BLINDFOLD

雲乃みい

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第五夜 性少年の嫉妬

第17話

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 食事中にくすねるように酒を飲んでほろ酔いで優斗さんと部屋に戻る。
「すっげぇお腹いっぱいになった!」
 普段食わないような料理ばっかりだったけどすっげぇウマかった。
「最後のご飯美味しかったなー」
「ああ、山菜の?」
「うん! 俺のお袋が作る炊き込みご飯っていっつも味が濃いんだ。でもここのは薄味なのにめちゃくちゃ美味しかったし!」
 ぶっちゃけお袋はたいして料理がうまくない。
 そのことを思い出しながら勢いよく言うと優斗さんが声を立てて笑う。
「そっか、捺くんのお母さんは濃いめの味付けなんだね」
「うん。まじで濃すぎる。健康ヤバイよ」
 真面目に言うと、ますます優斗さんは笑ってた。
 部屋の二間目には出てくるときには布団一客しか敷かれてなかったけど、いまはすぐそばにもう一客敷かれてる。
 布団同士が距離開いていて、まぁ男同士の部屋で密着させてるわけないよなーって内心ため息。
 とりあえずくっつけようと思って畳に膝ついたら後ろから抱き締められた。
 背中に重みと体温を感じて、たったそれだけで身体が疼く。
 夕食前に後でって言ってたのを思い出してさらに疼いてドキドキする。
 だけどしばらく抱き締められたまま、優斗さんは動かなかった。
「……優斗さん?」
 静かな部屋の中、静かな優斗さんに、まさかだけど寝てないよなって声かけてみる。
 答えるように抱き締める腕に力が込められて肩にのってた頭が動いて首筋に唇が押し当てられた。
 きつく吸いついてこられて痕がつくんじゃないかって焦る。
 別にキスマークはかまわないんだけど、いま吸いつかれるのは絶対見える位置だ。
「捺くん」
 耳元で甘く囁かれてどんどん身体が反応し始める。
 浴衣の前から手が入り込んできて胸を撫でてくる。
「……ン……っ」
 触られる前から敏感に尖りだしてた突起に触れられて声が出た。
 なんか最初っから興奮しまくってるような気がして恥ずかしくなって唇を噛みしめた。
 だけど指で挟むようにそこばかり弄られて首筋に何回もキスされてきてるとだらしなく口が開いて熱い呼吸を吐いてしまう。
「もしかして……声我慢してる? ちゃんと聞かせて」
 片手は胸を弄りながらもう片方の手が帯を少し緩めて襟を少し乱してくる。
 肩が半分くらい空気に触れてそこにキスを落とされ吸われて、やっぱり吐息が漏れる。
「……ッん……優斗さ……ん」
 ほんの少し首を後ろに向けた。
「なに?」
「……風呂……は?」
「あとでいいよ。どうせ今から汗かくんだしね?」
 ふっと笑う声が耳元で響いた次の瞬間視界が反転して布団の上に押し倒された。
 すぐに浴衣の裾を割って入りこんだ手が俺の下着を剥ぎ取る。
 息子が元気よく跳ねて空気にさらされてひやっとしたけど優斗さんの手に包まれて、その温かさにびくびく脈打つ。
 ゆるく擦ってくる手の動きが気持ちいいようなもどかしいような。
 なんか本当に相当優斗さんにハマってるって気がする。
 もっと、早く、深く欲しいとか思うし。
 絶対早くイキそうだし。
 ついばむようなキスを身体中に落としてくる優斗さんに手を伸ばしてその髪に触れた。
 軽く掴むと優斗さんが顔を上げて俺にキスしてくる。
 優斗さんの咥内に俺から舌を差し込んで荒らして、そうしているうちに帯解かれて前開かれる。
 でも腕は通したままで脱ぎきってないから変な感じだ。
「……優斗さんも」
