水野勝成 居候報恩記

尾方佐羽

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<2022年、福山城は築城400年>

福山城が横浜にやってくる!ヤァ!ヤァ!ヤァ!

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 さて、お知らせのコーナーです。

 12月22日(土)から24日(月・祝)まで神奈川県のパシフィコ横浜会議センターで、『お城EXPO 2018』が開かれます。お城マニア、歴史好き必見のこのイベントに、今回、福山城(福山城築城400年記念事業実行委員会)が初参加するという情報をキャッチしましたので、つつしんでお知らせいたします。

イベント公式サイト 
http://www.shiroexpo.jp/
(本稿のイベントに関わる情報はすべてここから採らせていただきました)

 先に六左衛門さんを身びいき?で福山城関連について重点的にお知らせを。おがたさわならこう見る、ということです。いろいろな見方があるでしょうから、そのひとつです。

 福山城は『城めぐり観光情報ゾーン』にブースが設置されます。

◻️お城の全体像

 ここではまず、福山城のペーパークラフト(模型)が展示されるとのこと。
 福山城は新幹線の福山駅ホームからも見えますが(あ、先日は写真ありがとうございます!)、360度見ることはなかなかできません。わたしはここで360度なめるように見たいと思います。
 別の項目でも書きましたが、元の福山城は第二次世界大戦のときの福山大空襲のときに焼け落ちました。再建されたのは私が生まれる少し前でした。そうか……ほぼ同じ歳ですか……しみじみ。
 日本の城郭には再建されず城跡になっている場所もありますし、開発されて碑文しか残らないところもあります。戦後しばらくして、福山城を再建しようと熱意を持って力を合わせた市民行政の皆さまに深い敬意を表します。

 勝成が見たら、泣いたかもしれません。
 泣くでしょう。


◻️甲冑

 続いて、水野勝成(放浪の頃は六左衛門)の甲冑(かっちゅう)と阿部正弘の甲冑(レプリカ)です。こちらもなめたいぐらい見たいと思っています。考えてみると甲冑ってよくよくその構成を見たことがないのです。
 甲冑の構成もさることながら……水野勝成については本編で書いていますので、阿部正弘のことを少し書きましょう。

 備後福山藩は藩家が3つあります。水野家は17世紀いっぱいまで。それ以降は松平家、阿部家と続いて明治維新に至ります。阿部正弘は福山藩主ですが、幕府の老中トップとして活躍した方が皆さんの印象に残っているかもしれません。首をかしげましたね。

 ペリーです。
 アメリカの提督(Admiral)として日本に来航し浦賀の地を踏んだ人です。それならば日本史の授業で習ったのを覚えている方もいるでしょう。あのペリーの来航に対処する側のトップが阿部正弘でした。両国間で日米和親条約を締結しました。これが日本の鎖国政策の終わりを告げることとなります。あの頃の幕府の中心にいたのなら、相当なストレスだっただろうなと余計な心配をしたりもします。そのような立場でしたから、甲冑具足を身に付ける機会はなかったと思いますが、時代の転換期に重要な決定を下すという闘いをした人でした。

 そのお二人の甲冑(レプリカ)、時代背景も考えながら拝見したいです。


◻️福山城築城400年クイズ

 え、そんな……私がチャレンジしてペケだったら……とおののく企画ですね。正解すると缶バッジがもらえるとのことです。欲しいなあ……チャレンジしようかな。ピンバッジや城下地図も販売されるようです。地図ですって?もちろんゲットしたいです。いつも書くときは今の道路地図で距離を換算しているのですから、地図は宝です。

 2022年の福山城築城400年に向けて、かの地が脚光を浴びますことを、心から祈念しています。

 ちなみに、『六左衛門』の最初のタイトルは『居候、かの地に戻る』でした。

ーーーーー

 さて、福山城以外にもこのイベントにはたくさんの展示や企画があります。今年のテーマは『天下統一を彩った戦国武将と城』ということで、皆さんもよくご存じの、織田信長が出させた制札、発給した朱印状をはじめ、秀吉、筒井順慶に関わるものも展示されます。今回の目玉は明智秀満の書状、明智光秀に関わる新史料として、本邦初公開だそうです。
 もちろん、全国のお城があちらにもこちらにも。書ききれないです。
 大和郡山城も出ます。

 他にも歴史好きなら知らない人はいない小和田哲男さんのセミナーを筆頭にトークショーやライブなどてんこ盛りのスケジュールです。←入場券が別だったり、もう一杯だったりする場合がありますので、上記サイトで確認を。


〈ご留意ください〉

 本稿は私の興味のあるものをピックアップしており、全体のイベント情報として十分なものではございません。どうかご留意ください。
 そしてぜひ、上記のサイトをごらんくださいませ。

 では、会場でお会いしましょう。

おがたさわ
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