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お騒がせ中学生⑮
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ゲームに夢中になっているうちに夜になってしまった。
お腹が空いたので晩御飯にするのとにした。
「残り物のカレーしかないんだけど、いいかな?」
「うん!空にーちゃんと食べるならなんでもいいよ!」
理玖君、いい子だなー。と僕はしみじみ思う。
「あ、お米ないや。パンならあるんだけど…」
「パンでいいよ!」
「じゃあそうしよっか。ひよしさん呼んでくるね」
僕がひよしさんの部屋に行こうとすると、腕を理玖君に掴まれた。
「いいよ、呼ばなくて」
「さすがにそういう訳には行かないよ…。ねぇ、理玖君、なんでひよしさんと仲悪いの?何か理由があるの?」
僕は突っ込んで聞いてみた。
「…別に…」
理玖君はふいっとそっぽを向いた。
うーん、困ったなぁ。
せっかく遊びにきたんだから、仲良くしてくれたらいいんだけど…。
理玖君の手を優しく振りほどいて、ひよしさんに声をかけてみたけど、野球に夢中らしく、「食ってていいぞ」だって。
ということで、2人でパンをカレーにつけて食べる事にした。
「あ、カレーおいしくなってる。やっぱ一晩置くと違うね」
「空にーちゃんが作ったの?」
「僕とひよしさんの2人で作ったんだよ。僕達、あんまり料理しないから、2人であーだこーだ言いながら作ってたよ」
その時を思い出して僕はちょっと笑いながら言った。
「ふーん、仲いいんだね…。あ、このパンおいしい」
それは、僕とひよしさんのお気に入りのピーナッツバター入りのパンだった。
「おいしいでしょ?これ、近くのパン屋さんで売ってるんだけど、僕これすごい好きでよく買うんだ」
このパンを食べると、ひよしさんと付き合う前の思い出も蘇る。
そういう意味でも大好きなパンだ。
理玖君も気に入ってくれてよかった。
お腹が空いたので晩御飯にするのとにした。
「残り物のカレーしかないんだけど、いいかな?」
「うん!空にーちゃんと食べるならなんでもいいよ!」
理玖君、いい子だなー。と僕はしみじみ思う。
「あ、お米ないや。パンならあるんだけど…」
「パンでいいよ!」
「じゃあそうしよっか。ひよしさん呼んでくるね」
僕がひよしさんの部屋に行こうとすると、腕を理玖君に掴まれた。
「いいよ、呼ばなくて」
「さすがにそういう訳には行かないよ…。ねぇ、理玖君、なんでひよしさんと仲悪いの?何か理由があるの?」
僕は突っ込んで聞いてみた。
「…別に…」
理玖君はふいっとそっぽを向いた。
うーん、困ったなぁ。
せっかく遊びにきたんだから、仲良くしてくれたらいいんだけど…。
理玖君の手を優しく振りほどいて、ひよしさんに声をかけてみたけど、野球に夢中らしく、「食ってていいぞ」だって。
ということで、2人でパンをカレーにつけて食べる事にした。
「あ、カレーおいしくなってる。やっぱ一晩置くと違うね」
「空にーちゃんが作ったの?」
「僕とひよしさんの2人で作ったんだよ。僕達、あんまり料理しないから、2人であーだこーだ言いながら作ってたよ」
その時を思い出して僕はちょっと笑いながら言った。
「ふーん、仲いいんだね…。あ、このパンおいしい」
それは、僕とひよしさんのお気に入りのピーナッツバター入りのパンだった。
「おいしいでしょ?これ、近くのパン屋さんで売ってるんだけど、僕これすごい好きでよく買うんだ」
このパンを食べると、ひよしさんと付き合う前の思い出も蘇る。
そういう意味でも大好きなパンだ。
理玖君も気に入ってくれてよかった。
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