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お騒がせ中学生①
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Side 空
ガチャと玄関が開き、ひよしさんが帰ってきた。
「空、ただいま」
「おかえり、ひよしさん。あ、お久しぶりです!」
僕はひよしさんの後ろから入ってきた人に挨拶した。
「やぁ、空君。久しぶりだね!」
この人は、ひよしさんのお兄さんの孝太郎さん。
ひよしさんより5歳年上の38歳。
公務員として働いてる。
孝太郎さんは、僕とひよしさんの関係も知ってて、受け入れてくれている。
穏やかで知的な人だ。
ひよしさんと違って(笑)
「ほら、理玖(りく)、お前も空お兄さんに挨拶しなさい」
そう言われて部屋に入ってきたのは、孝太郎さんの息子さんの理玖君。
「空にーちゃん!」
理玖君は、僕を見つけるやいなや飛びついてきた。
「わ、理玖君大きくなったね!」
僕は驚いた。
今年、中学校1年生の理玖君。
去年は僕の胸のあたりに顔があったのに、今僕よりも2,3センチ高かった。
「理玖、中学になってからかなり身長伸びたんだよ。怖いよなぁ、成長期って」
孝太郎さんが笑いながら言った。
「空、抜かれてるじゃねーか」
ひよしさんも笑いながら言った。
「ひよしさん、うるさい」
僕は口を尖らせて文句を言った。
そんなやりとりしている間も理玖君は僕にぎゅーっと抱きついたまま離れなかった。
抱きつくっていうか、身長差的に僕が抱かれてるような構図になってるのが悲しかった。
ほんと、成長期って怖い…
まぁ一応僕も成長期なんだけど。
ガチャと玄関が開き、ひよしさんが帰ってきた。
「空、ただいま」
「おかえり、ひよしさん。あ、お久しぶりです!」
僕はひよしさんの後ろから入ってきた人に挨拶した。
「やぁ、空君。久しぶりだね!」
この人は、ひよしさんのお兄さんの孝太郎さん。
ひよしさんより5歳年上の38歳。
公務員として働いてる。
孝太郎さんは、僕とひよしさんの関係も知ってて、受け入れてくれている。
穏やかで知的な人だ。
ひよしさんと違って(笑)
「ほら、理玖(りく)、お前も空お兄さんに挨拶しなさい」
そう言われて部屋に入ってきたのは、孝太郎さんの息子さんの理玖君。
「空にーちゃん!」
理玖君は、僕を見つけるやいなや飛びついてきた。
「わ、理玖君大きくなったね!」
僕は驚いた。
今年、中学校1年生の理玖君。
去年は僕の胸のあたりに顔があったのに、今僕よりも2,3センチ高かった。
「理玖、中学になってからかなり身長伸びたんだよ。怖いよなぁ、成長期って」
孝太郎さんが笑いながら言った。
「空、抜かれてるじゃねーか」
ひよしさんも笑いながら言った。
「ひよしさん、うるさい」
僕は口を尖らせて文句を言った。
そんなやりとりしている間も理玖君は僕にぎゅーっと抱きついたまま離れなかった。
抱きつくっていうか、身長差的に僕が抱かれてるような構図になってるのが悲しかった。
ほんと、成長期って怖い…
まぁ一応僕も成長期なんだけど。
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