ロスト・ナイン

キザキ ケイ

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「ん……」

 眩しさに瞼を押し上げると、霞んだ視界に人影があった。
 朝の日差しがカーテンで遮られ、暖かな陽光として降り注ぐベッドの上。ヨウを覗き込んで微笑んでいるのは、いつもならもうとっくに仕事へ向かっているはずの恋人だ。

「あれ、グーラ……? なんで?」
「おはよう。俺が居たらまずいか?」
「んん……そんなことない。嬉しい……」

 近くにあったグーラの腕を絡め取ってぎゅっと抱きしめると、頭上から含み笑いが聞こえた。
 子供っぽい仕草だという自覚はあるが、嬉しさが勝ってやめられない。

「昨日は遅くまで無理をさせたからな、朝食くらいは一緒にとれるよう執務時間を遅らせた」
「そんな、いいのに。怒られなかった?」
「散々愚痴愚痴言われたがな、朝の数刻俺が居ない程度平気だ。皆優秀だから」
「それならいいけど……僕なんかのために時間を使わなくていいよ」
「『なんか』ではない。俺が愛するヨウと共に過ごしたかっただけだ、気にするな」
「……」

 グーラはいつも真っ直ぐに愛情を伝えてくれる。
 その度に照れてしまうヨウだったが、いつか胸を張って自分も同じだけの愛を返せるようになりたいと思う。
 しばしの間穏やかに戯れ合い、侍従が運んできた朝食をとった。
 ここにやってきたばかりの頃は舌に合わない異世界の料理に困ることが多かった。今はヨウが違和感を覚える食事はほとんど出てこない。味付けも慣れたものばかりで、グーラや教師陣、王付きの侍従など顔見知り以外にも生活を支えられているのだと思い知る。

「今日のご飯も美味しいね、グーラ。こんな食事を毎食作れるなんて、きっとすごい料理人さんだよ」
「朝食当番の料理人はヘイズだ。ヨウも会ったことがあるだろう?」
「……え?」

 ヨウの動きがぴたりと止まった。
 料理人に会ったことがあるとグーラは言う。ヨウにその記憶はない。
 しかし確かに、この世界に来たばかりの頃は色々な場所に首を突っ込んで職探しのようなことをしていたから、厨房の人間と面識があってもおかしくはない。
 グーラがそれを知っているのなら、ヨウは自らグーラに会った人間のことを話したのだろう。もしくは彼が引き合わせてくれたか。
 でも、その記憶は。

「そ、そうだった、ね。ヘイズ、さんにお礼言いたいな」
「ヨウから褒められたと知れば、ヘイズも喜ぶだろう」

 満足そうに頷いて食事を再開したグーラと対照的に、ヨウは気分がどんどん落ちていくのがわかった。
 さっきまでは朝食時を恋人とゆっくり過ごせる幸福感に包まれていたはずなのに。
 指先から少しずつ凍っていくような恐ろしさを、一人きりで耐える。

 朝食を終えたグーラは、政務の支度を済ませて出ていった。
 去り際のスキンシップも忘れない。ヨウは笑顔を浮かべてグーラを見送ったが、きちんと表情を取り繕えていたか自信はない。
 グーラはヨウの不調を考慮して、部屋にいくつかの書籍を置いていった。

「物語に、魔法学の本、植物の図鑑……僕が好きなものばっかり」

 恋人の心遣いにあたたかいものを感じながら、一冊を手に取り長椅子に腰掛けた。今日はこれらの本を読んで、授業の復習をするだけの日と定まっているらしい。
 ただ休め、寝ていろと言われたらきっと困惑していたはずだ。
 不安で頭の中が埋め尽くされてしまうのは恐ろしい。
 それよりはこの分厚くて立派な本たちを眺めている方が有益だろう。
 ヨウが読み始めたのは、この世界独自の学問「魔法学」の基礎から簡単な応用までと、魔法のなりたちや歴史を記した体系的な書だ。
 最初の方のページをめくろうとして、嫌な予感がした。昨日の復習で覚え直した箇所をまた忘れたかもしれないと思うと、素直に一ページ目から読める気がしない。
 魔法の基礎や歴史など、授業でやったことがある部分は飛ばして、適当に数十ページ掴んで開く。
 そこに書かれていたのは中級程度の結界魔法の構築式で、様々な魔法の要素を組み合わせて人や物、土地を魔法による害から防ぐ方法が書かれていた。
 これよりもっと複雑で強固なものが、この王宮全域に展開されているらしい。
 しかし初歩の初歩しか魔法を学べていないヨウには、中級の結界魔法すら難しすぎてさっぱり理解できなかった。
 さっと目を通しただけで次のページに移動し、書かれていた内容に興味をひかれる。

