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contact1. その男、危険
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ぼんやり瞼を上げる。
身体中がひどくだるく、眠い。
うつらうつらとしたまま天井を眺め、それが見慣れないものだということになんとなく気づいて視線を彷徨わせた。
「……」
広いベッド、知らない調度品。
俺の部屋じゃない、というよりも―――……。
「ッ!!」
どこだ、と驚きに脳が覚醒して、そして一気に昨日のことを思い出して跳ね起きた。
けどすぐに俺はベッドに倒れ込む。
腰から突きぬけた鈍痛。
ひりつくような後孔の痛みに腰を押さえて呆然とする。
そう、だ。
俺―――男と、昨日会ったばっかりの智紀さんと、シたんだ。
二日酔いになるほど飲んだつもりはないが頭がガンガンする。
自分自身に信じられないでいながら、そういえばと当たりを見回した。
ベッドには俺一人だった。
空いた傍らのシーツに手を触れるけどひんやりしてて体温は残ってない。
次に時計を見て、もう朝の9時だってことを知った。
智紀さんはどこにいるんだろう。
寝室とリビングがわかれていたから、リビングだろうか?
少し躊躇ったが二度寝をする気にはなれないし、このままここにいてもしょうがないから行ってみることにする。
腰が痛んで思わず手を当てながらベッドを下りた。
数歩歩くのにものすごく違和感を下肢に感じたけど、なんとか耐えて廊下に出た。
シンとした空気。
リビングへ行くと誰もいない。
テーブルの上の灰皿に吸殻が残っているだけだ。
「……」
見渡す限り私物らしいものはなにもない。
―――帰った?
ツキン、と何故か胸の奥が痛んだ。
でもそうだとしても問題はない。
偶然昨日の夜、バーで出会って、互いの傷を埋めるように一夜を共にした。
それだけなんだ。
それに相手は会社を経営しているひとで、俺はただの大学生で……。
ソファに気が抜けたように座り込んだ。
落胆などしてない、と言いたいけれど―――正直、ひとり残して帰るようなひとには思えなかったから意外で。
そう、意外なだけだ。
というか……実際目が覚めたときに隣にいたらいたで気まずいのは確実だし。
いないほうが―――……。
「ちーくん、起きたんだね。おはよう」
ガチャリ、とバスルームのドアが開いて髪を濡らした智紀さんが出てきた。
「…………おはようございます」
「温泉じゃないけど、朝からジャグジーっていうのも気持ちいいねー」
風呂に入ってたんだ、って……なんで安堵する?
「……そうですね」
「ちーくんも入ってくれば?」
「いや、俺は」
「一応拭きはしたけどシャワーだけでも浴びたほうがすっきりするよ」
「……」
にっこり笑いながら室内自販機からお茶を取り出した智紀さんは俺の横に腰をおろした。
ペットボトルのキャップを開けて飲む横顔をそっと盗み見る。
髪から滴り落ちる水滴とか、飲むたびに上下する喉仏とか……なんか妙に色気がある。
俺の目がおかしいわけじゃなく、もともとカッコいい人だし……。
俺、この人に―――。
「なに、視姦?」
「……は?」
「なんてね。かわいいね、ちーくんは」
夜でも朝でも関係なく、やっぱりこういう人なんだ、とこっそり思っていたら触れるだけのキスが落ちてきた。
「っ…!」
散々昨日の夜キスはしたのに、なんでいまこんなにも恥ずかしいんだろう。
「で、身体は大丈夫?」
「……大丈夫です」
「そ? 昨日イったあとすぐ寝ちゃったから、俺寂しかったよ」
昨日……。
思い出して顔が一気に熱くなる。
できれば思い出したくない、けど、最後は俺が強請ってシてもらったんだ。
「意外に体力ない?」
「……そんなことないです」
「そう?」
「そうです」
からかうように顔を覗き込んでくる智紀さんから顔を背ける。
―――昨日は立て続けに3回も……あれだったし飲んでたからすぐに寝てしまっただけだ。
「じゃあもう元気?」
「はい」
「なら」
ぐっと腰に手を回されて引き寄せられた。
目前に迫る綺麗な顔。
その目は昨日の夜見てたのと同じ目をしていて、俺は背筋に冷や汗が伝うのを感じた。
「シャワー浴びる前にもう一回汗かこうか?」
「……え? いや、い―――……っん」
拒否の言葉は智紀さんの咥内に吸い込まれてった。
そして脱力してしまうくらいに濃厚なキスをされて、囁かれた。
「あとで連絡先教えてね?」
驚く俺の口をまた塞いでくる智紀さん。
なんで連絡先?
