小林さんと中村さん【R18】

RiTa

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その5

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「金曜日は先に帰っちゃってすみませ~ん
みんな寂しがってなかったですかぁ~?」

月曜日のランチタイムに
飲み会に誘ってくれた同僚とパスタ屋さんに行って、デザート付きのレディースセットを頼んだら
なぜかサセコちゃんも付いていました

「全っ然」
「え~酷くないですかぁ~
やっぱりみんなあたし狙いになっちゃって怒ってますぅ~?」
「全く」
「でもぉ~あたしあの中では中村さんだしぃ~
中村さんもぉ~早く2人になりたくてぇ~早目に2人で抜けちゃったからぁ~」
「あーね。あの後めちゃくちゃ盛り上がったし」

その言葉にはサセコちゃんが消えたら盛り上がったと言う棘があり
参加していない私にも察する事が出来ましたが

「ホントですかぁ~?でもじゃあ良かったぁ~
あたし居なくて男性陣落ち込んじゃってないかって心配だったしぃ~
あ!じゃあ…もしかしてぇ~お2人のどちらか中村さん狙いだったりぃ~?
でもごめんなさ~い
中村さんあたしに本気みたいでぇ~」
「へぇー」

それは中村さんの使う“ヘぇー”よりも“最もどうでもいい”の“へぇー”でした。

「みんな聞きたいです?
うーんどうしようかなぁ~…あんまりぃ~自分からこういうの言う方じゃないんですけどぉ~
普通、飲み会2人で抜けたらエッチするじゃないですかぁ~」
「普通ではない」
「うん。決まりもない」
「そうなんですかぁ~
あたしはいつも持ち帰られちゃうんですけどぉ~
みんなエッチしたがるからぁ~」
「ヘー」

それは“限りなくどうでもいい”の“ヘー”でした

「でもぉ~中村さんは遠慮してたみたいだったんでぇ~
あたしから酔ったフリして“中村さんならエッチしていいですよ”って言ったんですけどぉ~
ちなみにぃ~
あたしから“エッチしていいよ”なんて普通言わないんですよぉ?
言わなくてもみんなエッチしたがるしぃ~」
「はいはい、で?」
「中村さん優しかったんですけどぉ何もしないで帰っちゃったんでぇ~
あたしちょっとショックっていうかぁ~
プライド傷ついたっていうかぁ~」
「いや、逆だから」
「そうなんですぅ~あたしぃ~納得出来なくてぇ~
飲み会に誘ってくれた幹事さんにぃ~話し聞いて欲しくて次の日電話しちゃってぇ~」
「飲み会誘われた事になってる…」
「しかもその翌日メンバーの別の男に電話って…」
「そしたらぁ~幹事さんがぁ~“男は本命の女の子は大切だから簡単に手が出せないんだ”って教えてくれてぇ~
そう言えばぁ~中村さん“もっと自分を大切にして”とか何とか言ってたなぁってぇ~
中村さんやっぱあたしの事本気みたいでぇ~
ヤバくないですかぁ~?」

全く会話に参加しないまま、
トマトとナスのパスタを食べながら聞いた話を整理していました

飲み会

サセコちゃんと中村さんが抜ける

サセコちゃんが誘うと“自分を大切に”と中村さん帰宅

翌日サセコちゃん幹事さんに電話

“本命に手は出さない”=サセコちゃんは中村さんの本命

ザックリこんな感じなのかなと思いデザートを食べ終えるともう昼休みが終わる時間で
慌てて会社に向かう途中
話すだけ話したサセコちゃんがスッキリしたのか、勝手に離れて行って直ぐ

「ちょっと!今日帰り女子会ね」
「うん。話したい事だらけだから…小林さん覚悟して」
「え?」
「イヤなの?」
「いえ…お話聞かせてください…」
「個室居酒屋3人で予約しとく!」

サセコちゃんの言う“中村さん”が
どうにも私の知る“中村さん”としてイメージ出来ないような違和感を残しつつも
午後の仕事に勤しみ
約束した2人よりちょっとだけ早く仕事を終えてロッカーに向かうと

「小林さん」
「はい?」

それは、サセコちゃんを誘った事になっている“飲み会の幹事さん”でした

「仕事終わったの?」
「はい」
「帰るなら、一緒にご飯でも…」

そこまでで仕事を終えた同僚が通りかかり

「残念!今日は小林さん女子会でしたー」
「てか、一緒にどう?サセコの話がどうにも納得いかないし、丁度登場人物だし」
「来ないといろんな誤解が生じたままだから」
「何それ、怖ぇんだけど…」

女子会は幹事さんも加えて4人のお食事会になりました
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