NINE inch stories

尾方佐羽

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コンビニ店長の優雅ではない1日(午前編)

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※このお話はまったくのフィクションです。実在の人物、企業とは一切関係ありません。
(一般的に有名な事実などは参考にしています)

〈プロローグ〉

 東雲(しののめ)ツグミは自宅から徒歩2分のコンビニエンス・ストア『オンリーオン沢上3丁目店』に日参(にっさん)している。

 それでは表現が穏やかすぎるかもしれない。朝・夜・深夜と必ず顔を出す。昼はどうして行かないのか。働いているのだろうと誰もが思うのかもしれないが、この30代半ばの女性は外に出る仕事をしていない。昼にあまり行かないのは今のところ、「暑いから」である。

 沢上3丁目店は狭い都道のバス停前にある。ターミナル駅に面した店舗などはひっきりなしに客が来るが、この店舗は地元の固定客が大半だ。それなので、酒類やつまみなどの需要は駅前より多いという特徴がある。また、子どもがアイスを買うなど、こじんまりした消費活動も目立つ。

 このコンビニエンス・ストアの店長は織田という。名字だけ見れば天下布武を唱えた支配者のような勇ましさを感じるが、痩せていて物静かな青年という感じである。彼は大学を出て人材派遣会社に入った。そして、コンビニエンス・ストアの店長として派遣されたのである。したがってまだ23歳、大半のアルバイトより若いのだ。

「へえ、店長なのに派遣なのか~それって請負なんじゃないの」とツグミはつぶやく。そして、いつものようにレジに砂糖抜きの缶コーヒーをトンと置く。
「ツグミさんは法律にも詳しいんですね……はい、123円になります」と織田が言う。
「うん、法学部だったからね。でも労働法はボロボロで、名誉教授に目をつけられて、みっちり個人教授されました……トラウマだ~」
「名誉教授に個人教授されるなんて、よっぽど……さすが作家志望というか、エピソードの宝庫ですね」と織田はコーヒー缶を袋に詰めながら面白そうに言う。
「悪かったわね。でもさ、織田さん昨日も夜中いたよね。今日か……何時までいるの?」とツグミが聞く。
「9時に人が来るから、そこで退出します。土日はたぶん、今週も来週もフルでしょうね。シフトが埋まらないから」と織田が答える。


 二人は一回り以上年齢が違うし、キャラクターは一回り半ほど違うが、なぜか気が合う。織田が大人しい印象なのに比して、ツグミは個性のかたまりである。パーマのかかった真っ黒で長い髪にレイバンのサングラス(どこかの男からぶんどったらしい)、スタイル抜群でそれを100倍誇張するような服を着ている。バービー人形が男物のサングラスをかけていると考えていただきたい。


 外に出る仕事じゃないのに。いや、外に出る職業だったら、非難の嵐になるだろう。だからいいのだ、と織田は観察する。

 外に出たツグミも考える。

 最近あそこに行って、織田さんがいなかったことがない。
 二重否定は強い肯定だけど、これは否定だ。
「いつも会えるなんて、運命かしら、キャ!」なんてはしゃぐほど、私はオメデタイ人間じゃない。人をうまく回してもらえなくて、織田さんがいるしかないんだ。

 織田さんは最近、顔色もよくない。
 あれじゃ、早晩ぶっ倒れちゃうよ。
 何とかしてあげたい。

 労働基準監督署、『なんでも労働相談ダイヤル』、『いのちの電話』、民生委員、新聞社……うーん、どれも帯に短し襷に長し。そもそも、「ご本人様からご相談いただければ……」って言われちゃうよね。

 ツグミは考える。


〈8月9日、日曜日、深夜0:00〉

 動画がスタートする。
 YouTubeとツイッターに流される。

 コンビニエンス・ストアの店内がモノクロで写し出される。防犯カメラと似たような、店内レジから見ると左奥上方の位置から俯瞰する映像だ。動画の情報には、『コンビニ店長の優雅ではない1日』というタイトルがつけられており、ツイッターのハッシュタグは『♯コンビニ店長』である。

