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One Summer day㊲
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「結城、ごめんな。あいつら変な絡み方して」
「ううん、大丈夫だよ」
かなてぃはいつもこうやって僕の事を気遣ってくれる本当に良い奴だ。
「吉井、よくやった」
埋められたままのひよしさんがかなてぃにそう言った。
「いえ、俺の連れがすいません。お詫びに埋めるの手伝いますよ」
「お前マジで海に投げ込むぞ」
かなてぃとひよしさんのやりとりって結構面白い。
「ところで、結城が着てるパーカーってひよし先生が準備したんすか?」
「あぁ、悪い虫がつかないようにな」
「グッジョブっす」
ん?虫?何の話かよくわからなかったけど、2人はなんか盛り上がっていた。
それより僕は気になっていた事があった。
「かなてぃって、結構腹筋すごいよね」
「え、そうか?」
「うん、ビックリした。ちょっと触ってもいい?」
「あ、あぁ、いいけど…」
「やったー」
僕はかなてぃの腹筋をさわさわしてみた。
「すごい!固い!筋トレ結構やってる?」
僕がそう聞くとかなてぃは何故か顔を赤くして固まっていた。
「…?かなてぃ?どうしたの?」
「あ、いや、なんか結城に腹筋触られてちょっと興奮した…というか…。あ、わり。あいつらから催促のラインきてるわ。そろそろ行かねーと」
かなてぃがスマホを見ながら言った。
「そっか、わかった!また明日学校でね!」
「あぁ、またな!ひよし先生もまた!」
「おー」
かなてぃは小走りで行ってしまった。
「空、お前ほんと天然無自覚だよな」
「え、なにそれ?」
ひよしさんによく分からないことを言われて僕は首を傾げた。
「ううん、大丈夫だよ」
かなてぃはいつもこうやって僕の事を気遣ってくれる本当に良い奴だ。
「吉井、よくやった」
埋められたままのひよしさんがかなてぃにそう言った。
「いえ、俺の連れがすいません。お詫びに埋めるの手伝いますよ」
「お前マジで海に投げ込むぞ」
かなてぃとひよしさんのやりとりって結構面白い。
「ところで、結城が着てるパーカーってひよし先生が準備したんすか?」
「あぁ、悪い虫がつかないようにな」
「グッジョブっす」
ん?虫?何の話かよくわからなかったけど、2人はなんか盛り上がっていた。
それより僕は気になっていた事があった。
「かなてぃって、結構腹筋すごいよね」
「え、そうか?」
「うん、ビックリした。ちょっと触ってもいい?」
「あ、あぁ、いいけど…」
「やったー」
僕はかなてぃの腹筋をさわさわしてみた。
「すごい!固い!筋トレ結構やってる?」
僕がそう聞くとかなてぃは何故か顔を赤くして固まっていた。
「…?かなてぃ?どうしたの?」
「あ、いや、なんか結城に腹筋触られてちょっと興奮した…というか…。あ、わり。あいつらから催促のラインきてるわ。そろそろ行かねーと」
かなてぃがスマホを見ながら言った。
「そっか、わかった!また明日学校でね!」
「あぁ、またな!ひよし先生もまた!」
「おー」
かなてぃは小走りで行ってしまった。
「空、お前ほんと天然無自覚だよな」
「え、なにそれ?」
ひよしさんによく分からないことを言われて僕は首を傾げた。
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