中学生の弟が好きすぎて襲ったつもりが鳴かされる俳優兄

えびフィレオ

文字の大きさ
73 / 128
10年後編

恐ろしい弟


「てことで、今から事務所行ってくるわ」
と立ちあがろうとするアーク君を引き止めた
「ま、待って待って!!ノア君には、その…身ごもったこと言ったの…!?」
「……言ってない」
言ってないのかよ!
「まずはノア君と相談して決めたら?」
「…そうなんだけど…おろせって言われるのが怖くて、言えないんだよ…!」
えぇ…?
「ノア君は子供を望んでないってこと?」
「そう言われたことはないけど…」
じゃあ言えばいいじゃん…。
「……ぐすっ」
…!?
「おれ、絶対この子は産みたいんだよ…!
だけど、もしおろせって言われたらどうしようかと思って…
そんなことになったら俺、ノアの元から消えて1人でも産むからな…!」
…っ、、俺はアーク君の肩を掴む
「しっかりしなよ!まだ何も言われてないのに1人で決めてるの!?
君はいつもそうだよね」
勝手に引退するって言うのもそうだし、
昔の話だが俺の知らない間に彼が枕営業をしていたと噂が上がった時もあった。
「そのお腹にいる子は君だけの子じゃないよ!ノア君にもその子の将来を考える権利はあるはずだ」
「…つきしろ、お前俺より早く父親になったからって大層な口聞くようになって…」
…はぁ?俺が必死に説得したって言うのに
この期に及んでそんなこと言うの?
と思ってると、彼の電話が鳴った
「…!ノアからだ
もしもし…」
『アーク……大丈夫ですか?』
「………ん
あのなノア…俺妊娠した」

俺はついに言った。
ノアがどんな反応をしようと、俺は腹の子を産む。
それだけは決まっていた
『…まぁ、そうだろうと思いましたよ』
「………え」
『医者のボクが妊娠の初期症状に気づかないとでも?
それと検査薬がゴミ箱に入ってましたから』
あ………、、テキトーに捨てちゃったもんな。。
「……ノア、俺の事捨てないのか……??」
『ふふっ、なんでボクがそんな事するんですか?
……あ、そろそろ仕事に戻らないといけないんで、続きは家で話しましょう』
「ん…わかった」
電話を切ると、月代は既にベンチを立って帰ろうとしていた
「君がマジで引退するって言うなら止めないけど、ノアくんとよく話し合うのが先だからね」
「ん…月代、ありがとな
俺フォトンと入院する時期被っちゃったな」
と笑うと、何を思ったのか奴は俺の髪を撫でてきた
「……ちょ!?なんだよ今の!?」
「…いや、俺が入社したばかりの頃はアークくん高校生だったのに感慨深いなと思って…」
「俺はお前の弟じゃねえ!」 
「クスっ、そう?お兄ちゃんって呼んでくれてもいいよ」
「呼ばねえよ!どっちかと言うと俺の方が兄キャラだろ…!
はぁ~これだからオッサンは」
「……君もだからね」

[アーク視点]
夜仕事があったから何とかこなして、帰ってきた
うぅ………腰と腹が痛い……
!!帰ると既にノアの靴があった
「ノアっ」
「おかえりなさい、迎えに行けずごめんなさい」
「いや……それより随分早く仕事終わったんだな?」
「ええ、アークと早く話がしたくて」
、、、
彼は紅茶を入れて俺に差し出してくれた
「カフェイン入ってない紅茶があったので買ってきたんですよ」
ノア………。
「………アークは、どうしたいですか?
ボクは産んで欲しいって思っているんですが」
「……!!!!産んでもいいのか!?」
「あの…そもそもボク子供欲しいからあなたを襲ったんですけど…無理やりしてごめんなさい」
………そうだったんだ
「ぐすっ……ノア、俺も産みたいっ……」
「ふふっ…アークがそう言ってくれて嬉しいです」
……っ、、俺は思わず目の前の弟に抱きついた
「ううっ…おれ、ノアにおろせって言われたらどうしようかと思って………」
「えぇ…?言いませんよそんな事…
………アーク、妊娠初期は体調もつらいのに、背負わせてごめんなさい……
ボクがケアしますから……だから……」
弟は俺に指を絡め、目を覗き込んで言った
「ボクと、結婚してください」

