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第三夜 性少年の受難
33.いっちゃいたい
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「なんか……俺……よくわかんな……くって」
もうどれだけ話したんだろう。
よくわかんねー。
ずっと飲み続けていま自分がなに喋ってるのかもよくわかんねーし。
「うん」
「モ……ヤ……モヤして」
なんかさっきからおんなじことばっかり言ってるような気もするし。
でももうマジで頭ん中は酔いのせいで空っぽで意味不明なままに俺は喋り続けてた。
「え、っち……きもち……いい……けど…」
ただわかるのはあやすように俺の前髪を智紀さんが撫でてる。
なんで前髪なんだろう、とか。
俺、横になってるような気がする、とか。
枕にしてる――枕とは違うものはなんだろう、とか。
智紀さんの顔が上にある、とか。
いろんなことを思うけど、それはほんの一瞬で、思考はあっちこっちに飛んでしまう。
「優斗さんのエッチ、そんなに気持ちいい?」
「……ん……、きもち……いい」
「――へぇ」
智紀さんがおかしそうに笑った、ような気がする。
けど、目も開けてられない俺はすぐに目を閉じて、うまく回らない舌を動かして喋る。
「ゆーとさん……おれの、こと……女って……ナンパ……するし」
「……ああ、文化祭?」
「……ん。あ……ちかん、むか……つく」
「あはは、ほんとだね、捺くんは可愛いから気をつけなきゃいけないよ」
「……かわ……く……ねー……もん」
「無防備だからね、ぱっくり狼に食べられちゃうよ」
「……おなか……こわす……」
俺の耳元にある温かいのが揺れる。
それが智紀さんが笑って腹筋が動いてるからだってことを俺は気づきもしない。
「ゆ……う、と……さん……や……ぱ……女の子……好き……かな…」
「捺くんは? 優斗さんのことが好き?」
「……わか……んね……。えっち……」
「エッチ?」
「ん……。きもち……いいから……」
「ああ……。セックスに流されてるだけかもってことか」
「……ん……」
酔いでぐだぐだになった思考と身体。
ちょっと寒く感じて俺は温かいほうへと手を伸ばす。
ぎゅっと、枕なのかなんなのか――実際は智紀さんの腰なんだけど――に抱きついて、意識が沈みかける。
「ねぇ、捺くん」
眠りの中に落ちようとする俺の耳に智紀さんの指が触れ、くすぐられた。
「……んっ」
「俺のことは好き?」
「………とも…き……さん…?」
「そう」
「……だい……すき……だよ……」
やばいくらいに眠い。
もっともっと喋りたいことはあるような気もするし、全部言った気もするし。
「じゃあさ、キスしようか?」
「……ん……」
認識なんかしてなかった。
認識できなかったから、意味なく頷いた。
俺の腕がほどかれる。
抱きついていた枕がなくなったことに消えかけの意識の中で不満に思って――。
そして、唇に温かいものが重なった。
ぬるりと口内に熱いものが入ってきて――俺は条件反射でそれに舌を絡める。
ぴちゃぴちゃと唾液が絡んで混じる音が脳内に響く。
キスしてるってことはどこかでわかって、身体が勝手に反応する。
「……んっ……ん……っは」
深いキスは角度を変えて何度も落とされる。
そのたびに唾液がこぼれてしまっているけど、そんなことに気づくはずない。
絡みつく舌が、吸い上げて舐め上げる舌が、気持ちよくって、ゾクゾクするのだけ感じる。
酔いとは違う熱が身体の中に生まれる。
ピリッとした刺激が身体をかけぬけて、素肌に手が這って俺の胸を弄ってるのを意識の遠くで知った。
「……ぁ……んん」
俺は無意識に手を伸ばしてキスをしてくる相手の首に手をまわした。
「……ゆ、……とさ…ん」
蠢く舌が離れて行く。
寂しさにねだるように手に力を加えて引き寄せよる。
「捺くん。"智紀"」
「……とも…き……?」
「そう。いま捺くんにキスしてるのは、俺」
唇を指がなぞる感触。
――……智紀さん…?
