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続続・かなてぃの恋③
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結局、チャイムがなってしまって、謝れなかった。
1時間目と2時間目の間の休み時間に謝ろうと思ったけど、かなてぃの所に近づく前に、かなてぃはまたどっかに行ってしまった。
またトイレ行ったの?お腹痛いのかな?
それとも、やっぱり怒ってるのかな…。
僕がまた立ち尽くしていると、他の友達に
「おまえら喧嘩でもしたの?」
と聞かれた。
「喧嘩なんてしてない!」
僕はちょっとムキになって答えてしまった。
こうなったら、お昼休みに声かけてちゃんと謝ろう。
それだけを考えていて、授業には全く集中できなかった。
早くお昼休みになってほしくて、僕はずっとそわそわしていた。
ようやく2時間目の終わりを告げるチャイムがなった。
僕はチャイムが鳴り終わるより先にかなてぃの机に向かった。
「かなてぃ!あの、僕…っ」
「結城、今日、オレ腹の調子悪いから昼食わないわ。わりぃ」
と、僕の声にかぶせるようにかなてぃは言った。
そして、またそそくさとどこかに行ってしまった。
僕はまたまた1人取り残される。
流石に僕は確信した。
認めたくなかったけど…
避けてるんだ。僕のこと。
かなてぃの目の前で、ひよしさんとえっちな事をしていた僕を蔑んでいるんだ、きっと。
その事実に気付き、僕はその場を動けなかった。
1時間目と2時間目の間の休み時間に謝ろうと思ったけど、かなてぃの所に近づく前に、かなてぃはまたどっかに行ってしまった。
またトイレ行ったの?お腹痛いのかな?
それとも、やっぱり怒ってるのかな…。
僕がまた立ち尽くしていると、他の友達に
「おまえら喧嘩でもしたの?」
と聞かれた。
「喧嘩なんてしてない!」
僕はちょっとムキになって答えてしまった。
こうなったら、お昼休みに声かけてちゃんと謝ろう。
それだけを考えていて、授業には全く集中できなかった。
早くお昼休みになってほしくて、僕はずっとそわそわしていた。
ようやく2時間目の終わりを告げるチャイムがなった。
僕はチャイムが鳴り終わるより先にかなてぃの机に向かった。
「かなてぃ!あの、僕…っ」
「結城、今日、オレ腹の調子悪いから昼食わないわ。わりぃ」
と、僕の声にかぶせるようにかなてぃは言った。
そして、またそそくさとどこかに行ってしまった。
僕はまたまた1人取り残される。
流石に僕は確信した。
認めたくなかったけど…
避けてるんだ。僕のこと。
かなてぃの目の前で、ひよしさんとえっちな事をしていた僕を蔑んでいるんだ、きっと。
その事実に気付き、僕はその場を動けなかった。
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