[ノア視点]
それから間もなく、アークは俳優を引退した
なんの前触れもなく出された引退表明に、みんながざわついた
……一部では、彼が妊娠しているんじゃないかという噂も出ている
相手についても色んな憶測が飛び交った
枕営業でできた。
マネージャーとやった。
……そして、弟と交際している、という噂もわずかだが存在する
「ノア~♡迎えに来てくれたのか?」
事務所の前でアークを出迎えた
今日をもって彼は引退、もう二度とこの事務所に来ることは無い。
「ええ、引越し先につけるカーテンを一緒に探そうかと」
「そっか♡」
「…でもアーク、よかったんですか?引退なんて……
ネットでは悲しむファンで溢れかえってますけど」
「ん?まぁ俳優の時は色々あったけど…
俺はこの仕事に未練はねえよ
ノアこそいいのか……?おれ収入ゼロになるけど」
「ふふっ、気にしないでください
今度はボクがアークを守る番ですから」
アークは口にしたことがなかったが、彼が両親の遺産に手をつけたことはほぼ無かった。
これまで彼の収入でボクと姉さんを養ってきたらしい。
そんな彼を心から尊敬するし、今度はボクが彼にそうしてやりたいと思った
…ボクたちの薬指につけられたお揃いの指輪。
兄弟で婚姻は結べないけど、こうして指輪をつけられるだけで充分だった。
「しかし避妊薬も効かないもんだな~
まああんだけ毎日やってたらさすがにできるよな…」
………。
アーク、ごめんなさい。
ボクは彼の避妊薬を入れ替えていた
それも、胞子との適性を高くし妊娠しやすくする薬剤に…。

以前よりボクは海外転勤の提案がされていた。
ボクの能力を買ってくれた上司が、勉強のためと図ってくれたらしい。
だが兄さんと離れ離れで暮らすなんて考えられないから、断ろうと思っていた………
しかし、避妊薬を見て思いついてしまった。
兄さんを孕ませて引退させれば、ずっと一緒に暮らせるし…欲しかった子供もできるじゃないか。
我ながらなんて恐ろしいことを思いついてしまったんだろう…
とにかく出産までは、ボクが懇意にしている口の固い産科医にアーク兄さんを任せることにした。
でもいつかはバレるだろうから、退院予定の月に引っ越すことにしている
「しかしもう引越しのこと考えてるのか?気が早いぞ♡」
「アークだって子供の性別も分かってないのに名前考えてるじゃないですか」
「アークくん、ノアくん」

振り向くと、姉さんとその旦那がいた
「お兄ちゃん!改めておめでとう♡」
「フォトン!ありがとな♡」
「はぁ…なんで俺が君の分の入院準備までしないといけないの…。はい、これ書類」
「ん?マネージャーならこれも仕事のうちだろ?」
「その仕事も今日で終わりだけどね…
…………アーク君、今までありがとうございました」
……!?!?!?
「…!!
……あぁ、こちらこそ世話になったよ
まぁ、もう会えなくなるわけじゃないし寂しがるなよ!」
「寂しくはないから…!」
「ねえねえ!お腹空かない?4人でご飯食べに行こーよっ」
「ふふ、姉さんは何が食べたいんですか?」
「んーー、、牛丼とか?」
「妊娠祝いに牛丼……。」
「妊婦は暴飲暴食なんだからねっ!」
「まったく医者の前でそんな言葉言わないでくださいよ…」


ご覧いただきありがとうございました!
次は「映画デート」編です
時系列は元に戻ります(ノア15歳、アーク21歳)
お楽しみに!!
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

OLサラリーマン

廣瀬純七
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話