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11.討伐
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他の冒険者と付かず離れず距離を保ちながら、視界が狭く長物の武器を振るいにくい獣道を避け、しばらく街道沿いに進む。
俺はカタンと手を繋がないまでも、歩けば肩が触れるくらいの近さを保ちながら注意深く進んでいる。
すでに先遣部隊が雑魚掃除をしてくれていて、問題の森までの道はとても平和だった。
「これよりいくつかのルートに分かれ、Aクラスの目撃情報があった場所を目指す」
指揮を取るギルドマスターのしゃがれ声に嫌でも緊張が増した。
すぐ後ろにいる新人のメンバーがかちこちに固まっているらしく、バイアスの宥める小声が聞こえてくる。
俺だって正直なところ怖い。本命の名うての冒険者たちとは別動部隊とはいえ、Aクラスと会敵する可能性はゼロじゃない。もし出会ってしまったら俺は、習熟度がイマイチの槍で戦わなければならない。
だが、不安を見せることはできない。
前衛の動揺や混乱は後ろのやつらに伝わる。パーティ全体が崩れれば、本来の実力が出せれば問題ないはずの事態にすら対処できなくなることもありうる。
「気をしっかり。女神様はいつも見守ってくださっている。過度な心配は、女神様の御加護を疑うことにもなるんだ」
バイアスが新人を慰める言葉が、妙にはっきりと耳に届いた。
それなら俺は、女神様の加護を疑ってしまった俺たちは、どうすればいいんだろう。
「前方右側、俺が持つ!」
「バイアスいけるか?」
「任せろ」
「残りは俺が引き受ける。ネップ、コーマを回復してやってくれ」
「は、はいっ」
寄せ集めのパーティにしては動けている方だと思う。
新人ネップの手当てを受け、俺はすぐにカタンの横に並んだ。飛びかかってくる低級の魔物を槍でいなしながら、的確に撃破していく相方の剣筋に目を奪われる。
(いつ見てもこいつの戦い方は優雅だな……)
魔物相手の泥臭い戦いに優雅もなにもないと、少し前までの俺は思ってた。
でもカタンはまさにその、隙はないのにどこか余裕のある華やかな所作で、敵を屠っていくのだ。後ろからではなく、近くで同じ敵と切り結ぶからこそ、彼の動きはよく見えた。
あの手が夜な夜な俺の欲を追い詰め、あの唇が昨夜俺に触れた、なんて。
(いや戦場で考えることじゃねぇ! 集中集中……)
雑念を振り払うために頭を振って槍を握り直す。
ただ、今のところ討伐は順調だ。雑魚も数が多いと大変だが、統制は取れていないので苦戦はしない。
「このままなら問題なく鎮圧できそうですね」
「だな。だが戦場でそういうことを言うと……まずいぞ」
「え?」
バイアスと同じ魔術師であるツイルが呆けた声を上げ、振り向いたときにはもう遅かった。
気配なく後ろに忍び寄っていた魔物がツイルへ向けて振り上げた爪を、バイアスが大きな体を盾のように使って受け止める。魔術師の得物にしては頑丈なはずの鎚矛が折れ曲がり、凶悪な鈎爪がバイアスの肉をえぐった。
「バイアスッ!」
叫ぶ頃には体が動いていた。
槍を横に構え、二撃目を受け止めた口金が鈍い音を立てる。仕留めきれないと判断したか、魔物は素早く飛び退いて間合いを取った。
間髪入れず繰り出されたカタンの攻撃は空振りに終わり、睨み合って膠着する。
「バイアス、生きてるか」
「あぁ……大丈夫だ。腹がちょっとへこんだ」
「ネップ、回復を。ツイル、バイアスを守って後退しろ。できるな?」
「えっ、じゃあコーマさんたちは……」
背後に話しかけながら、俺は目の前の魔物を観察していた。
────強い。
その魔物は明らかに通常の生物と違っていた。
なにせ体のほとんどが骨なのだから。
土や血の塊で汚れた骨が、どろどろした何かで繋がって一個体を成している。冒涜的な見た目はおよそ生物とは思えないのに、空洞の眼窩の奥に光る魔力の淀みが、これを魔物たらしめているらしい。
魔物発生の詳しいメカニズムはわかっていないが、強さは見た目でおおよそ判断できると言われている。
動物の見た目をしていれば、元の動物の性質や強さに行動パターンが影響される。大きさや強さは段違いでも、常識の範囲内の生物として対処はできる。
