言う。
『分かったよ…それでね・・・』
僕は話した。あれからあったことを全部。降り注ぐ矢に阻まれて外に出られなかったかこと。隠し通路を見つけて逃げたこと。そしてギンが僕を逃がすために犠牲になったことも全部…。
『……』
アンナはなにも言わなかった。僕が話終わるまでずっと…ただ頷き話に耳を傾ける。
そして僕が話終わるとアンナの口が開く。
『それで?リュートはギンが死んだと思ってるの?』
『うん…だってもうあれから1日経ってる。オリバーの攻撃は本当に凄まじかったんだ。もう生きてるとは思えないよ…。』
『バカ言わないで!ギンは生き残るって言ったんでしょ!リュートが帰って来るまで生き残るって!なのにリュートがそれを信じなかったらギンがかわいそうじゃない!それにリュートだって知ってるでしょ。ギンの生命力は…。』
そうだ。その通りだ。ギンは生き残るって僕にそう約束してくれたんだ。なのに、僕は勝手にギンの命を諦めて…。
『そうだね。僕、目が醒めたよ。こんなんじゃギンにも死んだ家族にも顔向けできないや』
『そう!その意気よ。早くギンを助けに行きましょ!』
『うん。おじさん待たせてごめん!行こう!』
『ふつ若造が青春しやがって…早く準備しろ!出発するぞ!』
おじさんが目頭を押さえながら言う。
『はい!』
『よし!第1第2第3小隊は俺に続け!目指すは教会地下書庫!出発だ!』
『『『『 おう!!! 』』』』
男達の雄叫びが静かな街中に響き渡るのだった。
目が覚めるとそこにはダンディーな顔立ちのいかついおっさんが立っている。ロンダおじさんだ。
『起きたかリュート。そんなことよりなにが起こった。家が倒壊してるじゃないか。』
『昨日天使が来たんだ。それで母さんもリンもシルバもみんな死んだ。天使に殺されたんだ…』
そうだ。僕の家は壊れた。家族も親友も死んだ。僕は一人だ。もう生きて行く意味はないのかもしれない。でもどうしてもク復讐してやりたい。あの憎い天使に。思い出すだけで吐き気がする。どうして俺はこれまであんな物を崇拝していたんだろう。
『そうか…そんなことが…』
『隊長!ロンダ隊長!』
全身を鎧で身に纏った兵士風の男がロンダおじさんを呼びに来る。
『第1第2第3小隊計18名準備できました。いつでも教会に乗り込めます!』
『ああ、分かった。辛いことがあった直後に済まないとは思うだが時間だ行けるか?』
ロンダおじさんは済まなさそうに尋ねる。
『うん。ギンを早く助けなきゃ…だからね。』
『ああ。そうだな。早くギンを助けてやろうな。』
『ちょっと!今の話なに!』
アンナがすごい勢いで話に割って入る。
『ギンが、ギンがどうしたのよ!』
『ごめん…アンナ。ギンは僕を逃して…。』
ギンを残して来た後ろめたさでアンナの顔を見ることが出来ない。
『逃してどうしたのよ!ねぇリュート!』
アンナがこれでもかとまくし立てる。
『ごめん…』
『ごめんじゃ分からないわよ!ねぇギンがどうしたのよ!答えなさいよ!』
アンナが僕に摑みかかる。
『おっとそこまでにしとけ、アンナ。』
ロンダおじさんが止めに入る。
『やめてよ!離してよ!分かった!分かったわよ。手は出さないだから離して!』
おじさんがアンナを取り押さえていた手を離す。
『話してリュート別れてからあったこと全部。』
アンナが先程までの激情などまるで無かったかのように冷静な口調で言う。
『分かったよ…それでね・・・』
僕は話した。あれからあったことを全部。降り注ぐ矢に阻まれて外に出られなかったかこと。隠し通路を見つけて逃げたこと。そしてギンが僕を逃がすために犠牲になったことも全部…。
『……』
アンナはなにも言わなかった。僕が話終わるまでずっと…ただ頷き話に耳を傾ける。
そして僕が話終わるとアンナの口が開く。
『それで?リュートはギンが死んだと思ってるの?』
『うん…だってもうあれから1日経ってる。オリバーの攻撃は本当に凄まじかったんだ。もう生きてるとは思えないよ…。』
『バカ言わないで!ギンは生き残るって言ったんでしょ!リュートが帰って来るまで生き残るって!なのにリュートがそれを信じなかったらギンがかわいそうじゃない!それにリュートだって知ってるでしょ。ギンの生命力は…。』
そうだ。その通りだ。ギンは生き残るって僕にそう約束してくれたんだ。なのに、僕は勝手にギンの命を諦めて…。
『そうだね。僕、目が醒めたよ。こんなんじゃギンにも死んだ家族にも顔向けできないや』
『そう!その意気よ。早くギンを助けに行きましょ!』
『うん。おじさん待たせてごめん!行こう!』
『ふつ若造が青春しやがって…早く準備しろ!出発するぞ!』
おじさんが目頭を押さえながら言う。
『はい!』
『よし!第1第2第3小隊は俺に続け!目指すは教会地下書庫!出発だ!』
『『『『 おう!!! 』』』』
男達の雄叫びが静かな街中に響き渡るのだった。
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