 一人だけ半裸っていうのも嫌だからキスやめて優斗さんを脱がせにかかった。
 上脱がせてズボンも。
 優斗さんはされるまま、小さい笑みを浮かべて俺の行動を見つめてる。
 少し恥ずかしさ感じながら布団の傍に置きっぱなしにしてた俺のカバンからローションとゴム取り出す。
 そしてもう硬くなってる優斗さんのものも取り出してから、今度は俺が押し倒した。
 優斗さんに跨って俺のと優斗さんのが合わさるようにして軽く腰を動かす。
 硬くなったものが緩く当たって、熱さとか濡れた感触とかが伝わってくる。
「腰、あげて?」
「……ん」
 黙ってた優斗さんが俺に跨られたままローションを手にとって指に落とす。
 性器同士を擦りつけてる俺の腰に片手を添えて、濡れた指で後孔に触れてきた。
 ゆっくりと、ずぶずぶ、挿ってくる指に少しの圧迫感はあるけど痛みなんてねーし、圧迫感さえこれからのことがわかってるから気持ちよさに変わる。
 ほぐすように動く指を感じながら、その指に前立腺が掠るように腰を動かす。
「捺くん、エロい」
 下からからかうように笑う優斗さん。
 でもその目は欲に濡れてたぎってて俺を絡め取る。
 あー……もうマジでやばい。
 なんか全然足らねーし。
 身体が疼いてしかたなくて優斗さんのと俺のを一緒に握って扱き始めた。
 優斗さんは優斗さんで夢中で手を動かす俺の腰を撫でると指をもう一本増やしてさっきよりも強く後孔を犯しはじめた。
 腰を上下させて後をほぐすのを手伝って、前も一緒に擦って。
 頭がくらくらするくらいの刺激が身体中を走り抜ける。
 俺と優斗さんのから出る先走りがぬるぬると肌を濡らしてく。
 前のめりになって優斗さんの肩に手を置くと、頬を撫でられて手が首に回る。
 引かれてキスした。
 お互いの咥内を行き来しながら外でも舌絡めて、食んでみたりして。
 身体だけじゃなくて舌も熱く感じる。
「……ンっ」
 優斗さんの舌をぱっくり咥えてフェラするように刺激を送る。
 俺がそれに夢中になってる間にも指がまた増えてぎちぎち孔を広げてく。
 三本の指がばらばらに動いて一本は前立腺を擦ってくるからびくびく腰が跳ねた。
 だんだん後孔から響いてくる快感に息が乱れて絡めてた舌を離した。
「……いつもより感じてる?」
 クスって優斗さんが笑って首に回してた手を前に持ってくる。
 そのままその指が口に一本差し込まれて、今度はそれをフェラするように舐めた。
 確かにいつもより感じてる――気もする。
 優斗さんの部屋じゃなくて遠く離れた旅館の一室で、気分が変わってるっていうのもあるのかもしれない。
 それと……同じ旅館に知り合いがいるのに、部屋は違うけどこんなことしてるっていう後ろめたさみたいな、罪悪感みたいな。
 そんなもん感じて、なのに逆に興奮して――って、バカか俺は。
 そう思うけど、止められなかった。
「可愛いね、捺くんは」
 舐めてた指が俺の舌を押して喉元に這う。
 少し苦しくて眉を寄せたら後孔から指が全部引き抜かれた。
「っ……」
 喪失感に小さく身体を震わせる俺に、優斗さんが俺の唾液で濡れた指で俺のに触れながら囁いてくる。
「腰浮かせて」
 握ってた手を離して、優斗さんのが俺の後孔に当たるように腰を浮かせた。
 指とは違う質量のものが硬く触れて、ぞわぞわ肌が粟立った。
「挿れていいよ」
 優斗さんは俺のには触れてるけど腰を支えることはしてないから、挿れる力加減は俺次第。
 先端がめりこんでくる感覚に身体震わせて深く息吐き出して。
「……ッ……ぁ」
 ゆっくりって思ってたのに挿ってくる感覚に気づいたら一気に腰を落としてた。


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