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第1章 教会編
未知との遭遇1
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『てめぇら!教会だ!気引き締めろ!』
『『はい!』』
『突入!』
『りゅーと…』
何処からか声が聞こえる。
しかし振り返ってもそこには誰もいない。
『ねえ…りゅーとこっちだよ…こっち…』
再び振り返るリュートそこにはやはり誰もいない。
『なんか聞こえない?』
アンナに尋ねる。
『何が?何も聞こえないけど?』
『そっか。ごめん。気のせい見たい。』
『そう。ならちゃんと集中しなさい。』
アンナに叱られ、再び歩き出す。
『ねえ…りゅーとってば…おーい』
しかし、やはり聞こえる。自分を呼ぶ謎の声が…
『やっぱりなんか聞こえない?』
再びアンナに問いかけようと横を向く。しかし、そこには誰もいない。そのうえ気がつくと周りに人が居なくなっている。この場所には見覚えがない。声に移動させられたのか?分からないここは何処なんだろう。
『ねえ…りゅーと!』
声の方に振り返るとそこには三寸程の大きさの人型の生き物がいた。背中には羽を生やし、頭には触角のような物が付いている。さらに、尻尾も付いているようだ。とても可愛い家で飼いたいくらいだ。
『やっと気づいてくれた!やっほー!りゅーと!私、ナッキ!よろしくね!』
『ぼ、ぼきゅ…僕リュートよろしく』
突然の事に戸惑いながらも答える。
『うん!知ってるよ。だってずっと見てたからね…それより急に呼び出してごめんね。タイミング的に今しかないと思ったんだ。』
ナッキは申し訳なさそうに言う。
『うん。それはいいけど…そんな事より君は何なの?』
『私?私はね…通りすがりの妖精さんだよ☆』
『よ、妖精!』
『なんちゃって☆てへぺろ!』
ナッキが舌を少し出し頭に手を当てて言った。
『えっ妖精じゃないの?じゃあ一体君は何なのさ。』
『私は…っとその前に話を聞いて!その方が話が早いから』
そう言うとナッキは返事を待たずに話し始める。
『この世界の常識では、天使は崇拝すべき存在で悪魔は虐げるべき存在だ。そうだよね。君も天使に家族を殺されるまではそれが当たり前だと思ってた違うかい?』
『ぼ、僕は天使様を憎んでなんて…いや、その通りだよ。俺は天使を憎んでるこの身体がどうなろうと天使は殺す!そう考えてる。』
天使のことを考えるとつい興奮してしまう。でも、何故だろう。会ったことも無ければ自分の事も話さない怪しい生物の筈なのに、何故だか嘘をついてはいけない気がした。
『うん、そうだよね。それで良い。それが正しいんだ。それでね、天使は祝福を与えることが出来るのは当たり前だけど知ってるよね。それはとても強大で大きな力だ。でもね、一つだけその力に対抗出来る力がある。悪魔の授ける力《罪》だ』
『罪?何なの?それ』
『《祝福》を悪魔を殺す力とするなら天使を殺す力を人は《罪》と呼んだ。そりゃあそうだよね。崇拝の象徴、天使様を殺してしまう力だ。そんな力を使えるなんて罪以外の何者でもない』
ナッキは話を続ける。
『でも、君は天使が憎い。そう言ったね。そして、こうも言った。この身体がどうなろうと天使を殺したいと。』
『そうだよ。僕は天使を殺したい。絶対に。』
僕がそう言うとナッキが嬉しそうに言う。
『それなら良かった!やっぱりりゅーとは私の見込みどうりの人だった。じゃあ、りゅーと!私と契約してよ!』
ナッキの口から急に出てきた契約という言葉にある仮説が頭をよぎる。しかし、そんな事がある筈がないと頭の中からかき消し。すぐさま尋ねる。
『契約?なんの?それにあの話の流れからなんで僕と君が契約することになるのさ?』