 コンビニに二人組の男が現れる。黒いピッタリしたスーツ、いわゆるモッズ・スーツに身を包んでいる。頭には黒いソフト帽、サングラスでキメている。かのミッシェル・ガン・エレファントのファンなのかと間違えそうだが、帽子が違う。それに、一人は背が高くて痩せているが、もう一人は背が低くてかなり恰幅(かっぷく)がいい。二人ともなめ回すように店内を徘徊する。レジにいる店長も少し警戒している様子だ。すると、恰幅のいいほうが叫んだ。
「エルウッード! バンドだ!! バンドだよ!」
 それを聞いた痩せたほう(エルウッド?)が静かに日用品コーナーの一角でバンドエイドを手にして、ニヤリと笑う。
 そして、二人は悠々とレジに向かい、トン、とバンドエイドを置く。そして、会計を済ませるとまた、悠々と出ていった。

ーあれって、『ブルース・ブラザーズ』だよね。いいねー
ー何かの余興? イタズラ系?ー
ーいや、あれはジェイクがジェームス・ブラウンの説教で天啓を受けたときのセリフだ。イカシてるー
ーていうか、あれ、どこのコンビニ?ー

 さっそく、ネットで話題になり始めている。

〈8月9日、日曜日、深夜1:00〉

 店に男女二人組が入ってきた。一人は胸元が大きく開いた真っ赤なワンピースのサングラスをかけた美女である。涼しそうだ。連れは60代ぐらいの腹の出た男である。見たままを言えば、クラブのホステスと酔った客である。二人は入る時から激しく口論している。
「サエキさんになんか、話すんじゃなかったわ、最低。もう帰ってよ」
「だって、サオリンがちあきなおみが好きだって言うから、Amazonでレコード買って持ってきたのに……『喝采』、最高だよ」
 すると、女性はものすごい剣幕で怒る。
「サエキさんはそうやって、いっつも自分の趣味を押し付けるのよ。これから、わたしをどうにかしようと思ってるんじゃないの!?」
 店長はどうなるのかとハラハラして見ている。そして、レジから出てきた。
「お客様、どうか落ち着いてください」
 店長の姿を見ると、その女性は感極まったようにワッと泣き出した。
「だって……私ずっと、ちわきまゆみのDJが好きだって言ってるのに、サエキさんはずっと間違えていて……」
 店長は、「そうなんですか……」と言って男性を見る。ちわきまゆみもちあきなおみも店長には分からないようだ。男はうなだれる。
「もっかい、Amazonで探します……」
 男がAmazonのギフトカードを買って、二人は出ていった。

ーあちゃー、よく間違えられてた。確かにー
ーっていうか、これドラマか何かの撮影? 渋いとこ突いてくるよね~ー
ー戸川純もよかったなー
ーで、これ、どこのコンビニ?ー

〈8月9日、日曜日、深夜2:00~早朝5:00〉

 この時間帯に変わったことはあまりなかった。強いていうなら、30cmのリーゼントでサングラス、素肌に長ランの男子がトイレを借りて、タバコを買っていたぐらいか。年齢確認をしたら、免許証を見せた。店長の様子から察するに20歳は優に超えていたらしい。

ー氣志團万博の帰り?ー
ーいや、あれ9月だよー
ーこれ、どこのコンビニ?ー

 店長は品出しや賞味期限が切れた食品の処理、キャンペーン商品のポップやシール貼りに余念がない。トイレの清掃も済ませた。時々客が来るが普通である。店長もどことなくホッとしているように見える。そして、3時頃まで作業をすると、客足もなくなったので、レジ脇にある1畳ほどのスペースで仮眠を取ることにした。それも、ドアが開くのに反応してたびたび中断される。

ー大変だな、深夜のシフトってー
ーで、これ、どこのコンビニ?ー
 まだコメントが入っている。

〈8月9日、日曜日、朝6:00〉

 朝になった。平日の場合、コンビニは通勤・通学の客でぼちぼち混み始める。ピークは7時から9時頃まで続く。しかし、今日は休日なので客はさほど多くない。この間にもさほど変わったことはないのだが、ネットユーザはいつ何が起こるかわからないので目が離せない。

 そこに30代ぐらいの一人のサラリーマン風の男性が入ってきた。5分ぐらい前に一度店で買い物をして出た客だ。
「すいません、電子マネーカードの落とし物、なかったですか」
 さっき店で買い物をしたときに落としたのではないかというのだ。さっきは確か現金で払っていたはずだ、と店長は思い出す。
「鞄から出すのが面倒だとおっしゃっていましたが……」と言い、客が鞄をごそごそ探すと、底にパスケースが埋もれていた。客の男性はあっ、という顔をする。そして、店長に礼を言って去っていった。