って、少しだけ頭ん中で疑問が動いたけど、酔った頭じゃそれはすぐに消えて。
「……んっ」
また唇が塞がれる。
生温かい舌がまた俺の口内を犯しはじめて、一か月ぶりのキスに夢中になって自分から積極的に絡め合わせてた。
ゾクゾクと這いあがってくる快感。
「……っ……は……ん」
下肢部に熱が集まってきて、身体中が疼く。
この一カ月、全然オナってもなければ、セックスもしてない。
だからキスだけなのにあっけなくイきそうなくらいに身体が敏感になってた。
ずっと続くキス。
だけどだんだん物足りなくなっていって、少し唇が離れたときに俺はしがみついて懇願する。
「……も……っと」
「もっと?」
「……き……す……たらな…い」
「もうガチガチみたいだもんね?」
笑う声が響いて俺の肌に添えられてた手が――ズボン越しに俺の息子に触れる。
「……んっん」
たったそれだけなのに、勝手に口から甘い吐息が出てしまう。
「もっとしてほしい?」
「……う……ん。――もっと……。イ……きたい」
思考力なんてゼロになってた俺は、ただ快感だけを求めて甘えるようにねだった。
もうどれだけ話したんだろう。
よくわかんねー。
ずっと飲み続けていま自分がなに喋ってるのかもよくわかんねーし。
「うん」
「モ……ヤ……モヤして」
なんかさっきからおんなじことばっかり言ってるような気もするし。
でももうマジで頭ん中は酔いのせいで空っぽで意味不明なままに俺は喋り続けてた。
「え、っち……きもち……いい……けど…」
ただわかるのはあやすように俺の前髪を智紀さんが撫でてる。
なんで前髪なんだろう、とか。
俺、横になってるような気がする、とか。
枕にしてる――枕とは違うものはなんだろう、とか。
智紀さんの顔が上にある、とか。
いろんなことを思うけど、それはほんの一瞬で、思考はあっちこっちに飛んでしまう。
「優斗さんのエッチ、そんなに気持ちいい?」
「……ん……、きもち……いい」
「――へぇ」
智紀さんがおかしそうに笑った、ような気がする。
けど、目も開けてられない俺はすぐに目を閉じて、うまく回らない舌を動かして喋る。
「ゆーとさん……おれの、こと……女って……ナンパ……するし」
「……ああ、文化祭?」
「……ん。あ……ちかん、むか……つく」
「あはは、ほんとだね、捺くんは可愛いから気をつけなきゃいけないよ」
「……かわ……く……ねー……もん」
「無防備だからね、ぱっくり狼に食べられちゃうよ」
「……おなか……こわす……」
俺の耳元にある温かいのが揺れる。
それが智紀さんが笑って腹筋が動いてるからだってことを俺は気づきもしない。
「ゆ……う、と……さん……や……ぱ……女の子……好き……かな…」
「捺くんは? 優斗さんのことが好き?」
「……わか……んね……。えっち……」
「エッチ?」
「ん……。きもち……いいから……」
「ああ……。セックスに流されてるだけかもってことか」
「……ん……」
酔いでぐだぐだになった思考と身体。
ちょっと寒く感じて俺は温かいほうへと手を伸ばす。
ぎゅっと、枕なのかなんなのか――実際は智紀さんの腰なんだけど――に抱きついて、意識が沈みかける。
「ねぇ、捺くん」
眠りの中に落ちようとする俺の耳に智紀さんの指が触れ、くすぐられた。
「……んっ」
「俺のことは好き?」
「………とも…き……さん…?」
「そう」
「……だい……すき……だよ……」
やばいくらいに眠い。
もっともっと喋りたいことはあるような気もするし、全部言った気もするし。
「じゃあさ、キスしようか?」
「……ん……」
認識なんかしてなかった。
認識できなかったから、意味なく頷いた。
俺の腕がほどかれる。
抱きついていた枕がなくなったことに消えかけの意識の中で不満に思って――。
そして、唇に温かいものが重なった。
ぬるりと口内に熱いものが入ってきて――俺は条件反射でそれに舌を絡める。
ぴちゃぴちゃと唾液が絡んで混じる音が脳内に響く。
キスしてるってことはどこかでわかって、身体が勝手に反応する。
「……んっ……ん……っは」
深いキスは角度を変えて何度も落とされる。
そのたびに唾液がこぼれてしまっているけど、そんなことに気づくはずない。
絡みつく舌が、吸い上げて舐め上げる舌が、気持ちよくって、ゾクゾクするのだけ感じる。
酔いとは違う熱が身体の中に生まれる。
ピリッとした刺激が身体をかけぬけて、素肌に手が這って俺の胸を弄ってるのを意識の遠くで知った。
「……ぁ……んん」
俺は無意識に手を伸ばしてキスをしてくる相手の首に手をまわした。
「……ゆ、……とさ…ん」
蠢く舌が離れて行く。
寂しさにねだるように手に力を加えて引き寄せよる。
「捺くん。"智紀"」
「……とも…き……?」
「そう。いま捺くんにキスしてるのは、俺」
唇を指がなぞる感触。
――……智紀さん…?
って、少しだけ頭ん中で疑問が動いたけど、酔った頭じゃそれはすぐに消えて。
「……んっ」
また唇が塞がれる。
生温かい舌がまた俺の口内を犯しはじめて、一か月ぶりのキスに夢中になって自分から積極的に絡め合わせてた。
ゾクゾクと這いあがってくる快感。
「……っ……は……ん」
下肢部に熱が集まってきて、身体中が疼く。
この一カ月、全然オナってもなければ、セックスもしてない。
だからキスだけなのにあっけなくイきそうなくらいに身体が敏感になってた。
ずっと続くキス。
だけどだんだん物足りなくなっていって、少し唇が離れたときに俺はしがみついて懇願する。
「……も……っと」
「もっと?」
「……き……す……たらな…い」
「もうガチガチみたいだもんね?」
笑う声が響いて俺の肌に添えられてた手が――ズボン越しに俺の息子に触れる。
「……んっん」
たったそれだけなのに、勝手に口から甘い吐息が出てしまう。
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