「禁法……」

 使用を禁止されている魔法について書かれた記述だ。
 禁止されている理由のほとんどは、使用者の生命力を過剰に吸い上げてしまうというものだった。使うだけで危険な魔法という意味だ。
 それ以外にも、土地や周辺環境に重大な汚染を齎す大規模魔法や、一子相伝によりその家系以外では使えない魔法、文明や国の滅亡により失われた魔法のことまで同じページに記されていた。
 小さな挿絵が添えられている項目をなぞりながら読み進めていたヨウは、ひとつの禁法に目を留める。

「呪法……呪い?」

 禍々しい奇跡を引き起こすその術は、他の魔法とは根本的な体系から異なり、他者を害するために確立されたものだと書かれている。「呪い」という言葉の使い方は、ヨウの知る日本語とそう変わりがないらしい。
 呪法を発明したのは魔法の盛んな国だった。
 多大な犠牲を伴う呪法は、ひとたび発動すれば防ぐことはほぼ不可能、掛けられた呪法を解くのも極めて困難だったという。
 恐ろしい呪法の存在は人々を恐怖の底へ突き落とした。
 悪いことをしようとした子どもに「呪法師が来るぞ」という脅し文句が使われた。
 しかし百年ほど前、呪法発祥の地であり呪法師を多く抱えていたかの国が戦争と内紛により崩壊し、他国の干渉により呪法使いは全員処刑され、失われた魔法になっていると本には書かれていた。

「呪いか……」

 以前なにかの折に、呪いという言葉を意識したことがあった。
 たしか、幸せすぎて恐ろしいと思ったのだったか……。内容を思い出して密かに赤面する。
 愛情や色恋というものから遠いところで生きてきたヨウが、そんな漫画や小説の中にしか出てこないようなことを考える日が来るとは想像したこともなかった。
 この世界にやってくるまで、ヨウはこの先誰とも心を通わせず、一人で生きて死んでいくものだと思っていた。
 生き方どころか世界まで丸ごと変わってしまったけど、後悔はしていないし、あの日々に戻りたいとも思わない。
 すべてグーラのおかげだ。
 グーラが望んでくれるヨウとの未来を、ヨウ自身も壊したくないと強く思う。
 そのためにはどちらかだけの努力では足りなくて、より頑張らなくてはならないのはヨウの方だ。
 勉強したはずのことを忘れてしまったり、剣術や魔法を一から復習している場合ではないと焦りが増す。
 意を決して開いた冒頭のページ───魔法の基礎知識は、ヨウの予想通り見たことのない内容ばかりが書かれていた。

「これは本当に、ど忘れなんだろうか……」

 認知症、アルツハイマー、若年性健忘……前世の記憶に基づく単語が思い浮かぶ。
 この世界では病気や外傷を魔法や薬草で治すため、体の中の知識や魔法で治せない病についての技術が遅れている。
 脳という、人体で最も複雑な部分にヨウが病を抱えてしまったら、治せない可能性は高い。
 もし重大な病気だったら、忙しいグーラにさらに心労をかけてしまう可能性がある。それは避けたいが、医者を呼んでほしいなどと言い出せば過保護なグーラがどういう反応を示すかも分かってしまう。
 かくなる上はこっそり行動して、内緒で医者にかかろう。
 ヨウにはいつも護衛と侍従の付き添いがいるからいつかは伝わってしまうだろうが、医者から異常なしとお墨付きを貰えればグーラに負担をかけることはないし、病気なら遅かれ早かれ気づかれてしまう。
 そうと決まれば今できることは、医者に会うことと、自分なりに現状を把握することだ。
 心当たりに接触するため、ヨウは本を持って立ち上がった。

「すみません。図書室に行きたいのですが」
「わかりました。ご案内します」

 部屋の外に控えている兵士と、隣室に待機している侍従に声を掛けて道案内を頼む。
 彼らはそれぞれグリンとティルクスの配下で、剣術や魔法に精通し要人を守ることに長けたエリートなのだという。
 そんな優秀な人たちを顎で使うのは気が引けて仕方ないのだが、一度彼らに声を掛けずに散歩に出ようとして、指名手配犯並に大捜索された過去がある。
 以降必ず側仕えに声をかけ、行き先を伝えるようにしている。
 図書室は「外宮」と呼ばれる位置にある。
 ヨウが部屋を与えられている離宮から、渡り廊下を伝って進むとやがて外宮へと出る。立ち並ぶ石の塔のうちの一つが丸ごと学術施設になっていて、そこに図書室と王宮勤務の侍医が詰めている部屋がある。
 図書室で本を返却し、ついでに少し読んでいく。
 その際医務室の存在を偶然思い出し、なんとなく覗いて顔見知りに挨拶する体で、ヨウの変調を相談する。
 これなら周囲に不安を与えず医師に接触できるに違いない。