だが既知の生物と異なる見た目をしているやつは、生態もパターンも読めず、一般に強いと言われている。そう、クラスAに配置されるほどに。
「俺とカタンはこいつを足止めする」
「そんな! やつはAクラス相当の魔物です、二人だけでなんて!」
「ごちゃごちゃ言ってる場合じゃねぇ! 俺たちは大丈夫だ、とにかくバイアスを安全なところへ!」
突き飛ばすように吠えると、ツイルとネップは歯を食いしばってバイアスの体を支え、走り出した。彼らの苦しそうな表情は、なにもバイアスの体が重かったからというわけじゃない。
勝ち目のない戦場に味方を置いていく意味。
それほど経験がなくとも、同じ冒険者ならわかってしまう。
「さてと。カタン、行けるよな」
「あぁ。足止めだけで済ませる気はない、ここで倒すぞ」
「当然」
虚勢であることなんて訊かなくてもわかる。
襲いかかってくる異形の魔物を迎え撃つため、俺たちは武器を握り直した。
魔物はまずカタンに狙いを定めたらしい。爪と剣が切り結んでいる間に、俺は側面へ回り込んで弓を構える。
「……っ、やっぱダメか」
素早く連続で放った矢はすべて命中した。頭骨、眼窩、脊椎、それに骨同士を繋いでいる関節と思しきヘドロの肉。
しかしどれも魔物の動きを止めることすら敵わなかった。
骨の部分もどうやら単純に動物や魔物のものの寄せ集めというわけではなさそうだ。どうにかしてあの骨を砕き、中にある核を破壊しなければ倒せない。
攻撃力不足と見てすぐさま武器を槍に持ち替え、カタンの援護に入った。
「動作は遅いが、重い……ッ」
カタンはなんとか魔物の猛攻を防ぎきっているが、かなり厳しそうだった。すかさず槍を振るい、魔物の注意を引き付ける。
「休んどけ! しばらくなら抑えられる!」
「待て、おまえの腕で敵う相手では……」
「わかってる! だから早めに交代してくれ!」
こんなときは自分の腕の無さが情けなかった。
こんなことになると予想していなかったとはいえ、前衛としての動きをもっと早くから身に着けていればと思ってしまう。
そうすれば、カタンと対等に肩を並べてずっと一緒に戦えたのに、と。
(ずっと一緒に?)
ぽつんと浮かんだ心からの願いに、我が事ながら困惑してしまった。
糸で繋がる前までは、顔見知りの冒険者としか認識していなかった男を、俺はいつの間にこんなにも信頼していたのだろう。
その一瞬の逡巡を、魔物が見逃してくれるはずもなかった。
「っ!」
「コーマ!!」
ひときわ強い一撃を加えられ、体勢が崩れる。鉤爪が迫り、俺は咄嗟に腕で頭を庇った。
その手には糸が繋がっている。糸は、なぜかぴんと張っていた。
「グゥウ……グアゥ!」
「あ、糸が……悪いカタン、助かった!」
女神様謹製の恩寵は、魔物にも歯が立たないらしい。
細い糸に攻撃を阻まれて魔物は悔しそうに咆哮した。その隙に糸と一緒に槍を突き出し、魔物と距離を取る。
そして考えた。この糸を使えないか、と。
カタンに目配せすると、向こうも同じことを考えていたようだ。頷き合い、同時に走り出す。
俺たちは糸のついた腕を振るいながら走り回り、撹乱しながら魔物の体に糸を絡みつけていった。
「ギャウ! グォウゥ!」
「ほどけないだろ。女神様の厄介な恩寵、その身で味わえ!」
おっといかん、女神様の御加護を「厄介」とか口に出しちまった。しかし心からの本音だし、それを咎めそうな神官や元神官は今この場にいない。
魔物には見えない赤い糸は、確実に絡まって魔物を締め上げた。地響きに似た不吉なうめき声が、次第に苦しげに歪んでいく。
仕上げとばかりに、俺は伸ばしては止めていた糸の根本をぐっと握った。こうすれば糸は伸縮せず、やがて糸で雁字搦めになった魔物は暴れることもできなくなり静止した。
「どうだ魔物! Aクラスでも女神様には敵わないだろ」
「コーマ、腕を見せろ」
「あぁカタン。大丈夫だって、糸のおかげで防げた」
糸を握ったまま腕を掲げると、難しい表情のカタンと目が合う。
今まで散々苦しめられてきた糸が、ここぞというときに助けになったことが複雑なんだろう。俺も全く同じ気分だ。
そして俺は、今日二度目の油断をしていた。
凶悪な魔物の前で両手を無防備にしてしまったことに気づいたときには遅かった。でもまぁ俺の実力じゃ、たとえ武器を構えていたって避けられなかっただろうな。
