BLINDFOLD

雲乃みい

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番外編 性少年のクリスマス

番外編1

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「……優斗さん……」
 ちょっと目は潤みがちに、ねだるように上目遣いで見つめる。
「俺……我慢できない……」
 甘ったるく言ってみる。
 優斗さんの手が伸びてきて俺の髪をすくうように撫でた。
「――捺くん」
 いつだって優しい笑顔。
 そんで目を細めて――。
「俺も我慢できないよ。でも、ね。これ先にしようね」
「……」
 そう言って優斗さんは満面の笑顔で、テーブルに広げている教科書とノートをつついた。
「捺くん」
「……はい」
「宿題終わったら、たくさんシようね」
 最後は俺の耳元で囁かれて。
「……う、うんっ!!」
 操られてんなーと自覚しながらも宿題を片付けることに専念することにした。
 ――今日は日曜日。
 いつもは週末泊りにくるんだけど、今週は優斗さんが出張で週の半分いなくて昨日の夜帰ってきてた。
 だから自動的に日帰りで会うことになりそうだったんだけど、どーしても俺が泊りたいってダダこねて明日は優斗さんのマンションから学校に行くことになっている。
 それで昼は出かけて夜帰ってきて、メシ食ってイチャイチャしよう!って思ってたら……。
『捺くん、宿題は終わってるの?』
『宿題?』
 ぽかーんとする俺に優斗さんはちょっと目を光らせて。
『実優が数学の宿題が難しくて大変だって――……さっき電話あったときに言ってたんだけどね』
『……』
『捺くんは大丈夫?』
『……え、えーと。だいじょーぶ!!』
『そっか、じゃあ俺が見直ししてあげるよ』
『……』
 そんなこんなで宿題なんかしてるわけねー俺は強制的に宿題をすることとなったわけだ。
 イコールいちゃいちゃする時間も減るってわけで!!
 あー! こんなことなら日中出かけずにヤりまくってりゃよかったー!!!
「捺くん」
「……へっ」
「ここ、間違ってるよ」
「あ、ほんとだ。ありがと」
「どういたしまして」
 微笑む優斗さんにぼうっと見惚れて、気合入れて宿題に向き直った。
 それから思ったより早く(俺にしては)一時間くらいで宿題は終わって――……。


「……っん」
「本当にもうココ我慢できなさそうだね?」
 電気も消してない明るいリビングで俺の息子は優斗さんの手の中にあった。
 ゆっくりと上下に擦りながら、腰の動きもゆっくり。
 優斗さんのものはもう俺の後孔が咥え込んでて、たりない刺激に自分で腰を動かそうとするけど止められる。
 最初っから我慢できねーって言ってんのに、一度も抜いてもらえずに挿れられて、でもなかなか動かしてもくれない。
 ――前からちょっと思ってはいたけど、優斗さんってさり気にSだよな……。
 こそっと胸の中で思いながら対面座位だったからギュッと優斗さんに抱きつく。
 耳を甘噛みして、必殺上目遣いでおねだりモード。
「優斗……さんっ……、俺……も、だめ……っ」
 なんとなく後孔を締めてみる。
 効果あったのか少し優斗さんが眉を寄せて苦笑した。
「捺くんはおねだり上手だね」
 そりゃおねだりは俺の十八番ですから!
 威張ることじゃねーけど、欲求には素直にが俺のモットーだ!!
「だって……もうまじで…我慢でき……ねーもん……っ」
 もう冗談抜きで無理!!
 わざとじゃなくて目が勝手に潤んでるのがわかる。
「しょうがないな」
 優斗さんが小さく笑って俺の息子を強めに扱いてきた。
「……ッ……ん」
 ずっと焦らされてたからそれだけで身体がびくびく跳ねて、片手で押えられてたけど堪らずに無理やり腰を動かす。
 ついつい一番気持ちいいところに当たるように動いてた。
「捺くん、エロい」
 ちゅ、って首筋にキスが落ちたかと思うと腰をもっと密着するように引き寄せられて、ゆっくりだった突き上げが加速しだす。
 奥を小刻みに激しく突かれていっぱいいっぱいだった俺はあっという間に快感に目の前が真っ白になってくのを感じた。
「とりあえず一度イっておく?」
 俺の耳元で囁く声。
 そんで俺のが密着する肌と肌の間で先端を強く引っかかれて、前立腺を抉るように何度も突かれまくって。
「……っあ、も……っ、イク……っ……」
 優斗さんとヤりはじめて、俺ってまじで早くなったんじゃねーのか、って不安になりながらも結局呆気なく俺は後と前とで同時にイった。
 腹部を熱い俺の白濁が濡らして、後孔がひくついてんのが自分でもわかって。
 後ろでイッた頭真っ白くする絶頂感に身体を痙攣させてたらいきなり視界が揺れた。
 背中に柔らかい感触。
 ソファーに押し倒された俺は、そのまま脚を担がれたかと思うとまた激しく揺さぶられ始める。
「……あ…ッ……ン……、ちょ……まっ……て……!」
「我慢できないって言ってなかったっけ?」
 愉しそうな優斗さんの声に、やっぱり隠れドSだ、って確信する。
 イったばかりで敏感になりまくってる身体が容赦なく突きあげられて、俺の意識はもうなんにも考えられなくなっていく。
 待ってって言ったくせに優斗さんの腰に脚を絡めながら、与えられる快感を貪った。
 そしてそれから少しして優斗さんが俺のナカに欲を吐き出して、俺も二度目の絶頂に達した。


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