「こんにちは」
「こんにちは!」

 石塔に足を踏み入れると、すれ違う人に挨拶されるようになった。ヨウは笑顔で挨拶を返しながら廊下を進んでいく。
 外宮の石の塔郡は、魔法や政治に関する研究をする人々が外から通ってくる場所だ。
 ヨウのことを知らない人が多く、気軽に挨拶されたり道を聞かれたりする。大方塔に通う学徒かなにかだと思われているのだろう。
 離宮内ではヨウのことを知らない人はいないから、すれ違う人は皆恭しく頭を下げてくるだけで、会話をすることはほとんどない。それはなんだか寂しくて、だから石の塔のフラットな雰囲気をヨウは気に入っている。
 図書室の両開きの扉が見えてきた。
 ヨウが手を伸ばす前に内側から開いて、人が出てくる。長身の男性で、魔法師らしい長いローブを身に着けていた。
 ぶつからないように横に避けると、男性はドアを押さえたままにこりと微笑みかけてくる。

「やあ、こんにちは」
「こんにちは。ありがとうございます」

 扉を押さえてくれたことへ礼を述べて軽く会釈し、するりと室内に入った。
 古書が集まる場所特有の乾いた匂いがヨウを包み込む。
 靴の音を吸い取る分厚い絨毯の上に一歩踏み出したところで、さっきすれ違った男性がまだ横に立っていることに気づいた。

「何の本を借りるの?」

 話しかけられた。これは少し珍しいパターンだ。
 石の塔の住人にはよく話しかけられるとはいえ、大体が道案内と天気の雑談、それも老人が大半を占める。ヨウより年上だが若く見える男性に正面から話を振られたことはなかった。

「物語と、魔法の本を、少し……」
「へぇ、いいね。がんばってるんだね」
「は、はぁ」

 すれ違いざまの雑談で終わるかと思いきや、男は食い下がってきた。
 ヨウの何かが彼の興味を引いてしまったのだろうか。とはいえここは静寂を良しとする図書室の出入り口だ。立ち話には向いていない。
 では、と話を切り上げ、曖昧な愛想笑いを残して中へ進もうとしたヨウは、男に腕を取られてはっきりと警戒感を示した。

「ちょっと、なんでそんなに他人行儀なの?」

 男性は笑っていた。ヨウの怪訝そうな表情がさらに険しくなる。
 ここまで距離が近い相手は初めてだった。
 それはつまり、普段ならそこまでしつこくヨウに接触しようとする者はそれとなく距離を取るか、物理的に引き剥がされるからで。
 助けを求めて振り返った先、侍従と兵士はぽかんとしていた。
 男の行動を制止することなど考えもしていない、むしろなぜヨウが男を避けるのか理解できないとでも言いたげな、その顔。

「ヨウ? どうしたの、この間の授業で風魔法が上手くできなかったこと、気にしてるのかい?」

 男がやや困惑した声色で尋ねる。
 ───そんな、まさか。
 ヨウは今初めて、自分の身に起こっていることが自分だけの手に負えないものであることを自覚した。

 長身の男と従者たちに促され、図書室から出る。
 通されたのは隣の部屋だった。
 図書室の棚に収められているような本が未分類のまま積み上がっていることから、倉庫か準備室のようなものだと察せられる。
 やや埃っぽい長椅子に腰を下ろすと、木の丸椅子を引きずってきた男が前に座った。

「まるで初めて会ったときみたいな目をしてるね」

 そう指摘され、ヨウはどきりと心臓が跳ねるのを感じた。
 ちらと左右に視線を走らせると、侍従の青年が心配そうにこちらを見つめている。ヨウはその時点でやっと、彼の名も思い出せないことに気づき戦慄した。

「ヨウ様、具合が悪いのですか? どんな些細なことでも構いません、わたくしめにお教えいただけませんか」
「……」

 今にも涙ぐみそうに必死で言い募る侍従に根負けし、ヨウはぽつぽつと自身の変調を説明し始める。
 話が進むにつれ、俯くヨウの正面にいる男───ティルクスの表情がどんどん険しくなっていく。
 ティルクスは視線で合図をし、従者に医師を呼びに行かせた。

「じゃあヨウは今、僕のこともわからないんだね」
「ごめんなさい……」
「謝ることはない。僕のこと、どう思うか聞いてもいい?」

 ヨウは隠し立てすることなく率直に答えた。
 外見上のことはわかる。背が高く、美丈夫で、身につけたものから位の高い魔法師であることも判断できる。
 しかし知り合いだとは思えず、もしかしたらこれまで自分に授業をしてくれていた魔法の教師かもしれないとは思うものの、前後の会話から推察しただけの事柄だ。
 ヨウの記憶から彼はすっぽり抜け落ちていて、当人に会わなければ忘れたことすら自覚できなかっただろう。

「うーん……忘れっぽいという程度ではないようだね。悪いけどヨウ、医者の診断を受けてくれる?」
「はい。元々そのつもりでここまで来たので」

 途中から部屋の出入り口で話を聞いていた中年の医師は、ヨウを医務室へと連れて行く。
 ヨウに付き添う侍従たちとは反対方向に、ティルクスは一人歩き始めた。
 なにかとてつもなく良くない事態が進行している。そんな気がしてならなかった。
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