ーいいねえ、沈着冷静かつ親切な対応ー
ーて、いうかこのサラリーマン慌て者!ー
ー休日も仕事で忙しいんだろうな、同情しますー
ーで、これどこのコンビニ?ー

〈8月9日、日曜日、朝7:00〉

 小学校低学年の女の子がひとり、意気揚々と500円玉を握りしめてやってくる。常連の子らしい。
「てんちょうさん、『ましぇり』の9がつごうは、はつばいですか」
 店長は、あ、という顔をして言う。
「ああ、来てますよ。でもね、まだ包みを解いてないんです。今渡しますね」
 店長はレジから出てきて、マガジンラックの前に積んである雑誌の山から『ましぇり』の包みをほどいて、女の子に見せる。それから、レジに戻りピッとレジを通す。
「はい、540円です」
 女の子はドキッとする。手の中には500円玉が一個しかない。店長はそれに気がつく。女の子は口をへの字にして、泣きそうな顔をする。店長は少し考えている。そして、ハッとする。
「ポイントの貯まるカードは持ってる?」
「うん」と女の子はポケットからカードを出す。店長はそれにバーコードリーダを当てる。そしてニッコリする。
「よかった! 60円分のポイントがついています。これを使う?」
「うん!」と女の子は満面の笑みになって、『ましぇり』を持って出ていった。

ーなんか、いい話……。ー
ーなかなか、機転が効いてるねー
ーそれで、これ、どこのコンビニ?ー


〈8月9日、日曜日、午前8:00~9:00〉

 一方、このコンビニ実況中継?のことは世間一般にも広まり始めている。平日ならば、朝の帯番組でエンターテインメント関連のニュースも流すので、この地味な実況中継が報道される可能性はわずかにあったかもしれない。しかし日曜日なので、朝は硬めの報道番組ばかり、可能性は皆無である。それに対して、ネットでの拡散は早かった。すでに「この店舗はどこだ?」という議論が各所で展開されていた。しかし、それをもってしても、なかなか店舗は特定できなかった。
「うちの近くの店かと思ったけど、行ったら動画とは違っていた」というコメントが山になるばかりだった。
「やっぱり、ドラマの撮影用とかじゃないの。それかドッキリ用に撮っておいたやつとかさあ。編集されているし」という意見も目立っていた。ただ、追及したがる人間はそこらじゅうにいるのである。

〈8月9日、日曜日、午前11時〉

 コンビニにはそこそこ人が入っている。
 昼より少し前なので、昼食用に惣菜や弁当を買ったりする人が多いようだ。昼になってしまうと弁当がメインになるが、この時間帯は女性が多い。

 そこにパッと目を引く一団が入ってくる。若い男性6人である。それが皆、驚くほどの長身にイケメンである。そして皆、白いシャツにジーンズ姿である。そして、お尻のポケットにはサングラスを差している。あえて言う必要はないのだが、白いシャツにジーンズが似合うというのはイケメンの証左である。
 そして、彼らは周りの女性のため息の中を通り抜け、チケットを発券する端末の前に陣取った。そして、何やらやりとりをはじめた。
「よし、見つけたぞ!『おそ松さん』のイベント!取るぞ~6人分」
「イエ~!」と声を揃えて残りの5人。
 この異様なテンションに、周りの女性の羨望のまなざしが一瞬にして凍りついた。

 チケットの発券のため、嬉々としてレジに向かって歩く6人にギャラリーはスッと引いていく。その雰囲気に追いうちをかけるように、レジで6人は小競り合いを始める。
「おい、みんな、自分の分を出せ!」
「え、俺持ってないよ」
「俺も」
「俺、1,000円なら……」
「俺は持ってるけど」
「あ、俺やっぱい~わ」

 レジの前で意味不明なにらみ合いが続く。
 そこにいる誰もがふっと思った。
「おそ松さん……的展開?」

 すると、ひとりがすっとクレジットカードをレジに出した。
「これで、お願いします」

ーこれはトド松的展開だなー
ーしかし、本格的に、見逃せないわ、これー
ー次のイベントは何かな~ー
ーイベントなのか、これー
ーでも、これどこなんだろ?ー
ーロケ地ガイドでググればー
ー出ないよー

 コメントが一気に増加した。

〈午後編に続く〉
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