魔物は力を振り絞るように咆哮し、魔力の塊を俺に向かって吐きつける。
咄嗟に避けたが足りず、魔物の狂った魔力は俺の右肩を抉った。
俺はカタンと手を繋がないまでも、歩けば肩が触れるくらいの近さを保ちながら注意深く進んでいる。
すでに先遣部隊が雑魚掃除をしてくれていて、問題の森までの道はとても平和だった。
「これよりいくつかのルートに分かれ、Aクラスの目撃情報があった場所を目指す」
指揮を取るギルドマスターのしゃがれ声に嫌でも緊張が増した。
すぐ後ろにいる新人のメンバーがかちこちに固まっているらしく、バイアスの宥める小声が聞こえてくる。
俺だって正直なところ怖い。本命の名うての冒険者たちとは別動部隊とはいえ、Aクラスと会敵する可能性はゼロじゃない。もし出会ってしまったら俺は、習熟度がイマイチの槍で戦わなければならない。
だが、不安を見せることはできない。
前衛の動揺や混乱は後ろのやつらに伝わる。パーティ全体が崩れれば、本来の実力が出せれば問題ないはずの事態にすら対処できなくなることもありうる。
「気をしっかり。女神様はいつも見守ってくださっている。過度な心配は、女神様の御加護を疑うことにもなるんだ」
バイアスが新人を慰める言葉が、妙にはっきりと耳に届いた。
それなら俺は、女神様の加護を疑ってしまった俺たちは、どうすればいいんだろう。
「前方右側、俺が持つ!」
「バイアスいけるか?」
「任せろ」
「残りは俺が引き受ける。ネップ、コーマを回復してやってくれ」
「は、はいっ」
寄せ集めのパーティにしては動けている方だと思う。
新人ネップの手当てを受け、俺はすぐにカタンの横に並んだ。飛びかかってくる低級の魔物を槍でいなしながら、的確に撃破していく相方の剣筋に目を奪われる。
(いつ見てもこいつの戦い方は優雅だな……)
魔物相手の泥臭い戦いに優雅もなにもないと、少し前までの俺は思ってた。
でもカタンはまさにその、隙はないのにどこか余裕のある華やかな所作で、敵を屠っていくのだ。後ろからではなく、近くで同じ敵と切り結ぶからこそ、彼の動きはよく見えた。
あの手が夜な夜な俺の欲を追い詰め、あの唇が昨夜俺に触れた、なんて。
(いや戦場で考えることじゃねぇ! 集中集中……)
雑念を振り払うために頭を振って槍を握り直す。
ただ、今のところ討伐は順調だ。雑魚も数が多いと大変だが、統制は取れていないので苦戦はしない。
「このままなら問題なく鎮圧できそうですね」
「だな。だが戦場でそういうことを言うと……まずいぞ」
「え?」
バイアスと同じ魔術師であるツイルが呆けた声を上げ、振り向いたときにはもう遅かった。
気配なく後ろに忍び寄っていた魔物がツイルへ向けて振り上げた爪を、バイアスが大きな体を盾のように使って受け止める。魔術師の得物にしては頑丈なはずの鎚矛が折れ曲がり、凶悪な鈎爪がバイアスの肉をえぐった。
「バイアスッ!」
叫ぶ頃には体が動いていた。
槍を横に構え、二撃目を受け止めた口金が鈍い音を立てる。仕留めきれないと判断したか、魔物は素早く飛び退いて間合いを取った。
間髪入れず繰り出されたカタンの攻撃は空振りに終わり、睨み合って膠着する。
「バイアス、生きてるか」
「あぁ……大丈夫だ。腹がちょっとへこんだ」
「ネップ、回復を。ツイル、バイアスを守って後退しろ。できるな?」
「えっ、じゃあコーマさんたちは……」
背後に話しかけながら、俺は目の前の魔物を観察していた。
────強い。
その魔物は明らかに通常の生物と違っていた。
なにせ体のほとんどが骨なのだから。
土や血の塊で汚れた骨が、どろどろした何かで繋がって一個体を成している。冒涜的な見た目はおよそ生物とは思えないのに、空洞の眼窩の奥に光る魔力の淀みが、これを魔物たらしめているらしい。
魔物発生の詳しいメカニズムはわかっていないが、強さは見た目でおおよそ判断できると言われている。
動物の見た目をしていれば、元の動物の性質や強さに行動パターンが影響される。大きさや強さは段違いでも、常識の範囲内の生物として対処はできる。
だが既知の生物と異なる見た目をしているやつは、生態もパターンも読めず、一般に強いと言われている。そう、クラスAに配置されるほどに。
