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続続・かなてぃの恋⑦
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ひよし先生は、俺を呼び止め、息を切らしながら近付いてきた。
「はぁ、やっと見つけた。なんで放浪してんだよ。飯食ったのか?」
「食ってないっすよ。もう俺なんか放っといてください」
俺は自暴自棄になってそう答えた。
するとひよし先生はあろうことか突然頭を下げてきた。
「吉井、すまなかった」
「なっ、急になんすか!?」
俺は驚いて聞き返した。
「ほら、あん時のせいでお前と空気まずい状態なんだろ?あれに関しては完全に俺が悪かったな、と反省してんだよ」
ひよし先生はぽりぽりと頭をかきながら言った。
俺は何も言わず黙って聞いていた。
少しの沈黙のあと、ひよし先生が続けた。
「空、泣いててさ…」
「えっ、マジすか!?」
俺は驚いて聞き返した。
「あぁ。吉井、お前、空のこと避けてたろ?お前に嫌われたと思って泣いてんだよ」
「はぁ、やっと見つけた。なんで放浪してんだよ。飯食ったのか?」
「食ってないっすよ。もう俺なんか放っといてください」
俺は自暴自棄になってそう答えた。
するとひよし先生はあろうことか突然頭を下げてきた。
「吉井、すまなかった」
「なっ、急になんすか!?」
俺は驚いて聞き返した。
「ほら、あん時のせいでお前と空気まずい状態なんだろ?あれに関しては完全に俺が悪かったな、と反省してんだよ」
ひよし先生はぽりぽりと頭をかきながら言った。
俺は何も言わず黙って聞いていた。
少しの沈黙のあと、ひよし先生が続けた。
「空、泣いててさ…」
「えっ、マジすか!?」
俺は驚いて聞き返した。
「あぁ。吉井、お前、空のこと避けてたろ?お前に嫌われたと思って泣いてんだよ」
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