だって一夜限りだろ、という想いも全部飲みこまれ、朝だっていうのに散々イかされて―――最終的に俺の携帯には智紀さんのアドレスが登録された。
***
「タクシーで帰れば?」
「いいです」
ラブホテルを出たのは昼を過ぎたころだった。
そのあと昼食を食べ、いま駅前。
「そう?」
正直朝の行為で身体は起きたとき以上にガタガタだったけど、電車がある時間にタクシー使うとかない。
智紀さんも電車で帰るらしく改札を抜けたところまでは一緒だった。
だけどホームが違う。
「気をつけてね」
「……はい」
「急に腰抜けたりするかも」
「……大丈夫です」
「じゃあね」
「……はい」
"ばいばい"、とあっさりと俺に告げた智紀さんは背を向け振り返ることなくホームへと去っていった。
上質のコートをまとった智紀さんの背中をぼんやり眺めてから俺も歩き出した。
昨日の一夜はイレギュラーなこと。
二度はない、ことだ。
ホームに立ち、電車を待つ。
ちょうど向かいのホームに智紀さんがいた。
少しの気まずさを感じたけど、もうこれで最後だ。
遠目に、俺たちは笑いあった。
そしてホームに電車がくるというアナウンスが鳴りだし、智紀さんが乗る電車が来る。
そのとき携帯が鳴りだした。
見れば智紀さんで、近づいてくる電車の走行音を聞きながら受話ボタンを押した。
「はい」
もうあと何十秒かで電車が到着する。
ざわめくホームで、
『千裕』
甘い声がやけにはっきりと耳を打つ。
情事の最中を思い出させる声音に、携帯を持つ手が震えた。
なにも言えない俺をきにすることないように、言葉が続く。
『またね』
そうして切れた電話。
最後に見えたのは、やっぱり楽しそうに笑う顔。
電車が来て姿が見えなくなり、混んだ車内ではその姿を見つけることはできなかった。
"またね"
その声が脳内に響く。
いや、だけど、"また"はない―――……、きっと。
なのに俺の心はどうしてか動揺して、電車が来たのに乗り過ごした。
大人の男の気まぐれだ。
あの人と会うことは―――きっとない。
それでもあの声が俺の耳にこびりついて、離れることはなかった。
【one nihgt:第1部END】
身体中がひどくだるく、眠い。
うつらうつらとしたまま天井を眺め、それが見慣れないものだということになんとなく気づいて視線を彷徨わせた。
「……」
広いベッド、知らない調度品。
俺の部屋じゃない、というよりも―――……。
「ッ!!」
どこだ、と驚きに脳が覚醒して、そして一気に昨日のことを思い出して跳ね起きた。
けどすぐに俺はベッドに倒れ込む。
腰から突きぬけた鈍痛。
ひりつくような後孔の痛みに腰を押さえて呆然とする。
そう、だ。
俺―――男と、昨日会ったばっかりの智紀さんと、シたんだ。
二日酔いになるほど飲んだつもりはないが頭がガンガンする。
自分自身に信じられないでいながら、そういえばと当たりを見回した。
ベッドには俺一人だった。
空いた傍らのシーツに手を触れるけどひんやりしてて体温は残ってない。
次に時計を見て、もう朝の9時だってことを知った。
智紀さんはどこにいるんだろう。
寝室とリビングがわかれていたから、リビングだろうか?
少し躊躇ったが二度寝をする気にはなれないし、このままここにいてもしょうがないから行ってみることにする。
腰が痛んで思わず手を当てながらベッドを下りた。
数歩歩くのにものすごく違和感を下肢に感じたけど、なんとか耐えて廊下に出た。
シンとした空気。
リビングへ行くと誰もいない。
テーブルの上の灰皿に吸殻が残っているだけだ。
「……」
見渡す限り私物らしいものはなにもない。
―――帰った?
ツキン、と何故か胸の奥が痛んだ。
でもそうだとしても問題はない。
偶然昨日の夜、バーで出会って、互いの傷を埋めるように一夜を共にした。
それだけなんだ。
それに相手は会社を経営しているひとで、俺はただの大学生で……。
ソファに気が抜けたように座り込んだ。
落胆などしてない、と言いたいけれど―――正直、ひとり残して帰るようなひとには思えなかったから意外で。
そう、意外なだけだ。
というか……実際目が覚めたときに隣にいたらいたで気まずいのは確実だし。
いないほうが―――……。
「ちーくん、起きたんだね。おはよう」
ガチャリ、とバスルームのドアが開いて髪を濡らした智紀さんが出てきた。
「…………おはようございます」
「温泉じゃないけど、朝からジャグジーっていうのも気持ちいいねー」
風呂に入ってたんだ、って……なんで安堵する?