「俺とカタンはこいつを足止めする」
「そんな! やつはAクラス相当の魔物です、二人だけでなんて!」
「ごちゃごちゃ言ってる場合じゃねぇ! 俺たちは大丈夫だ、とにかくバイアスを安全なところへ!」
突き飛ばすように吠えると、ツイルとネップは歯を食いしばってバイアスの体を支え、走り出した。彼らの苦しそうな表情は、なにもバイアスの体が重かったからというわけじゃない。
勝ち目のない戦場に味方を置いていく意味。
それほど経験がなくとも、同じ冒険者ならわかってしまう。
「さてと。カタン、行けるよな」
「あぁ。足止めだけで済ませる気はない、ここで倒すぞ」
「当然」
虚勢であることなんて訊かなくてもわかる。
襲いかかってくる異形の魔物を迎え撃つため、俺たちは武器を握り直した。
魔物はまずカタンに狙いを定めたらしい。爪と剣が切り結んでいる間に、俺は側面へ回り込んで弓を構える。
「……っ、やっぱダメか」
素早く連続で放った矢はすべて命中した。頭骨、眼窩、脊椎、それに骨同士を繋いでいる関節と思しきヘドロの肉。
しかしどれも魔物の動きを止めることすら敵わなかった。
骨の部分もどうやら単純に動物や魔物のものの寄せ集めというわけではなさそうだ。どうにかしてあの骨を砕き、中にある核を破壊しなければ倒せない。
攻撃力不足と見てすぐさま武器を槍に持ち替え、カタンの援護に入った。
「動作は遅いが、重い……ッ」
カタンはなんとか魔物の猛攻を防ぎきっているが、かなり厳しそうだった。すかさず槍を振るい、魔物の注意を引き付ける。
「休んどけ! しばらくなら抑えられる!」
「待て、おまえの腕で敵う相手では……」
「わかってる! だから早めに交代してくれ!」
こんなときは自分の腕の無さが情けなかった。
こんなことになると予想していなかったとはいえ、前衛としての動きをもっと早くから身に着けていればと思ってしまう。
そうすれば、カタンと対等に肩を並べてずっと一緒に戦えたのに、と。
(ずっと一緒に?)
ぽつんと浮かんだ心からの願いに、我が事ながら困惑してしまった。
糸で繋がる前までは、顔見知りの冒険者としか認識していなかった男を、俺はいつの間にこんなにも信頼していたのだろう。
その一瞬の逡巡を、魔物が見逃してくれるはずもなかった。
「っ!」
「コーマ!!」
ひときわ強い一撃を加えられ、体勢が崩れる。鉤爪が迫り、俺は咄嗟に腕で頭を庇った。
その手には糸が繋がっている。糸は、なぜかぴんと張っていた。
「グゥウ……グアゥ!」
「あ、糸が……悪いカタン、助かった!」
女神様謹製の恩寵は、魔物にも歯が立たないらしい。
細い糸に攻撃を阻まれて魔物は悔しそうに咆哮した。その隙に糸と一緒に槍を突き出し、魔物と距離を取る。
そして考えた。この糸を使えないか、と。
カタンに目配せすると、向こうも同じことを考えていたようだ。頷き合い、同時に走り出す。
俺たちは糸のついた腕を振るいながら走り回り、撹乱しながら魔物の体に糸を絡みつけていった。
「ギャウ! グォウゥ!」
「ほどけないだろ。女神様の厄介な恩寵、その身で味わえ!」
おっといかん、女神様の御加護を「厄介」とか口に出しちまった。しかし心からの本音だし、それを咎めそうな神官や元神官は今この場にいない。
魔物には見えない赤い糸は、確実に絡まって魔物を締め上げた。地響きに似た不吉なうめき声が、次第に苦しげに歪んでいく。
仕上げとばかりに、俺は伸ばしては止めていた糸の根本をぐっと握った。こうすれば糸は伸縮せず、やがて糸で雁字搦めになった魔物は暴れることもできなくなり静止した。
「どうだ魔物! Aクラスでも女神様には敵わないだろ」
「コーマ、腕を見せろ」
「あぁカタン。大丈夫だって、糸のおかげで防げた」
糸を握ったまま腕を掲げると、難しい表情のカタンと目が合う。
今まで散々苦しめられてきた糸が、ここぞというときに助けになったことが複雑なんだろう。俺も全く同じ気分だ。
そして俺は、今日二度目の油断をしていた。
凶悪な魔物の前で両手を無防備にしてしまったことに気づいたときには遅かった。でもまぁ俺の実力じゃ、たとえ武器を構えていたって避けられなかっただろうな。
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