『ん?あっそっか!自己紹介がまだだったね。僕はナッキ!通りすがりの悪魔さ☆』
『『はい!』』
『突入!』
『りゅーと…』
何処からか声が聞こえる。
しかし振り返ってもそこには誰もいない。
『ねえ…りゅーとこっちだよ…こっち…』
再び振り返るリュートそこにはやはり誰もいない。
『なんか聞こえない?』
アンナに尋ねる。
『何が?何も聞こえないけど?』
『そっか。ごめん。気のせい見たい。』
『そう。ならちゃんと集中しなさい。』
アンナに叱られ、再び歩き出す。
『ねえ…りゅーとってば…おーい』
しかし、やはり聞こえる。自分を呼ぶ謎の声が…
『やっぱりなんか聞こえない?』
再びアンナに問いかけようと横を向く。しかし、そこには誰もいない。そのうえ気がつくと周りに人が居なくなっている。この場所には見覚えがない。声に移動させられたのか?分からないここは何処なんだろう。
『ねえ…りゅーと!』
声の方に振り返るとそこには三寸程の大きさの人型の生き物がいた。背中には羽を生やし、頭には触角のような物が付いている。さらに、尻尾も付いているようだ。とても可愛い家で飼いたいくらいだ。
『やっと気づいてくれた!やっほー!りゅーと!私、ナッキ!よろしくね!』
『ぼ、ぼきゅ…僕リュートよろしく』
突然の事に戸惑いながらも答える。
『うん!知ってるよ。だってずっと見てたからね…それより急に呼び出してごめんね。タイミング的に今しかないと思ったんだ。』
ナッキは申し訳なさそうに言う。
『うん。それはいいけど…そんな事より君は何なの?』
『私?私はね…通りすがりの妖精さんだよ☆』
『よ、妖精!』
『なんちゃって☆てへぺろ!』
ナッキが舌を少し出し頭に手を当てて言った。
『えっ妖精じゃないの?じゃあ一体君は何なのさ。』
『私は…っとその前に話を聞いて!その方が話が早いから』
そう言うとナッキは返事を待たずに話し始める。
『この世界の常識では、天使は崇拝すべき存在で悪魔は虐げるべき存在だ。そうだよね。君も天使に家族を殺されるまではそれが当たり前だと思ってた違うかい?』
『ぼ、僕は天使様を憎んでなんて…いや、その通りだよ。俺は天使を憎んでるこの身体がどうなろうと天使は殺す!そう考えてる。』
天使のことを考えるとつい興奮してしまう。でも、何故だろう。会ったことも無ければ自分の事も話さない怪しい生物の筈なのに、何故だか嘘をついてはいけない気がした。
『うん、そうだよね。それで良い。それが正しいんだ。それでね、天使は祝福を与えることが出来るのは当たり前だけど知ってるよね。それはとても強大で大きな力だ。でもね、一つだけその力に対抗出来る力がある。悪魔の授ける力《罪》だ』
『罪?何なの?それ』
『《祝福》を悪魔を殺す力とするなら天使を殺す力を人は《罪》と呼んだ。そりゃあそうだよね。崇拝の象徴、天使様を殺してしまう力だ。そんな力を使えるなんて罪以外の何者でもない』
ナッキは話を続ける。
『でも、君は天使が憎い。そう言ったね。そして、こうも言った。この身体がどうなろうと天使を殺したいと。』
『そうだよ。僕は天使を殺したい。絶対に。』
僕がそう言うとナッキが嬉しそうに言う。
『それなら良かった!やっぱりりゅーとは私の見込みどうりの人だった。じゃあ、りゅーと!私と契約してよ!』
ナッキの口から急に出てきた契約という言葉にある仮説が頭をよぎる。しかし、そんな事がある筈がないと頭の中からかき消し。すぐさま尋ねる。
『契約?なんの?それにあの話の流れからなんで僕と君が契約することになるのさ?』
『ん?あっそっか!自己紹介がまだだったね。僕はナッキ!通りすがりの悪魔さ☆』
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