小林さんと中村さん【R18】

RiTa

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その10

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言葉を発さなくなった幹事に中村は

「結局オマエは
サセコとの仲をどうにかしたいのか
それとも女子社員から軽蔑されてる事をどうにかしたいのか?」
「オレはもうほぼ完結してるから
サセコの事だってお互い割り切ってるし」
「割り切ってるからこそ、お手軽にまた呼び出されるんじゃねーの?」
「…………」
「オマエの事だから、性欲に負けて行きたくなったりするかもな」
「…………マズイか?」
「それはオマエが決めろよ。ただあのマンション。サセコの給料でどうにか出来る部屋じゃなかったってのはその目で見ただろ」
「!…………パパ活か!」
「知らねーけど、それを副業と呼んでいいのであれば、何らかの副業はやってる可能性は高い」
「オレやべーヤツとヤっちゃったのかも…」
「2回目が無ければ大丈夫だろ」
「もしかして中村はそれに気づいてヤらなかったのか?」
「それに気づいて“自分を大切に”とは言ったけどな
ヤりたかったらヤってるし…ヤる気が無かったからヤらなかっただけだ
オマエだってそうだろ?」
「じゃあオマエ、本命とか言われたらヤバくね?」
「子どもじゃねーし実際本命でもねーし。オマエは自分の心配しとけ」

話しながら食べる事が遮断され、結構アルコールが進んでいました。
水分で空腹は満たされ、食べ物を口にしたいとは思えず、減らないつまみがそのまま残されています。

「っつーか、中村はあのサセコをどうやって振り切った?」
「どうって?」
「だから、オレの時は既に下着姿だったわけ…」
「あぁ…」
「オマエは?」
「脱ぎ出しはしたな」
「だろ?大体手口は同じはずだ。ソファに座ったか?」
「いや。断った」
「そこか…そこからボディタッチが半端なくてな」
「そうでなくてもボディタッチは凄かったぞ」
「じゃあどうしたんだよ」
「自分を大切にした方がいいって帰った」
「絶ってーウソだ!」
「サセコからも聞いただろ?」
「男なら反応するだろ」
「あー…オレはあそこまで露骨なのは逆に冷めるらしい。サセコもそれが引っかかってたんだろ」
「勃たなかったのか?」
「あぁ。完全には」
「何だよオマエ。神かよ…性欲とかないわけ?」
「あるよ。ああいうのはダメってだけだ」
「言ってもサセコは可愛い方だろ?どんだけのレベルで納得すんの?」
「可愛いければ良いって問題でもないだろ…
言うなれば…」
「言うなれば…何だよ」
「いや…いい」
「何だよ言えよ。気になるじゃねーか」
「………相性だろ」
「何だよそれ。もったいぶって言うほどの事でもねーじゃん」
「オマエの女子社員から軽蔑されてる問題はいいのか?」
「あぁ…それな。大袈裟に伝えちゃっただけだ
元々知られてる事もあるし、小林さんがそこにいたってだけ」
「へー」
「飲み会来なかったろ?だから食事でもって誘ったら、女子会に巻き込まれた」
「で?」
「ワンチャンあるかなって思ってたけど、ムリだったし、今後もっとムリだな
別の形で出会っても口説ける気しねーんだよな…小林さん」
「ふーん」
「中村はどう?」

中村はポテトを1本摘み、それを点検するように眺めながら

「どうだろな…ああ見えて本当はスッゲーエロい女だったら強引にでもモノにするけど」
「何だよそれ!そりゃ最高だけど、それはもう小林さんじゃねーじゃん」
「言うなよ。小林さんに失礼だろ?」
「オマエが珍しくふざけた事言うからだろ!」

中村は笑ってポテトを食しました。
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