「……そうですね」
「ちーくんも入ってくれば?」
「いや、俺は」
「一応拭きはしたけどシャワーだけでも浴びたほうがすっきりするよ」
「……」
にっこり笑いながら室内自販機からお茶を取り出した智紀さんは俺の横に腰をおろした。
ペットボトルのキャップを開けて飲む横顔をそっと盗み見る。
髪から滴り落ちる水滴とか、飲むたびに上下する喉仏とか……なんか妙に色気がある。
俺の目がおかしいわけじゃなく、もともとカッコいい人だし……。
俺、この人に―――。
「なに、視姦?」
「……は?」
「なんてね。かわいいね、ちーくんは」
夜でも朝でも関係なく、やっぱりこういう人なんだ、とこっそり思っていたら触れるだけのキスが落ちてきた。
「っ…!」
散々昨日の夜キスはしたのに、なんでいまこんなにも恥ずかしいんだろう。
「で、身体は大丈夫?」
「……大丈夫です」
「そ? 昨日イったあとすぐ寝ちゃったから、俺寂しかったよ」
昨日……。
思い出して顔が一気に熱くなる。
できれば思い出したくない、けど、最後は俺が強請ってシてもらったんだ。
「意外に体力ない?」
「……そんなことないです」
「そう?」
「そうです」
からかうように顔を覗き込んでくる智紀さんから顔を背ける。
―――昨日は立て続けに3回も……あれだったし飲んでたからすぐに寝てしまっただけだ。
「じゃあもう元気?」
「はい」
「なら」
ぐっと腰に手を回されて引き寄せられた。
目前に迫る綺麗な顔。
その目は昨日の夜見てたのと同じ目をしていて、俺は背筋に冷や汗が伝うのを感じた。
「シャワー浴びる前にもう一回汗かこうか?」
「……え? いや、い―――……っん」
拒否の言葉は智紀さんの咥内に吸い込まれてった。
そして脱力してしまうくらいに濃厚なキスをされて、囁かれた。
「あとで連絡先教えてね?」
驚く俺の口をまた塞いでくる智紀さん。
なんで連絡先?
だって一夜限りだろ、という想いも全部飲みこまれ、朝だっていうのに散々イかされて―――最終的に俺の携帯には智紀さんのアドレスが登録された。
***
「タクシーで帰れば?」
「いいです」
ラブホテルを出たのは昼を過ぎたころだった。
そのあと昼食を食べ、いま駅前。
「そう?」
正直朝の行為で身体は起きたとき以上にガタガタだったけど、電車がある時間にタクシー使うとかない。
智紀さんも電車で帰るらしく改札を抜けたところまでは一緒だった。
だけどホームが違う。
「気をつけてね」
「……はい」
「急に腰抜けたりするかも」
「……大丈夫です」
「じゃあね」
「……はい」
"ばいばい"、とあっさりと俺に告げた智紀さんは背を向け振り返ることなくホームへと去っていった。
上質のコートをまとった智紀さんの背中をぼんやり眺めてから俺も歩き出した。
昨日の一夜はイレギュラーなこと。
二度はない、ことだ。
ホームに立ち、電車を待つ。
ちょうど向かいのホームに智紀さんがいた。
少しの気まずさを感じたけど、もうこれで最後だ。
遠目に、俺たちは笑いあった。
そしてホームに電車がくるというアナウンスが鳴りだし、智紀さんが乗る電車が来る。
そのとき携帯が鳴りだした。
見れば智紀さんで、近づいてくる電車の走行音を聞きながら受話ボタンを押した。
「はい」
もうあと何十秒かで電車が到着する。
ざわめくホームで、
『千裕』
甘い声がやけにはっきりと耳を打つ。
情事の最中を思い出させる声音に、携帯を持つ手が震えた。
なにも言えない俺をきにすることないように、言葉が続く。
『またね』
そうして切れた電話。
最後に見えたのは、やっぱり楽しそうに笑う顔。
電車が来て姿が見えなくなり、混んだ車内ではその姿を見つけることはできなかった。
"またね"
その声が脳内に響く。
いや、だけど、"また"はない―――……、きっと。
なのに俺の心はどうしてか動揺して、電車が来たのに乗り過ごした。
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あの人と会うことは―――きっとない。
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